巻乃もなかで幸せになれる概念

「ええと、今日は私のような若輩者の話を聴きに来てくださって、ありがとうございます」

「こういうのは初めてで、緊張しいなのですが、ガチガチなのは大目に見てください。どうぞよろしく」


「今回「巻乃もなか」をテーマに話してほしいといわれまして、正直、専門外なのですが、頑張ってはなしてみようと思います。」

MDC達(巻乃もなかか…)

「最初に言ってしまいますと、巻乃もなかで幸せになろうというのはバカらしいということです。」

バイク乗りのMDC「異議あり!」

「⁉︎」

突然の発言に、講義を聴きにきた全員が仰天したようにどよめいた


バイクMDC「巻乃もなかで幸せになれないと決めつけるのは早計だ」

「ええと、まあ、いいですよ。ディスカッション形式の方が話も弾むでしょうし。
でもその前に、私の考えを話させてください。」

「これまで、世界中のMDCたちが巻乃もなかは存在するだけで幸せになれる概念についての理論を提唱してきました。主な理論だけでも11に及びます。」

「でもそれらの理論はいずれも、
仮説の域を出ません。
場合によっては11個の中の別の理論によって否定されているものさえある。」

「では、実際にみなさんを幸せにする巻乃もなかという概念を作るにはまず、何が必要か考えてみましょう。」 

「代表的なところだと、巻乃ヒモ理論とコンビニスイーツ理論ですかね。」

「巻乃ヒモというのはその名の通り、
巻乃のヒモになることで幸せになるということです。」

「夢を追っている貴方は、
働きもせず巻乃に養われながら
他の女にスパチャをしている。」

「そんな貴方を養う為に、
巻乃は配信のかたわら、
バイトを増やしている…」

「いつかBIGになってやると
夢を追ってる貴方の言葉を信じて…」

「というわけで、巻乃ヒモ理論で
幸せになるために用意する物は3つ」

「金、お金、マネー」

ざわざわ…
(会場のMDCのどよめき)

「その1、先ず金が無いと養えない」

「その2、お金が無いとバイトに時間が奪われ
巻乃の睡眠時間がなくなっていく」

白組のMDC「モトモトネテナイジャン(ボソ…)」

「☆°。⋆(っ'-')╮=͟͟͞✑」

サクッ!

赤組のMDC「アリガトウゴザイマス!」

「ええと、その3、スパチャもタダではない。
つまり、マネーがないと他の女にもスパチャできないということです」

「仮に、これらを全て用意できたとしましょう。
果たしてそれで、幸せになれるでしょうか?」

「お金があるから夢を負わなくなった貴方をみて、
もなちゃんはどう思うでしょうか?」

「他の女にスパチャをなげて、
もなちゃんはどう思うでしょうか?」

「巻乃もなかで幸せになってると言えるでしょうか?」

「これでもまだ、巻乃もなかのヒモになりたいと思いますか?」

(沈黙のMDC…)

クスッ

「誰も挑戦したくないみたいですね。」

「では、次の理論にいってみましょうか。こちらはもうちょっと現実的かもしれません。」

「コンビニスイーツ理論。
これは、巻乃もなかが紹介した
コンビニスイーツで幸せになるというものです」

「用意するものもスイーツとお金くらいで、
一見簡単そうに見えますが、実は大きな落とし穴があります。」

肉まんなMDC「太る味か…」

「そうです。この理論は、常に体重計と
隣り合わせなのです。」

「コンビニスイーツを食べた後は
幸せを感じられますが、
体重計にのる恐怖にも怯えなければなりません。」

「これではプラマイゼロか、
マイナスになってしまう
可能性もあります。」

寝るだけのMDC「体重はプラスだがな。」

「☆°。⋆(っ'-')╮=͟͟͞」✑」

0(:3 )~ ('、3_ヽ)_

「体重計に乗らなければいいのかも知れませんが、
現実を直視しなければ後悔するのは自分なのです」

「さらに、巻乃が紹介したスイーツが
必ずしもコンビニに置いてあるとは
限らないのです。」

「品切れ、発注ミス、そもそも入荷してない。
様々な要因で、スイーツをゲットできないとなると、安定した補給ができません。」

「つまり、これも巻乃もなかが
幸せの概念とは言いがたいのです。」

金髪美少女MDC「アイス×100」

「ペロペロはしません。」

金髪美少女MDC「(´・ω・`)」

「時間も無いので、巻きで行きますね」

「生活リズムガタガタ理論とは、
巻乃もなかの生活リズムをトレースし、
常日頃から巻乃もなかを感じて幸せになるという理論です」

「率直にいって、
普通の時間に生活してください。
今はよくても未来にひびきます。」

歳上のMDC(ニワカ)「おっふ…」

「ブリッジ理論。腰をいわすので
気をつけましょう」

エルダーMDC「サロンパスどうぞ」

「ありがとう。」

「ブラックマキノ理論。
これは巻乃のストレスが溜まった時に
現れるもの自己防衛機能です。
会えない方が寧ろいいのです。」

「えちちチック物質理論。巻乃は清楚です。」

「巻乃芸人理論。巻乃は清楚です。」

「よく考えて下さい…その理論、もなちゃんが見たらどう思うでしょうか?」

半数のMDC「ぐふぅ!」

「インターネットやめろ理論。やめたら推せないだろ!仲良くはしろ。」

製作者MDC「言及をやめます」

「紅茶タイツ理論。論外!」

結目P「そんな_:(´ཀ`」 ∠):」

「APO 800mm F5.6 EX DG HSM理論。
沼です!」


「こんなところでしょうか…
こんな理論で、巻乃もなかの概念だけで
幸せになれるなんて…おこがましいんです…」

MDC「じゃあ12番目の理論ではどうでしょうか?」

「へえ、どんな理論ですか?
聞くだけ聞いてみますよ。」

MDC「それは、ふわとろオムライス大好き理論です。!」

「!?」

MDC「オムライス屋さんでイメージガールになって
みんなを幸せにするんです。もななの大好きなふわとろオムライスを布教するんです!」

「ふわ…とろ…」

MDC「そう!美味しいふわとろのオムライス!
あれを食べて…もななの好きなふわとろのオムライスを食べて、
幸せになれないわけないじゃないですか!」

「好き…私もふわとろオムライス大好き!」

笹MDC「そう!そして、MDCはみんなもななのこと大好きなんだよ。」

巻乃もなか「私…ホントにみんなを幸せに出来てるのかな…?」

MDC先輩「幸せだぞ!」
マックスMDC「もちろん!」
後方腕組みMDC「鎖骨」
豆MDC「いつもありがとう!」
齧歯類MDC「幸せですん」
パンダMDC「神に感謝」
タマネギMDC「メガネかけて」
ゴリラ「ウホッ」
野生のMDC「インターネットやめないで」
健全なMDC「水道トラブル5000円」
くまMDC「巻乃がいないとこまる」
山椒MDC「
ツインテ中毒者MDC「ツインテ大好きです」
医者猫MDC「える…ぷさい…」
池谷MDC「こんぐるぅ!」
メイドMDC「メイド姿も可愛い!」
黒猫MDC「いい歌声」
MarkIIDC「もなな好き!」
ケンMDC「ご来店ありがとうございまーす」


巻乃もなか「みんな…」

笹MDC「ねっ!例えオムライスがなくても、
もななの存在に救われてる人も沢山いるんだよ。」


笹MDC「だから、自分じゃ人を
幸せに出来ないなんて言わないでもなな。」

巻乃もなか「うん…がんばる!みんな幸せにできるように…あたいがんばる!」

ハッピーエンド

パンダMDC「ささかまさん。耳からなにか垂れてますよ?」

笹「え?あ、これは…さっきまでしてたおしるこプレイの…はっ!?」

巻乃もなか「他の女の所にいってたんですか?」

BADエンド

みんな神田たまごけんでオムライス食べて幸せなろうね!

extra theory


巻乃もなか先輩理論…(執筆中)


足どりは遅く 時の流れは早く…
遅刻寸前だというのに、
いっこうに急ぐ気になれないのは
この坂のせいだろう…
山の上にそびえたつ校舎は、
さながら勇者の行軍を迎え討つ魔王城のようで、
ただの村人の自分では近づくのも恐れ多いくらいだ。

しかし、村人でもない高校生の自分は
魔王城でもない校舎に向かわなければならないのだ…
ん?最近は村人でもおれつえー系主人公のラノベがあったっけか?村人にもなれないのか俺は?

入学してから1カ月たっても
いまだになれない通学路に
心を折られそうになりながらも、
なんとか遅刻をしらせるチャイムが鳴る前に
校門をくぐることのできた俺は、
いそいそと教室に向かう。
窓側最後尾の自分の席に座ったところで、
チャイムがなった。
あぶないあぶない。

「コラァ!最上級生になってたるんでるんじゃないか巻乃!!」

「ちょっと遅れただけやん!1分や1分!最上級生の自覚もあるし、堪忍してや💦」

「そうだな…最上級生じゃなくてもそんな感じだったしなぁ…」

「はぁ!?なんで急にしみじみした目でみつめるん!?おかしいやん!?先生こそお腹共々たるんどるんちゃいます!?」

「ほう…せっかく見逃してやろうと思ったんだが、
そんなに先生の指導が欲しいのか…」

「急いで教室に向かいまーす!!!」



窓の外では生活指導の先生と上級生がコントを繰り広げているのを横目に、
朝のHRの内容を右から左に受け流し
今日もまた放課後がやってくる。

ん?展開がはやい?
授業中の描写なぞ
誰が得をするというのだ

さてはともあれ放課後、
クラスメイトの大半は入部ないし
体験入部しているなか、
特に入りたい部活があるわけでもない俺は
そそくさと帰り支度をしていたのだが、
とりあえず一通り部活動をみてこいと
担任に言われたので
校内をぷらぷらしていた。

家に向かって帰宅をする部活でも作ろうかなと
考えながら歩いていると、
曲がり角で人とぶつかる。
ごめんなさいと何度も謝る女子生徒の声に
聴き覚えがあるなと思っていたら、
「あ、弛んでる先輩」
と、つい心の声がもれてしまった。
「はぁ!?どこが弛んでんねんよお見てみぃ!
この引き締まったぼてぃのどこが弛んでんねん!」
っと、いきなり腹をチラッどころではなくモロに
見せてきた最上級生のヘソをガン見していたところ、
急に我に返った彼女は顔を真っ赤にしながら
「ひぃやぁ!みんといてぇ〜」と悲鳴をあげてうずくまってしまった。
いや〜いいものを見せてもらいました。
弛んでるっていってすみません。
きっと毎日腹筋4700回くらいやって
維持しているのでしょう。
それでは!っと心の中で合掌しながら
その場を去ろうとすると、
不意に裾を掴まれ阻止される。

「ちょい待ちぃ…どこに行こうとすんねん…」

涙目ながらも引きつった笑顔を浮かべた先輩(笑)
がそこにいた。

「いえ、わたくしは用がありますゆえ、
早急に向かわねばならぬ場所があるのです…」

精一杯の敬語を使い、
なんとかその場から逃げようと試みるが、

「こんな時間にこんなところをぷらぷら歩いてるっちゅうことは、部活を探してるってことやんなぁ?
用があるってことはそういうことやんなぁ?
ならてつどうてあげるから一緒に来てくれへん?」

うっわあ、すっごい早口。俺じゃなきゃ聞き逃してたね。

「じ、事務所にでしょうか?生憎ですけど俺は元服は迎えましたけど指を詰める覚悟はまだ…」

「部室や部室!君、まだ部活入ってない新入生やろ!?」

「い、いえ…ちょうど家に帰宅する部活でも作ろうかと思ってたところd「ただの帰宅部やん!それなら
うちの部活紹介してあげるさかい、ついてきてくれる?」
「い、いや〜サッカー部もいいかなぁ〜って「うちのお腹も見たやんなぁ?ついてきてくれる!?」

有無を言わさない鬼気迫る涙目先輩の圧に、
俺は首を縦に振ってしまった…

先輩がもっていたハードカバーの資料を半分(大半)
もたされながら

(今日はここまで!明日もちょくちょく更新しまーす)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?