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骨髄バンクレポート2

以前、骨髄提供したのは2016年。2019年に再度適合するものの、第一候補者から外れる。そして今年、2022年、また適合通知が来た。2回目の骨髄提供、レポートします。

◆時代は変わる◆

10/末、SMSで適合通知が来た。6年前は電話だったけど、時代が変わったのかな。問診もWEBのようだ。
11/頭、コーディネーターの方より電話。3年前、中断になった第二回目の担当と同じ方だ。説明が省けて楽。幸先いいぞ!ドナーのためのハンドブックが送られてきた。3冊読み比べてみたけど少しづつ改訂されてますね。
11/末、コーディネーターさんとの初回面談。第一回血液検査。

◆今後のスケジュール◆

アフターコロナ、本番までにPCR検査を2回受けなければいけないみたい。自己血貯血を含め、入院までにあと5日くらいは必要なようだ。年明けになりそうです。

◆最終合意面談◆

妻とコーディネーター、医師と弁護士で最終合意面談。コーディネーターの新人さんがインターンで参加。彼女は2回骨髄提供経験しているらしい。

◆健康診断◆

今回の病院は6年前より近いので、通うのが楽だ。健康診断は血液検査、呼吸器検査、心電図、レントゲン、身長体重の測定、などだ。呼吸器の検査項目が増えていてびっくりした。

◆今後のスケジュール◆

あと自己血貯血2回と本番のみ。年齢的にも回数的にもこれが最後の提供。事故なく怪我なく、感染せず、無事ぼくの造血幹細胞を届けたい。

◆ポンコツヅイ抜いてくる◆

2回のPCR検査、2回600mlの貯血を終え、いよいよ入院。事故なく怪我なく感染なく、ここまで来れてホッとした。職場の皆さん、留守中ご負担かけますがよろしくお願いします。

◆入院◆

3泊4日のスケジュールで入院。2日目に採取とのこと。前回何もなかったけれど内容を知っているだけに少し怖い。今回個室を用意してくださっていたのでのんびり過ごそう。

◆手術◆

さて、本番だ。
前回同様、うつ伏せ状態から左手に麻酔薬プロポフォール点滴注入。

実はちょっと企んでいることがある。全身麻酔は注射した後、効果の確認で意識が飛ぶまで話しかけられます。そこであるセリフを言うことだ。
「大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です。」
「だんだん効いてきますからね」
「…はい…」
「麻酔液入ってきてますよ〜」
「は……い。あとは好きにしてください…煮るなり焼くなり二宮和也………」

急激に薄れゆく意識の中、先生や看護師さんたちの笑い声に包まれながらほどなく意識をなし、気がついたら全てが終わっていました。

目が覚めたら、呼吸器挿入の影響で喉が少しだけイガイガしました。当日夜、担当医の先生が病室にお見えになり、無事レシピエントさんに届けられ、移植が終わったとの事。ありがとうございました。お疲れ様でした。あとは祈るだけです。

◆全てを終えて◆

右に一つ左に二つ、蚊に刺されたような注射跡が残りましたが、痛みもなにもありません。コーディネーターさん、担当医さん、病棟の皆さん、ありがとうございました。

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