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台湾で、泊まる。

インスタグラムやnoteでの台湾情報のシェアはいくつかしてきたけど、大体が食べ物や旅と言ったもの。自分が体験してきた中でもう少しシェアできそうなものはないかなぁ〜と考えていて思いついたのが宿泊でした。

日本と同じで台湾の宿泊業、とりわけ台北の宿泊業を営む人たちも以前よりかなり苦しい状況に立たされている。今回は日台往来ができた時のための宿泊あれこれについて書いていこうと思います。

※情報は主に私が所属する台湾コミュニティで現地の方がシェアしてくれたものと台湾大手メディア、実体験に帰属します。

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最近の台湾日常と宿泊対策

コロナ状況について( Google COVID-19統計情報特設ページから)

・台湾の8/2日時点の新規感染者数1人。
・トータルの感染者数は475人(うち441人は回復済み)となっている。
・マスクの着用や検温、消毒や飲食店などといった対策は日本と同様。

また、宿泊施設をはじめ夜市や観光スポットなどでは人数制限を設けると発表し実施しています。具体的には出入り口を1箇所にすることや、標識の設置などが挙げられます。

●振興券の発行
国民1人当たり1,000元(約3,600円)を自己負担することで、その3倍となる3,000台湾元(約1万日本円)の消費ができるという仕組みのこのクーポン。

これが宿泊施設にも適用できる他、オンラインでの発行だと有名ホテルの宿泊券あたるキャンペーンに応募できるといったメリットもあるそう。

また、政府とは別に大手ホテルが独自に発行した「消費券」で働く人たちへのサポートをする動きも出ています。

これは台湾の三大ホテルとも言われる雲朗観光集団(LDC Hotels&Resorts)、凱撒飯店連鎖(Caesar Park Hotels&Resorts)、老爺酒店集団(HOTEL ROYAL-NIKKO TAIPEI)のホテルが合同で打ち出したもので、3社で働く従業員へ配布され、券を使って30店舗の飲食や宿泊に利用できるというもの。

無給の一時休暇が精神的にも問題となっている中こうしたサポートを普段のライバルと手を組んで行えるところが素敵…

ツアーバス政策
約865億円の経済効果を見込んだこの計画では「台灣観光バス」での個人/団体での一部費用補助や優遇キャンペーンへの参加をしている場合、宿泊でのサービスが受けられたり、割引がなされます。

●コロナの影響
1972年創業で台北市内の老舗として知られる「六福客桟」が5月に閉業したり、一級ホテルのマンダリンオリエンタル台北が一時利用停止と従業員4分の1を解雇したりと、やはりコロナの影響は受けている所も少なくないよう。

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ここからは少しテイストを変えて私が台湾旅で泊まった場所や宿泊のあれこれをお話したいと思います。個人の意見をつらつら綴っていくだけなのですが、お付き合いいただければ幸いです☺︎

台北宿事情.

●ホステル 「Duck stay hostel」(3,000円前後) [龍山寺]

台北の渋谷と言われる西門町や3kmほど離れたディープスポット龍山寺。
そこに位置するのがここ、Duck stay hostelです。

いい所はたくさんありますが、まずホステルの説明から。

1.基本2000円前後~とリーズナブル。
→立地やアクセスなどを考えるとかなりお得…!
2.シャワールームやリビングが広い。
→人との距離を適度に保ちつつ、リビングにはバーもあって交流もできる
3.貸し場、ワークショップなどもやっている。
→Laboと言われる施設での芸術ワークショップやイベントにも参加できる
(サイトもそうだけど各イベントのデザインがとにかく可愛い)
4.プライバシーとセキュリティ
→貴重品や各部屋の入室には専用セキュリティカードが必要。女性も安心。

特にワークショップがここのホステルの大きな特徴だと思っていて本当に可愛い。次行った時は中国語を勉強して参加したい。。。。。


また、龍山寺エリアは穴場中の穴場として魅力がある場所。観光サイトなどには治安の面で注意が書いてありますが、私が行っている中で特に困ったことやトラブルは見聞きしていません。

そしてホステル周辺には3つの夜市と小さな市場、そして龍山寺という寺院が近くにあります。他にも清時代を彷彿とさせる煉瓦造りの「剝皮寮歷史街區」もありますし、龍山寺駅も近いので西門町や台北駅にも行きやすい。

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個人的に大型スーパーの「家楽福」が近いのも魅力の一つ。夜市を回った後や、ホステルでちょっと何かつまみながら話たい、外食する体力はないけどご飯は食べたいときなどにここはうってつけです。

台湾のスーパーは日本のスーパーとはまた違っていて楽しい…


●格安ホステル/ゲストハウス(1,000円~)[西門町]
エアビーアンドビー(Airbnb)なのでは立地がよく価格も2000円以下と破格な宿も少なくありません。ただ、安いというのにはそれになりに理由があるということもお忘れなく…

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一昨年のこと。私は友人と西門町のとあるホステル予約しました。
一人1000円ちょっととかなり安く、西門町の中にあるということで
「これなら買い物もできるし食べ物にも困らない」と思っていました。
確かに西門町は店が立ち並び、コンビニもあるのでそれらには困りませんでした。問題は、それ以外にありました。

1.いろんな意味で治安悪い
エアビーは予約後に詳しい住所がわかるんですけど、泊まった所は西門町の外れの路地にありました。繁華街西門町といっても夜の路地は薄暗く人通りも少なく、若干気をつけたほうがいいかもしれません。

泊まった所は看板を出しておらずわかりにくかったし、建物ないも基本靴。宿の中もGちゃんが出迎えてくれました。(その後猫ちゃんが退治してくれた)

2..鍵が閉まらない…
薄暗いし、とりあえず部屋で過ごそうと部屋へ。やっとゆっくりできる〜とリュックを下ろして部屋のドアへ目をやると、「あれ。」

ドアの鍵が壊れているのです。

部屋にセキュリティも貴重品ボックスもないし。

宿主に報告すると「あ、そうなの?ごめんよ笑」と適当に流されました。。
(結局自分らはズボンに財布や携帯をしまって寝た)

3.ダニ問題
格安ゲストハウス/ホステルでの1番の問題はこれ。ベットが安いゲストハウス特有の臭いがするのはまだしも、寝てる時に襲ってくる痒みには要注意。

噛まれまくって悪夢を見,ベッドは終始揺れっぱなし、最悪な目覚めでした。

こう言った問題が我慢できるの出れば1,000円台のゲスハ/ホステルはお得だろうし、経験にはなるかも。ただ、少しでも安心してしっかり寝たい人はあまりおすすめしません。

後で知ったのですが、台湾では違法宿泊施設が多く存在し、正式な手続きや認証を得ずに営業しているところもあるんだとか。看板出していなかった&路地ってところや管理体制を見るとここもそういうところだったのかも…

公式サイト以外での予約の場合、しっかりと正式に承認された場所か調べるのも安心した宿泊場所を選ぶ基準として役立ちそう。

●Airbnb B&B(一人3,500~)
エアビーはホテルやゲストハウスの予約もできますが、民泊のような形での宿泊体験をすることもできます。台北周辺の旅の最後、僕たちは台北の隣市新北市のおうちに泊まりました。

貸家や別荘などもある中、今回はホストの方のおうちの一部におじゃま。
到着が遅れてしまいホストファミリーには迷惑をかけましたがとても優しくて短い時間だったのにかなりいい思い出。

最初は「ご飯一緒に食べにいこう」と誘ってくれたし、おうちでもフルーツを剥いて出してくれたり、「テレビ好きなの見てね、飲み物はここだよ」といろいろ親切にしていただいて。

その後ラインを交換して交流してるし、「今度来たら台中いこう〜」って約束もしました。こういう繋がりが欲しい方や現地の暮らしを見てみたい方はおすすめです〜!

行きたいリスト

コロナによって宿泊に求められるものがますます変わってくると思っていて、コロナ以前にもワークショップや交流などを開催する宿はあったけれど宿泊体験の拡充が価値に繋がって行くと思っています。

最初に紹介したDuck stayもそう言った意味では芸術ワークショップの開催や地域との交流機会を設けたりしている点で優れてる。

また、体験の視点で見ると宿のブランディングも結構重要だと思っていて。
インバウンド客を見込んだ宿であれば、客室までもが台湾の伝統文化を味わえる内装、アメニティなどで顧客を楽しませているところは話題性もあって強いかなと。

そういう点を踏まえて、私が今狙っている台湾の宿をシェアしていきます。


 ・Check inn 雀客旅館 7,740円前後~(台北,中山/松山エリア)

このホテルのポイントは「雑多なのにまとまっていること」

海外の映画館のような外観の建物が目印。下には猿田彦珈琲がある。あまり猿田彦の珈琲は好まないのだけど、台湾で飲んだら少し違うのかな〜なんて思いながら。ここではアメリカンブレックファストも食べられるらしいから気になる。

オーナーが元々NYで生活していたらしく、そのせいもあってか建物のデザインにはブルックリンのようなレンガをあしらったところもあればブロードキャストのようなところもありつつ、スタイリッシュでシンプルなモダンデザイン、ストリートのウォールアートなどもある。

また部屋で使えるアメニティにも拘っている。有機ライムを使ったオーガニックソープや黒電話など細部にも拘りがみられる。気に入れば購入もできるところが素敵。

MRT行天宮駅から徒歩1分の距離にあってアクセスしやすい他、周辺はカフェやバー、飲食店が立ち並んでいる。行きたいレコード屋の「The唱片」も近いのもまた魅力。


・SWIIO HOTEL  大安 9,000円前後~ (台北,大安エリア)

「白と黒を基調としたミニマルなデザイン」。

「白は最も豊かな色です。主人公とそれを支える役割の2つのアイデンティティがあり、最も自己主張することもできます。」HPより

雑多な町中にまとまりがあり、かつ無駄を削ぎ落とした質素なデザインがぽつり。一層存在感を見せます。

洗練された部屋は旅疲れから開放してくれるのに絶好。ドリンクに烏龍茶葉やエスプレッソマシーンがある他無料サービスに軽食が置いてあるのも◎

他にもジムや屋上スペースなども充実してますし、1階にあるレストランのルブランは姉妹店がミシュランを獲得しています。

さいごに

今回は台北でしたが、コロナが少し落ち着いて往来ができるようになったらエリアを拡大し台南、台中、嘉義などの都市の宿泊もレポートできればと思います。

台南での生活中はずっとゲストハウスでの滞在だったのですが、街の魅力に見合った宿泊施設がまだまだ未発達なのは感じていて。

HOTEL SHE,層雲峡のKUMOIを手掛けるL&G global businessの龍崎翔子氏がInsta Liveで以前、コロナ次第で台南への拡大を検討していると少しお話していたのでそれの期待もしつつ。

参考URL.

・さちぽさんのnote

・中央フォーカス台湾「宿泊に関する報道」

・Duck stay hostel


・インスタグラムでもちょこちょこ宿logをアップしていますよろしければ。


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