はるさんぽ

画像1 バニラに混じったカラースプレーチョコのひとつぶのように、遠くから視線をかっさらうムラサキスポット。 覗き込むと、ひとつひとつの花弁は春風に踊り揺れて、公園で遊ぶ子どものように、気忙しくて驚く。 昔の春に花弁を散らして遊んだのは空き地で、土に降らせた花は、とびきり美味しい混ぜご飯になった。 スプレーチョコをたんまりまぶしたアイスクリームが食べたくなる暖かさ。
画像2 桜開花宣言でたって? ずいぶんせっかちな桜だな〜。 ぼくはもうちょっと寝てからにするからさ。 キミ、またここに来たらいいじゃない。 だって桜以外も色々咲いてるワケだから、眺めるものは尽きないだろう?ふぁぁぁ。 とでも言いたげな、桜のツボミ。
画像3 ぬぼんと、コンクリートキノコが生えている公園の入り口。 手作業で石をはめ込んでくれた人のおかげか、入り口にコレがあるだけで、なんとなく公園全体に愛着が湧く。 いざとなればこのキノコをボーリングとして井戸が掘れるんじゃ、とドキドキする子どもがいるかもしれない。
画像4 失くされ物になったこともありましたが、ぼくはいまかつてなく元気で、自由で、楽しいです。 今の友達はすっかり軽くなり「この風で行くね!」と言っています。 もう少ししたら新しい友達がまた出来るのが、いまは楽しみです。
画像5 今年の春で見納め予定の自転車。
画像6 「年取ることのいいことは、17だと示す以外にも、伝えられることが増えるということにある。ふぉふぉふぉ。」
画像7 子どもがもっと小さな時は、時間があれば電車に乗り、子どもを抱っこしたままこの席でこの景色を眺めていた。何も理由を持たずにひとりでここにいると、ここが好きな理由をどっさり持つ人たちが集まってくる。特別な所にいたんだなぁ、そうだったんだなあと感慨深くなってしまった。