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ダニエルレビンという男(2022/10/14追記)

ブラックサバイバルのキャラクター、ダニエルレビンのプロフィールを読み解きたい話です。
カップリング要素は入っていないつもりですが私はめちゃくちゃカップリング創作を楽しんでるオタクなので諦めてください。

予告から実装まで

初めてダニエルが世に出たのは、2019年6月5日のこのツイートでした。新キャラの実装予告です。
このゲームは世界中から様々な職業や立場の人物が集められて無人島でバトロワするみたいな設定です。なんか今は都合良く超能力バトルものに変えられてますが、当時は「普通の人たちが闇の組織によって誘拐や交換条件で連れて来られて、不死身の体に改造されて、不死身の新人類を完成させるために殺し合いの実験をさせられてる」とかだったと思います。
新キャラのイラストが公開されると、職業や国の予想が始まります。この1枚で「英語圏っぽい名前」「ハサミの形は美容師っぽい」などの予想ができました。
興味深かったのはハサミに血がついている事でした。
このゲーム、殺し合いがメインですが「殺人犯」というキャラクターは少ないです。たとえば兵士や裏稼業など人の命を奪う事もある仕事をしている、殺人の罪を着せられている、暴力に明け暮れている、身近な人の死に責任を感じている…などのキャラクターはいますが、自分の意志で殺人をしていたのはゲームの看板キャラクターである「ジャッキー」の1人だけでした。

アップデート日の6/19になり、ダニエルが実装されました。
ダニエルはやはり殺人犯でした。それも仕事や不可抗力ではなく、自分の「芸術活動」のために人を殺していました。

40番目のキャラクターで2人目の殺人鬼。それがダニエルでした。

プロフィール

ユーザーが初めて見るダニエルの紹介文です。
(内容関係ないんですけどこの紹介文めちゃくちゃ好きなんですよね。ちょっと翻訳にお金かけられないみたいで(韓国の会社が作ってるゲームです)時々文章が不思議な感じになりますが、映画や小説のあらすじみたいな、ゲームのキャラクターというよりは物語を紹介するような作りをしてて大好きです。この紹介文も「ストーリー」というタブで表示されています。)

話を戻します。ダニエルは23歳、カナダ出身、美容師というプロフィールです。もう好き。

これは実験日誌という更に詳細なプロフィールが記載された場所です。
185cm70kg。はい好き。
いや大事なんですよ!!!ブラサバは殺し合いをさせるための人間を集めてる設定ですから戦闘に向いてそうな経験を持ってるキャラが多くて、8割の男キャラは筋肉ついてるんですね。むちむちです。ダニエルのこの身長体重はパワータイプではない事を明確に示すための超重要設定です。
ゲーム内の会話の中でも「運動嫌いスポーツ嫌い」と明言されました。
ただ筋肉が全く無いかというと、最初のイラストの脇から腰にかけてのラインは背筋がしっかりついてる体の表現なんですよね。仕事は立ちっぱなしでハサミを繊細に動かしたりドライヤーを振り続けたりって作業には当然それなりの筋力は必要だし、趣味が彫刻なので意外と重いものも持つのかもしれません。そして何より忘れてはならないのがこの男は殺人犯です。しかも自分の持ってる冷凍倉庫に死体を3つ納めてます。つまりそれを運ぶ程度の筋力ならあるはず…という訳です。
でもやっぱりプロのアスリートもうようよいるゲーム内では、ちゃんとお肉食べてる?大丈夫?と聞きたくなるような細い体です。シルエットでガチャの予告がされた時に足の細さで絶対これダニエルだ…と確信を持った事があります。
そんな185cm70kgでした。私が人生で一番好きになった英数文字列です。ぜひ覚えていってください。

185cm70kgの足首です。細い。

ダニエルの経歴

ダニエルは幼い頃に両親を交通事故で失い、叔父の家に引き取られて7年間を過ごしました。
両親を失った事で周囲の同情を集める姿に従兄弟のヴィクターが一方的に嫉妬し、ダニエルの作った絵やおもちゃを壊すという形でいじめるようになります。
ヴィクターは更に自分が優等生である事を利用して、ダニエルが周囲に助けを求めたとしても信用させず、ついには友人を巻き込んでダニエルいじめました。
最後はダニエルがヴィクターに壊されないように隠れて描いていた両親の絵を嘲笑しながら破いてしまいます。
ダニエルはヴィクターを殴って家を出ました。

ヴィクターを殴る3秒前の公式イラスト、あります。

その後、オスカーという美容師に養子として引き取られます。
ダニエルはオスカーの仕事に興味を持ち、自分も美容師を目指しました。オスカーに技術を学びながら美容室の仕事を手伝っていたようです。
そんな日々も2年が経った頃にダニエルは初めてお客さんの指名を受けます。この美少年がよく2年も指名されなかったな。
ダニエルのスタイリングは客を満足させました。しかし3日後にダニエルはそのスタイルがひどく乱れているのを偶然見てしまいます。
ここでダニエルは、オスカーが諫めるほどの怒りを見せます。ヴィクターに植え付けられていた作品を壊される事への怒りを、ヘアスタイルという作品にも向けてしまったのです。
オスカーが「最高の美容師は変化も計算する」と諫めた事で、ダニエルは自分の技術を磨きました。乱れないスタイルを作るために必要な計算を身に付けました。
しかしダニエルはどれほど技術が完璧になっても作品への執着や作品を壊される事への怒りを持ち続けました。

ヘアスタイルという作品を壊すのが客自身だった時、どうやって作品を守ればいいのか。
壊せないようにしてしまえばいいのです。
ダニエルはそうやって3つの作品を、他人の手から切り離し、永遠のものにしました。

もっと詳しい内容はゲーム内の実験日誌をご覧ください。いやここに貼りたかったんですけど、スクショだと10枚超えちゃうので…。背景が模様入りのグラデーションなので1枚に繋げても見づらくなっちゃう。残念。

大まかな年表

先ほど掲載した「叔父の家を出る直前のイラスト」がヒントになります。体格や足元にある破られた絵の上手さから10歳未満には見えないですし、成長後に185cmになる事を考えると15歳以上ならもっと背が高そうです。
このイラストが14歳頃と仮定してみます。

7歳 両親が交通事故で亡くなり、叔父の家に引き取られる

14歳 ヴィクターを殴って家を出る
同年 オスカーの養子になる

16歳? 初めて仕事をする

19歳~21歳 髪を伸ばし始める

23歳 3人を殺した後、実験体になる

幼少期は2~3年は前後しそうですがこんな感じでしょうか。
美容師の仕事を始めた時期に関してはカナダが州によって美容師の制度が違うっぽいのと公式に記述がほぼ存在しないので何も分かりません。残念。
オスカーに師事しながら学校に通う事も可能だし通信教育の線もあるし現場で学んだら学校行かなくても免許取れる地域もあるしと可能性が広すぎるんですよね…。ただそれだけダニエルがどんな人生を歩んだのか想像する余地があるという事なので感謝して楽しんでいきたいです。

髪を伸ばし始めた時期

19歳~21歳頃だと推測してます。
ダニエルは髪を伸ばす理由を「他人に自分の髪を荒らされたくないから」と語っています。少年時代のイラストでは髪が短いので、おそらく以前から長髪が好きだった訳ではなく、納得のできる技術を持った美容師を見つけられないから仕方なく伸ばしているという事です。
ここから髪を伸ばし始めた時期を推測できます。
これ重要なんですよ。後で解説しますがオスカーは亡くなっている可能性が高いため、「自分の髪はオスカーに頼んでいたけれど任せられなくなった」「オスカーにも任せられないほど髪への執着が強くなった」のいずれかが起きた事になります。オスカーが亡くなった時期、つまりダニエルが唯一の家族を失って孤独に過ごした時間とか、諫めてくれる人を失って執着心をこじらせた時間とかそういうものの長さが分かります。

髪が伸びる速さは体質や生活によって個人差が大きいので細かい時期は分かりませんが、私ダニエル好きになってからとりあえず自分で2年伸ばしてみたんですよね。
2年で少年ダニエルの長さから現ダニエルの長さまで伸びました。
21歳、伸びるのが遅い体質なら19歳くらいから伸ばしてると思います。もしかしたらもっと早いかもしれない。何回か人に切らせてみて納得できないスタイルにされた経験とかあるかもしれない。

個人的には執着が強くなっていくにつれオスカーに触らせるのも抵抗を持ってしまい「そろそろ切ろうか」と声をかけてくれるオスカーに対して言葉を濁すと全てを察して「いつでもやってあげるから気が向いたら言いなさい」みたいに優しく微笑んでくれるみたいな光景を想像しますね。オスカーを家族として大切には思うけれど自分の執着やこだわりはそんな情とは無関係に鋭く尖っていき、頼む事ができないままでオスカーを失い、誰にも触らせない髪だけが残ったダニエル…。
過酷な少年時代を過ごしたダニエルなのでオスカーがいた日々はどこまでも優しいものであってほしいです。優しければ優しいほど失った後の地獄も深まりますからね。

ダニエルのモデル

恐らくヴィダルサスーンという人物がモデルです。
色々な職業の凄い人を集めてバトルしてもらおうという趣旨のゲームなので、その職業で有名な人物をモデルにするのは当たり前の事です。でもそれがヴィダルサスーンってところがめちゃくちゃ好きだし偶然だとしても偶然なら運命なんですよありがとうな!!
細かい所はぜひお調べくださいという感じですが、ヴィダル氏は「7年間」孤児院に預けられた後に「義父」の支援で理容師になりました。ダニエルの経歴でも見たような単語がありますね。
根拠はこれだけではなくヴィダル氏の確立した技術にあります。ワックスやパーマではなく、切り方によってスタイルを作るというものです。
ダニエルは長く美しさを保つスタイルを追求しました。カットの途中でワックスつけて出て行った客に激怒して店の外まで追いかけた事もあります。このあたりの描写を見るとやっぱりモデルにしてるなあと思いますし超有名な業界の礎を築いた人物をモデルに作られたキャラクターが殺人犯、不敬すぎる、でも好き。
あと経歴とか以外に名前もモデル感あるよねと思ってます。ダニエルレビンという名前はヴィダルサスーンの名前に使われているアルファベット+eだけで書けますし、ヴィダルから1文字ずつ頭文字をとってヴィクターとダニエル、sassonの響きからオスカーを名付けている可能性は充分にあります。

スキルから生まれた

ダニエルというキャラクターを語る上で欠かせない情報が「スキルから作ったキャラクターである」という話です。これは公式がゲーム内ポイントで販売しているアートブックに記載されています。
夜になると特殊効果が発動し、自分を一定以下の体力になるまで攻撃してきた相手を「芸術的素材」と名付け、一定時間だけ居場所を把握して追いかける事ができます。攻撃すると大ダメージも入ります。超強いです。好き。
このスキルを使うに相応しい外見を、経歴を、人格をデザインされたのがダニエルです。
長い黒髪に黒づくめの服装で夜の闇に紛れて行動し、自分を怒らせた者は許さない、執念深く追いかけて作品にする。
この輪郭から1人の人物として掘り下げていく中でダニエルは両親を失い、従兄弟にいじめられ、養父に出会い、美容師になり、髪を伸ばし、殺人犯になりました。設定を作ったスタッフの方々、ひとつひとつのピースをはめていくのは最高の快感だったと思います。ダニエル、生み出される過程まで美しいな…………。

考察

ダニエルが働いていた店

ダニエルは美容室に勤めていました。23歳という若さですし、「外勤の申請」「同僚」などの単語が出てくるので、少なくとも店長ではない可能性が高いです。
ですが、ダニエルが美容師として働いている時のイラストではエプロンに「D-Art」という文字が書かれています。

「D-Art」は公式イラストレーターさんの落書きにも登場しており、美容室の店名だと推測できます。
ダニエルのDに芸術のArt。お前の店じゃん。
自分で店を持っている可能性は否定できないんですね。何しろダニエルは幼い頃に両親を亡くしています。遺産でまとまったお金を持っていたなら、金銭的に不可能ではない。
そして養父のオスカーも亡くなっている可能性が高いです。
考えられるのは「オスカーが亡くなった際に経営していた美容室を相続したが、仕事に集中したいので店長を雇ってオーナー兼スタッフとして働いている」とかでしょうか。これならいきなり店を出ていったり、接客態度が最悪でも解雇されずに働けていたのは納得できます。
両親の遺産は冷凍倉庫を買うために使われたんじゃないでしょうか。ダニエルはヘアカットができる個人作業室と直結した冷凍倉庫(聞いた事ないぞそんなもの)を持っていたのですが、特注でなければこの世に存在しない…。

あとこれは本当にただの妄想ですが、冷凍倉庫ってダニエルの父親から受け継いだものだったりしないでしょうか。
ダニエルの父親は料理をする姿で描かれるため仕事として料理をしていた可能性があります。レストランを経営していて、そこには大きな冷凍倉庫があった。大人になったダニエルは遺産でレストランを買い戻した。厨房の大きなシンクも冷凍庫も自分の仕事では使わないけれど、芸術では使い道がある。そんなストーリーがあってもいいなと思います。2人の父から受け継いだレストランと美容室を使って人を殺して作品に仕上げるダニエル、素敵ですね。

オスカー・レビン

ダニエルが身に着けているアクセサリー。「オスカーレビン」の刻印。

オスカーについては既にここまでの項目で3回くらい語った気がしますがまだ語ります。オスカーレビンという存在が大好きなんです。
叔父の家を出たダニエルを養子として引き取った美容師です。ダニエルの口から「遠くへ行ってしまった」と語られているので恐らく故人です。自分の作ったヘアスタイルが壊される事への怒りを隠せないダニエルに対し、良き美容師の在り方を説いてくれました。
それ以上の情報はほぼないのでここからだいたい私の妄想です諦めてくれ。

養子を引き取る事ができる生活状況なので、ただ単に美容師として腕がよくて売れっ子だったというよりは、経営が上手かった方向で想像しています。自分の名前や技術を看板とした店舗をいくつか持ってるみたいな。
上のD-Artは誰の店やねんの続きなんですが、たとえば養子が自分の仕事をキラキラした顔で見て憧れてこの仕事をしたいって言ってくれて、着実に成長していくのを見てたら、次に作る予定の店舗はこの子にあげちゃおっかな…って考えません…?

ダニエル、とにかく冷酷で身勝手な性格が描写されているし台詞も表情も冷ややかなものばかりだけど、それでもデフォルトイラストの胸にはオスカーのフルネームを刻印したアクセサリーを着けて、オスカーの事を語る時は「この仕事を教えてくれた人」という優しい言葉を口にするんですよ。
ダニエルがそれほどオスカーの存在を大切にするのは、きっとオスカーが大切にしてくれたからです。仕事だけではなく両親を失ってから長く得られなかった家族の愛を教えてくれたからです。
そんなオスカーが遺してくれたものはひとつでも多くダニエルのそばにあってほしいので、D-Artという名前もお店も、彼からのプレゼントだったらいいなと思います。
まあオスカーから与えられた技術や店を最大限活用して人を殺した挙句にオスカーの名前のアクセサリーを身に付けながら血のついたハサミを掲げるのがダニエルという男なので、オスカー、浮かばれない。養子を迎えるほどの善人なのに。どんまい。

ヴィクター・ベイツ

ダニエルが殺人鬼へと育つ可能性の種をまいた男、ヴィクターです。お前がいなければダニエルはこうならなかった。愛してるよ。
日誌の記述を素直に受け取ると「自分が一番でなければ我慢できない、そのために家族を傷つける事も騙す事もできる、優等生の外面で悪事を隠す、大人になってからも嫌がらせに行く」という最低だなお前。そんなヴィクターです。

ダニエルが家に来た際の嫉妬やいじめについては、同年代であれば7歳頃なので情緒が安定しない時期に親族の事故死や新しい家族など環境の大きな変化によってそういった問題を起こしてしまう事もあると思います。事故や災害に遭った人物に嫌悪感を抱いたり攻撃したりするのって人間の感情の動きとして起きやすいらしいですね。その人に原因があると考える事で自分が同じ目に遭う可能性から逃れたいみたいな理屈らしいです。だからって実際に攻撃するのは許される事ではないですしヴィクター両親はダニエルを守るべきでしたが。

ヴィクターのおっかない所は、ダニエルが大好きな絵を隠れて描かなければならないほど執拗に「作品を壊す」といういじめを続けた事、亡くなった両親を描いた絵という誰が見ても分かるような大切なものを壊して嘲笑した事、大人になった後も行動を起こした事などにあると思います。
ヴィクターは長年に渡って1人の人間を虐げて、それを大人たちに咎められず、むしろ優等生と讃えられて育ったのでしょう。ものすごい性格に育ってそうです。ダニエルの事は家にある便利なおもちゃとか、自分が優等生であるための犠牲くらいに考えていたかもしれません。
大人になって、ダニエルが腕の良い美容師として評価されている事を知って、立場を分からせてやろうと行動を起こすのは想像に難くありません。

ダニエルがヴィクターを殺す引き金となった行動は、ヴィクターがダニエルにカットさせた髪を目の前でめちゃくちゃにした事でした。
ダニエルの作るスタイルは長持ちする事を重視しているので、恐らく手で乱した程度では崩れません。ブラッシングで元に戻ります。ダニエルの他の被害者には作業途中でワックスで固めた客と1日で変える素振りを見せてダニエルを無視した客がいますが、ヴィクターの「めちゃくちゃにした」はこの2つでもなさそうです。
絵を破いたのと同じように破壊した事が考えられます。
ただ1人の、既に何の関係もなくなった従兄弟を傷付けるために、自分の髪をめちゃくちゃ切ったかもしれないんです。
ダニエルはヴィクターのせいでトラウマを植え付けられて作品に執着して殺人鬼にまで育ちましたが、ヴィクターもダニエルの存在によって後戻りできない所まで行ってた感じがします。ダニエルに殺されなければダニエルを殺したんじゃないでしょうか。そうなった世界線ではヴィクターが実験体だったかもね、という胡蝶の夢を見るのがヴィクター周辺考察ではお気に入りです。

強調される父親の存在

ダニエルは「父」の存在がサブリミナル的に強調されています。
まずゲームへの実装日が6/19で、これはアメリカで「父の日」の祝典が初めて行われた日付です。
経歴の中には父親、叔父、養父という形で3人の父が登場します。

更に以下はダニエルのスキンが登場したガチャ4回のうち3回の画像です。

ダニエルの隣に必ず明るい茶髪で眼鏡のキャラクターがいる事をお分かりいただけたでしょうか?
この彰一というキャラクターは、この作品の中で唯一「父親」の属性を持っています。お金のためなら何でもできるという特徴が主題のキャラクターですが、そのお金は娘の病気の治療費なのです。日誌や台詞など多くの場所でその事情が強調されています。対戦で優勝した時は「パパすぐ帰るから、待ってて」というボイスが再生されます。
このゲームのガチャはキャラの組み合わせに規則性などはありません。チュートリアルで使用できて最初に配布されるキャラクター+同じ国の出身で同年代の女の子の組み合わせが言わば主人公とヒロインのような扱いなのかガチャでは必ず一緒に登場していましたが、それ以外で何度も一緒に登場した組み合わせはほとんど存在しません。
ここに意味を読み取らずにいられません。ダニエルの過去には失われた父親が存在するのだと、実装日や日誌では飽き足らずガチャや他のキャラクターとの関わりによって強調されているのです。

ちなみに今年の3月のガチャでダニエルが登場した時は初めて彰一がいなかったのですが、そのガチャの終了と同時にシーズン報酬として彰一のスキンやボイスが配布されました。ダニエルのスキンは「もう時間だっていうのに遅いな…」という台詞が添えられていました。そんな匂わせある???????
あとついでにこのタイミングでダニエルと彰一がいるハロウィンガチャの短いシナリオが実装されました。推すな推すな。

この2人の深い関わりはゲーム内では描かれていませんが、いつか何か起きてほしいなーと思っています。
公式イラストレーターさんが「彰一は髪を撫でつけても跳ねてしまう髪質」と読み取れる落書きを公開した事があり、数少ない髪質が分かっているキャラクターなので、ぜひそのワガママヘアをダニエルに整えてほしいところです。

次回

勢いで書き始めたのですがここから先は書きたい事が多すぎていつ完成するか分からなくなりそうなので一旦終わります。あと公式が全くやる気なさそうでいつ終わるか分からないので(悪口)早めに公開してしまいたい。
どうしてもオスカーやヴィクターの話が好きなのでそのへんに偏ってしまいましたが、次はスキンとかストーリーからダニエル本人がどんな人物なのかという話をできたらいいな~と思います。読んでくださってありがとうございました!


追記。ゲームのサービス終了が決定し有料アイテムが購入不可になったので、ダニエルが登場するストーリーの動画を投稿しました。
記事ではプロフィールや経歴の紹介が中心になりましたが、やっぱりキャラクターの魅力というものはストーリーによる描写が一番伝わりやすいと思います。作品全体の核心にも触れる興味深い内容でもあったので(その伏線は全く回収されずゲーム自体終了するのですが)ぜひ見ていただきたいです。