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"布教される"に成功した話

こんにちはみかんです、好きってすごいねって言いにきました。

このnoteはobscure.さんによるボカロリスナーアドベントカレンダー企画参加noteになります!

他の方々のnoteと企画概要説明はこちらからどうぞ!

年末にわくわくする企画を本当にありがとうございます!

はい、ということで突然ですが、皆さん、「この人の曲自分の好みじゃないけれど伸びてるし多分良い曲なんだろうな〜まぁ刺さらないけど」とふわっと認識してるボカロPっていますよね、いませんか、私結構いるんです。
別に嫌いな訳ではなくてどこが良いのか全く分からないとか、そこまでではないけれども、う〜〜ん刺さらないな〜〜て感じの。

そういう人の曲をちゃんと聴こうって思うきっかけ、TLでちょっと話題になるとか、ランキングでサビだけ聴くとかじゃ絶対無理なんですよね、というか自分の場合本当に捻くれてるので前者とか逆効果にすらなり得るんですよね(は?)

でも仲良い友達がすごい好きすごい好き良いぞ良いぞってずっと言ってるのを聞いてたら気になってしまいました。

私にはsyudouさんの曲が大好きな友達がいます。リアルの方です。好きな曲がかかると絶叫するタイプの推しに正直なオタクです。
私はsyudouさんの曲があまり好きじゃありませんでした。特に理由はありません。

ちょっと宗教くさい不穏な音とかすれ気味なミクさんの声とドロドロした歌詞、全部全部別に嫌いじゃないんですけれど、好きじゃ無かったです。聴きながらどうノったらいいのかわからなかった。

今年の1月、「ビターチョコデコレーション」が投稿されました。

わかりやすい限界オタクと化した友達は呼吸かよってくらいビタチョコを聴きまくり発作のように毎日毎日何度も最高すぎると零します。
TLでも結構見かけました。

私も聴きました。

い〜〜ややっぱ刺さんねえ!!!!!!!!!!

という気持ち。

どう楽しんで聴けばいいのかがわからない…わからねえよ…!!!!!!!!なんかこうなんかすごいのはわかる……!!!盛り上がるとこどこだ!!!
そう私が一人でモヤモヤしてる間にビタチョコは滅茶苦茶伸びます。

そして2月頃、ビタチョコを含むsyudouさんの楽曲が何曲かカラオケ配信されることになりました。

Twitterでそのお知らせを見るや否やその友達は公園を駆け回り、混乱した私もそれを追う形で思わず一緒に駆け回りました。
ビタチョコ何回も歌うぞって意気込んでました。
まぁ一緒に祝って盛り上がれた方がいいよなと私も覚えなきゃって勝手に使命感に駆られまして、その日から狂ったようにそこまで好きでもなかったビタチョコを摂取し続けたんですよね。
学校で合唱曲を覚えるあの要領で覚えました。
ひたすら再生しました。
無事配信日にはなんとかある程度歌えるようになり、やったね。

この辺で1つ驚いたのが聴き続けているうちになんとなく自分がビタチョコを好きな気がしてきたのです。

もう洗脳、超洗脳、恐ろしや、

まずこれが第一次syudouショックです。

あのクソ臭い牛乳も同じように飲み続けてたら美味しい気がしてくるのでしょうか。

でもやっぱりというかなんというか、当然ですがsyudouさんの他の曲はどうも自分にグッと来ないまま。

そんなこんなで今年の4月

「コールボーイ」の投稿です。

ここで第二次syudouショックが起こります。でかかったです。

「VOCALOIDと…歌ってる…だと!?」

ただそれだけがチョロいオタクの心臓ど真ん中にぶっ刺さりました。射抜かれました。

その時の私

ボカロと歌ってるのが好きなのでたくさんリピートしましためっちゃ好き。

実はこの曲も1発目最初からドカンと来たわけではなかったのですが、
脳内に住むもう一人のボカロリスナー私が「コレハアナタニトッテスルメダヨー」と囁いてたので。
プレイリストに入れた最初から後の優勝が約束されていたようなものでした。

すごい好きでしたコールボーイ、
もう発狂です。刺さらない刺さらないとずっとモヤモヤしてたこの人の曲が今こんなにも強く自分の心を掴んでる!!

今までなかった謎の感動。

このコールボーイについて語りたいことは山ほどあるのですが長くなるので省略します。とりあえず滅茶苦茶好きでしたこの曲。
周りが好きだからとかそういうの無しに聴きまくりました。やばいやばいこれはやばい、ドハマりしました。

コールボーイがすっかり大好きになった私はほぼコールボーイのためだけに超ボーマスでsyudouさんのアルバム「最悪」を購入しました。

他の曲はあまりちゃんと聴き込んでなかったんですけれど
コールボーイが入っていたので買いました!!!!!!!!!!!コールボーイ!!!!!!!! 愛してる!!!!!!

イベントから数日後、超ボーマスで買ったCDを消化していきます。
どんなに好みじゃなくてもとりあえず買ったCDに入ってるボカロ曲は全部フルでちゃんと流すと決めているので「最悪」も一曲目のアイソトープから再生、次に邪魔、次に馬鹿…

あれあれこの人の曲良いのでは……????!!!!!!!!

第三次syudouショックです。

その時の私


自分でええ!?て感じです。あれだけ自分の中では周りの人ほどガツンと来ないな…と思ってた曲達が!ガンガンきました!なんでなんでなんで!!!!!

私は訳が分からなくて聴き終わってからちょっと考え込んでしまいました。何が変わったのだろうかと考え込みました。聴き方が分かったのです!!!多分!!!コールボーイです!!!(?????????????)

この一曲がぶっ刺さり自分で好んで聴き込んでから私はsyudouさんの曲の楽しみ方と言いますか、良いところ、ノリ方、それが分かるようになったのです!
そうなんですそうなんですよ。自分で何言ってんのか分からねえ。

この人のこういう曲はこう構えて聴くんだなというのが分かったのでそれまで刺さらなかった曲が良いなと思えました。
すみませんここが私の語彙力の限界です。

フィーリングの話を言語に置き換えて人に解説するの、note書くたび思うんですけど滅茶苦茶難しいですね助けて。

そのアルバム「最悪」の最後に入っていた、「アンチテーゼ貴様(syudou ver)」もむっっちゃくちゃに良くて好き度上がった理由の一つでして。
その話もしたいのですが、話が逸れまくって多分終わらないのでまた別な機会に語りたいと思います。

2019年のVOCALOIDは私にとってsyudouの年でした。これはマジです。

私のツイッターを日頃見てる方々は他にあんだけ他に騒いでたのあったろ…と思うかもしれませんが、

それとこれは話が別です。

はい。

そんなに好きじゃないなうーんうーんと一歩引いて見ていたものの良さに気づけた!!!

結構な✝️革命✝️だったのでsyudouの年です。

身近な人の強めの好きの感情って本当にすごいなと思いました。見てる聞いてるこっちもつられて惹かれてしまうものですね。

私日頃から自分が好きなものの話を人に押し付けることばっかりやってて、周りに好きなものゴリ押される機会が少なくて。

自分はその人の曲が刺さらないんだ的な事を確か最初のほうにその子に言った気がするんです。

それでもめっちゃ布教されました。好きじゃ無くてもいいから聴け聴けみたいな事何回も言われた気がします。

いや、本人別に布教してるつもりはなかったのかもしれませんが!勝手にされてた!こう!なんていうか!カラオケとかいくとやっぱsyudou曲を入れて横でめっちゃ高まってるわけですよ!そういうのが積み重なってくとやっぱ自然と気になるわけですよ!

多分その友達がsyudouの曲好きじゃなかったら私はコールボーイもまともに聴いてなかったと思います。ランキングとかでサビだけ聴いて「まぁこの人の曲あまり自分の好みではないからな……」って
ぼーっと聴いてスルーしたと思います。もちろんCDを買うこともなかったので本当に感謝です。

これは余談ですが、その友達も私が何度もカラオケで歌っているうちに私の大好きなボカロPであるshrさんの曲、それまで何が良いのか分からなかったのになんか良い気がしてきたそうで、
友達っていいなと思いました(ボカロリスナー的な意味で)

興味を持つ好きになるきっかけとして最強なのではと思いました。もう身の回りを全員熱量やばいボカロリスナーで固めたいです、色々好きになれそう。

人の猛烈な好きにゴリ押されるのって楽しいね。

マジでありがとうsyudouの曲が好きな友達!ありがとうコールボーイ!ありがとうsyudou!


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