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【文学フリマ東京38】準備中あれこれ

「文学フリマ、気になってるんだよね」

いつも下準備もせず、ダメ元で色々手を出す性格。既に先着枠がなくなっていて、抽選枠への応募期間になっていた文学フリマ東京38へ、慌てて申し込む。

申し込んだ後、「告知が足りず売れなかった」などのネット情報を目にして急に焦ったり。
売れないのはつらいから、抽選から外れた方がいいかも……なんて怖気付いてたら当選したり。

告知するか悩んで結局告知する

「宗教二世の告白本」というのは、書いた私本人はスッキリしているのだけど、物議を醸す類の本ではある。

Amazonでも買えるものを、わざわざ入場料のかかる文フリで購入するだろうか。

気にしてくれているTwitter(現X)のフォロワーさんたちはとっくに読んでくださってるし、「文フリに出品するから来てください」ともなかなか言えず。

まあでも、一応告知はしました。
近くなったらまた告知します。

あっ、書きながら思いついたけど、本に載せられなかった没エピソードを無料配布したらいいのかな。ちょっと考えてみよう。

小学生の娘が参加意欲を見せる

ZINEと呼んでいいのか分からないけれど、フリーペーパーを作ってみた。
学級新聞みたいなやつ。

その名も「本音新聞」。

一生懸命作っていると、横で下の娘が興味を示し始めた。
そして、自分も参加すると言い出した。
上の子ならともかく、下の子は退屈するんじゃないかな……。

しかし、彼女は自分も配布するためのフリーペーパーを自作し始めた。

パンダのキャラまで私のと揃えてくれた。

こうなったら、未来の文学の担い手として連れていくしかないだろう。しかし、大人の私は一枚ももらってもらえない可能性も覚悟して作っているが、小3の彼女はワクワクだけが先行してしまい、現実を知らない。

一応、「もらってもらえないかも知れないから、そんなに刷らない方がいいんじゃないかな?」とか、慎重にアドバイスしたりしている。

打ちひしがれて文フリ嫌い!とならないか心配。なんかもう、私はいいから娘の作ったフリーペーパーだけでももらって帰ってください(笑)。


休憩を多めに取ったり子供が飽きちゃったら早退するかも

プロ志望の人も多いのだろう文学フリマに、こんなマインドで参加していいのだろうかという気後れを感じつつ。

いや、そもそも子供の入場を特に禁止していない主催者側の意向からも、勝手にファミリー排除なイベントのレッテルを貼るような不安をここに吐露することすら失礼なんじゃないかと思い始めつつ。

なんだか気にしすぎっぷりな性格が出てきてしまったので、考えるのをやめます。
あとは野となれ山となれ。

勝手に文フリに理想を抱いて語って良いのか分からないけれど、どうせなら「大人が楽しそうにはしゃいでる世界」を、10代未満の娘に見せたい。

そして宗教マイノリティ出身の私は、そんな風に一般の人たちが作ったイベントに対して、勝手に当事者意識を持つことは、もしかしたらとんでもなくおこがましいんじゃないか、と今でも思っている。

ただ、少なくとも、うちの娘は宗教とはまったく関係ない。私さえ黙っていれば、娘は何の気後れも感じる必要なく、文フリを楽しんだり、文フリに期待したり、文フリに失望したりできるわけだ。

といいつつ、ブースでは商業出版した宗教二世本を売るんだけどね。

親子で陳列の練習までしてしまった

小学校の卒業文集が、廃止の方向らしい。

最近たまたま、そんなニュースを耳にした。

理由は、一生残るものへのプレッシャーや責任が、従来よりも大きくなったからだという。

個人情報を書いちゃいけないとか、友達の名前を出しちゃいけないとか、刷った後に保護者から書き直し要望が入ったりとか。

生徒一人一人に添削する時間が年々増え、先生たちの負担になってるとのこと。

確かに、有名スポーツ選手の卒業文集なんかはもてはやされるけど、犯罪を犯した人の卒業文集が掘り起こされたりしているのを見ると、複雑な気持ちにはなる。

文章を書くのが好きな小学生は、これからは卒業記念に文フリに出店するのもいいかも知れない。

それではまた、別の記事でお会いしましょう。

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