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2回目の山下達郎ライブ PERFORMANCE2023

2023年9月1日金曜日、私にとって人生2回目となる山下達郎のライブの日。

前回の記事から1年以上が経った。
変わったことがいくつかある。
ひとつは、去年の時点で検討していたファンクラブへの入会を晴れて今年の2月に果たしたこと。
入会方法がとてもアナログなやり方でハードルが高かったんだけど、入会特典のバンダナ(バンダナである)は喜んでバッグに結んだし、会報はうれしいし、ファンクラブ枠で無事今年のツアーのチケットも確保できたから入ってほんとによかった。
何より「自分は山下達郎のファンクラブに入っているのだ」という優越感に浸れる。もちろんファンクラブに入ってりゃ偉いってわけじゃないけども。
もう契りを結んだ、という気持ちになった。

あとは山下達郎公式ぬいぐるみ「タツローくん」を入手したこと。
山下達郎のぬいぐるみ。
去年、ファンの人がトートバッグに付けていた「タツローくん」を見かけたときは、まさか自分がこれを購入してぬい活三昧の日々を送ることになるとは夢にも思ってなかった。最初はかわいいと思ってなかったし。
これがめっちゃかわいいんですよ。
お出掛けの際は必ずタツローくんを連れて行くのがお決まりとなった。
お食事と撮ったり季節の花々と撮ったり町の風景と撮ったり・・・見慣れた地元の風景も、タツローくんがいると途端に輝いて見えた。

達郎ファンの先輩であり、ぬい活の先輩でもあったSNSのフォロワーさんにはたくさん付き合っていただきました。改めて感謝申し上げます。来年もどうぞよしなに。

また、他のミュージシャンのライブでフォロワーさんから「タツローくんにご挨拶させて!」とたくさん声をかけてもらったのもうれしかった。
まるで息子ができたみたいで(ご本人は古希)

というわけで2023年の前半はぬい活三昧だったわけだけど、
7月、そこに新たに「山下達郎のアクリルスタンド」というニューアイテムが登場。
世はアクスタブームではあったけれどもまさかあの写真嫌いの山下達郎が実写のアクスタを?!とすごい反響。
ファンじゃない人も「ご利益ありそうだから買お~☆」みたいに言ってるのを見かけた(なんだそれ)
私ももちろん購入。2種類とも。クマの着ぐるみもかわいいけどお気に入りはやっぱりオレンジシャツのスタンダードタイプ。
オレンジシャツの達郎さんって私が生まれて初めて見た達郎さんのスタイルだし。

なんの話?
ライブレポが一向に始まらない。すみません。

そういうわけで、去年のライブ前と、今回のライブ前では「山下達郎」への気持ちが全然違っていた。
去年のライブ前までは、山下達郎のことを「いい曲を書くレジェンド」くらいにしか思っていなかった。
でもライブを初めて体験して、今までにない衝撃を受け、そこから山下達郎を深堀りして行ったら、もう「大好き」になってしまった。

山下達郎という概念をギュッと抱きしめたいくらい大好き。

何よりも、最優先したい人物となった。

ピントが合わない

そんな気持ちで臨んだものだから、私は極度に緊張していた。
今年もちゃんとライブレポを書こうと、今現在キーボードを叩いてはいるものの、実際のところ緊張しすぎて漠然としか覚えていない。

なので記憶にあることだけ書く。

会場は去年と同じ福岡サンパレス。
1曲目「SPARKLE」
私は去年、この曲のイントロのギター1フレーズですべてを持って行かれた。達郎さんがかき鳴らすギターの音に心を奪われた。
今年は去年ほどの衝撃はなかった。
やはり「初めて」でしか味わえないものだったのかな。
去年の衝撃というのは、自分が16年間色んなミュージシャンのライブに行ってきて、その中で一番の衝撃だったから、これをまた越すものはなかなかないのではと思うけど・・・

かなり割愛します。

今年は達郎さんの古希イヤー。
70歳にちなんだ曲をやろうと思ったけどそんなものはなかったので、自分の好きな曲をやる!ということで披露された
「GROOVIN'」
サンソンのエンディングでお馴染みのヤング・ラスカルズのカバー。
サンソンで流れる音源はゆったりとしたテンポだけど、今回のライブアレンジがたまらなかった!
まるでシュガーベイブの「こぬか雨」みたいな躍動感!多幸感!!めちゃくちゃよかった。
70歳だからということで、メンバーみんなで合わせる70回のカウントもすごかった。もちろん達郎さんも手持ちのテレキャスで。速すぎて途中から追えなかった。また聴きたいなあ。

「SILENT SCREAMER~BOMBER~SILENT SCREAMER」
楽しすぎたことしか覚えていない。SILENT SCREAMER大好きめちゃくちゃかっこいい。
このとき達郎さんホイッスル吹いてた?すべてが幻想のようでだめだ。今すぐまた聴きたい。(覚えてないじゃん)

「LET'S DANCE BABY」
去年は鳴らせなかったクラッカー、今年は鳴らせた!!やったー!!!
去年よりクラッカーのズレがひどかった気がする笑
それだけまた新しいお客さんが増えているということだよね。素敵なことだ。

"一度でも出会ったら 誰も金縛り
不思議な魅力の Baby"

あなたのことです。

「今日はエヘン虫がいたから、オマケで」というMCのあとに
「LAST STEP」
これもう、始まった瞬間、達郎さん以外の世界のすべてが止まったような感覚だった。
この曲は1stアルバムに入っているんだけど、私はライブ盤「JOY」の1曲目のテレキャス弾き語りversionをたくさん聴いていた。そして毎回聴いては、たまらない気持ちになっていた。とても美しくて切なくて。そして当時その場にいた人達がとてもうらやましかった。
それをまさか同じ弾き語りスタイルで、生で聴けるだなんて!
聴けるとは思ってなくて本当にうれしかった。特別な時間で、終わってほしくなかった。

今回のライブで2曲選ぶなら「GROOVIN'」と「LAST STEP」
どちらも予想してなかった選曲で、素晴らしかった。
雨の女王も、土曜日の恋人も、ドーナツ・ソングも、CIRCUS TOWNも、恋のブギ・ウギ・トレインも、全部よかった!!

私がもうひとつ去年と今年で違っていたのは、去年は知らない曲が5曲くらいあったこと(去年一番盛り上がったハイティーン・ブギ、アトムの子さえ当時は知らなかった)
今年はアカペラ以外は全部分かった。
サンソンなどで聴いただけでまだフィジカルを手に入れてないものもあるけど、去年より着実に達郎ファンの深度が増してると思える。


去年ライブが終わってからは幸福感に満ち満ちていて、このライブのおかげで1年がんばれそうだなあ、みたいな気持ちだった。
今回は、長くなるから割愛するけど炎上もあったため、ライブまで気持ちがとにかく張りつめていて、それだけじゃなく何としても達郎さんのライブには行きたかったから(そのために日々を頑張ってきたのだから)、ライブが終わったらもうすべてがどうでもよくなった、という感じだった。抜け殻。
ライブの翌日、ほんとうに無で、休みでよかった・・・と思った。

私はまだまだ達郎さんのことを知らない。
また来年も、その人生を追って行こうと思う。

大好きな達郎さん、来年のツアーも楽しみにしています。絶対2回は行きます。行かせてください!

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