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親だって完璧じゃない!!

久しぶりのnote。いざ書くとなると手が止まってしまう…。それでも私らしく、楽な気持ちで日常の出来事や想うことを書いていこう。

息子は、14歳。勉強に友達に恋に大忙し。最近ソフトバンクのファンになりクラブ会員になったり、福岡に応援に行ったり趣味も充実していて楽しい日々を過ごしている。

それでもやはり14歳。ホルモンのバランスもあるのか、イライラしたり、気分が落ちたり心も大忙し。常にポジティブだった頃が懐かしいなぁ。

そんな息子と過ごす中で、私自身試されているような感覚になる時がある。息子が壁にぶつかった時、トラブルがあった時、自信をなくした時、やる気がなくなったとき、恋人ができた時……。そんな時、親として、先輩として何がしてあげられるだろう?

私は流されるまま、やりたいように生きてきたから的確なアドバイスができるかとても不安で…子育てに正解なんてない!! っていうのはわかっていても最適な答えを知りたくなる。こんなことを考えると、「まじ親ってすごいなぁ」って思う。「こんなふうに迷いながら、失敗しながら手探りで自分の子育てを見つけてきたんだろうな。」親にはいくつになっても敵わないわけだ。

なんて、考える日が多くなった頃に事件は起きた。

息子が友達とケンカして右手(利き手)を骨折。相手の子はおでこにたんこぶ。きっかけは些細なことだったが、大好きなキャッチボールもテニスも出来なくなった。もうすぐ後期テストなのに文字も書けず勉強が上手く進まない。

そんな自分にイライラしてポロポロ涙を流す息子。こんな時なんて声をかけてあげるのが正解か分からない…

「ファイト!!ファイト!! できることをやっていこう!! 」と励ます。でも私は、心の天気がぐるぐる変わるタイプなので、嵐の時は息子にも辛く当たり、「自業自得なんだから、ぐちぐち言わないの!!」なんて嫌味を吐いたりした。今思えば…申し訳ない…。

息子は電車通学でこれもまた大変。それに加え弁当もうまく食べられないし昼休みも外で遊べない。私もフォークで食べれるご飯を考えたり、毎日の包帯替え、駅までの送り迎えなどお互いイライラがたまる日々。そして主人は毎度の出張続き…。

あぁぁ。しんど…。

なんて、思っていたら息子が

「ごめんね。悪いと思ってるよ。」

そう!!いつだって息子が私の気持ちをなだめてくれる。
自分は利き手が使えなくて、誰よりも辛いはずなのに

 「〇〇(相手の子)にも申し訳ない。僕が骨折したばかりに辛い思いをさせてしまって…。そして、部活のみんなにも迷惑かけて申し訳ない。僕があの時優しく注意したらよかった…僕があの時ごめんねって言えたらよかった…」

悲しそうな目で一生懸命伝えてくれた想い。
涙が出た。
こんなになっても相手に寄り添う心。自分の悪かったところを反省できる素直な心。「すごいなぁ。」って感心した。そして尊敬した。私なら、絶対出てこない言葉だったから。親はこんな性格悪くても子は優しくなるもんだ。

そこから、私も前向きになれた。
骨折して大変なことが増えたけど、悪いことばかりじゃないなと感じるようになった。

一番は、お風呂。
お風呂も一人では入れないので、私が洗っていた。14歳でもまだまだ可愛い息子。大きくなった背中をゴシゴシしながら、学校であったことや漫画の話で盛り上がる。至福の時(笑)

相手の子とも少しずつわだかまりが取れているようで、ホッとした。きっとこれから先も色々あるだろう。いや!あるに決まってる。その度に一緒に成長していけたらいいな。

まだギプスが取れるまで約2週間ある。先は長いけど、今この時にしかできない経験をたくさんしよう。

前向になると人間って強いな。親だって完璧じゃないんだ。悩んで、後悔して泣いて…その度に成長していけばいいんだと再確認できた。

息子よ!! ありがとう。





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