日常

植物図鑑
（有川浩:2009・松竹:2016）

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☘植物図鑑🌿

最初に見たのは多分大学生のとき。

なにもかもうまくいかなくて
モヤモヤして学校にも行きたくなくて
なんとなくグダグダしてた日。

ふらっとレンタルショップに立ち寄って
見つけた作品。


作品自体は知ってたけど見てなくて。
なぜかそのときすごく気になって思わず借りた。

1人で家に帰って見たら
主人公のさやかに
すごく感情移入してしまった。


うまくいかないとキツいよね。
なんかわからないけど
行き詰まることあるよね。

みたいな。


当時の私は息抜きがヘタクソで
いつも追い詰められていたように思う。

課題にも部活にも試験にも。

この作品はそんな切羽詰まった日々に
いい意味の逃げ道を教えてくれた。

休みの日の過ごし方を考え直せた。

遠くに行かなくても
身近な場所に発見があって
いつもの場所でも一緒に行く人によって
楽しさも変わる。

その与えられた場所、時間で
楽しめる人になりたいし
そんな人といられたら
楽しいだろうなって思った。


このコロナ禍で時間ができたので
改めて本も読んでみた。

本にしかない描写もたくさんあって
読んでみて良かったって思えた。

原作を読んだことで、
映画の見え方も変わったりするのかな？

作品に出てきた料理も作ってみたい。


何気ない『日常』を送れることが
どれだけ素晴らしいことかを感じた。

近所に川沿いでも散歩してみようか。

また時間ができたら
映画も見返そうと思う。

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2020.06.23

※この文章は別サイトに掲載していた自身の文章の再掲載です。