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noteに書き落とした言葉は、人前にいる自分より、よっぽど自分らしいとおもってた。それは今まで誰にも言えないことだったから。 書くまでは辛い。でも一度白日に晒してしまえば、硬く握った手がふっと緩んだ。想いを手放した身軽さは、たまらなかった。書いた文字を何度も読み返せば、そうかそうかとまだ握ってしまう何かをそこに見つけた。そして昔の自分の苦さをこうして懐かしめる今が、嬉しいとおもった。 それを何回か繰り返すと、今度は、書きさえすれば消化する、そんな気になった。 さら
1/3のつづき 彼女とは毎日ハグし合い たまに一緒のベッドに潜るようになった。 2人は目を閉じ 寝ずに一緒に過ごした。 友達なら、するんだろう することだから、とおもいながらも 背後から彼女を抱くわたしの手が 15センチ上にズレるだけで この関係は 終わるのだ。 柔らかくて温かいものを大切に抱きながら 鼻に当たるシャンプーの香りに 振り向かせたい狂おしさに 悶えた。 初めての性は 恐怖と混乱で幕を開けた。 なのに布団に潜ろうと誘うことを やめられるわけがない。