9日目

目の前のあなたは私ではないし、あなたでもない、生々しい体温だけ。満たされた幻覚に、愛を散らして、目に染みる、首から頭にかけて、言い訳が通った神経、大きな蛇が巻きついている。

怖いです、この恐怖が笑われること。
踏まれた三つ葉に、同情したまま大人になって、
自分では考えられないから、真似をして泣いて、私は、人は、誰かを愛すと言う自信はない。
薮を進む、前の見えない日々に、それでも手を繋いで立っているあなたが、言葉の心で眠れれば良いのに。

好きと言われた、そんな感じ。