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もうホラゲーみたいな世界はこりごりです!

目が覚めたらホラゲー特有の、やけに静かでじっとりとした怖さが肌を撫でるような世界にいた。
最初は、久しく会っていない友達と年齢操作されて小さい頃に戻った家の人と普通に遊んでいて、歩道橋とか、今はもうないお店に行ったり、ダムみたいなところに行ったりした。
「タイミングさえ合えば、こっちはいつでも行けます!」と言わんばかりの不穏加減。

干し芋屋さんと駄菓子屋さんがふたつ並んで建っていて、そこにも頻繁に行った。覚えてる範囲内の話になるけれど、買い物をした記憶はない。友達は買っていたかもしれない。
そこだけやけに空気が澄んでいて逆に怖かったし、外から見ると普通の干し芋屋さんなのに、店内に入ると職人さんたちが手作業で干し芋を作っている。
みんなNPCみたいに与えられた仕事を淡々とこなしていて、誰が来ても無反応。あっちこっち行き来してるおばさんの前に立ち塞がったらちょっと邪魔みたいな反応はされたけれど。

そこからの記憶が起きてからほとんど無い。 

二日目のその日は夜に学校に行かなければいけなくて、ひとりで行くのは嫌なのと、車で送り迎えしてもらうために友達に頼んで昼間に時間潰しで遊んでもらっていた。
勿論、家の人とも一緒に。
そしたら急に場面が変わって後ろから知らない男の人が追いかけてきた。来たよ、不穏の正体が。
後ろにいるふたりに手を伸ばして引き上げて前に出てもらって、その後に自分もその方法で引き上げてもらう。それを何度も繰り返して不審者と距離をとる作戦で逃げてた。
途中からグダグダで、目を覚ますことがなければ誰かしらが捕まっていたと思う。

記憶してるのはここまで。

ここ数日、不穏がタイミング見計らっているような夢ばかり見てるから寝起きは心穏やかでいられない。
もっと自分に都合のいい心が温まるような夢ばかり見ていたい。