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大谷翔平メディア会見の分析

こんにちは。
森健太郎デザイン事務所で中学のスポーツテストのソフトボール投げでギリ女子に負けるほどの野球音痴の人です。

年度末のラッシュがようやく収まり、燃え尽き症候群のような状態になっていて仕事にも勉強にも身が入らない今日この頃です。

ということで、仕事をほったらかし勉強もせずに、世間を騒がせている水原一平氏の違法賭博問題について、大谷翔平選手のメディア会見のコメントの分析をやってみました。

そもそも、大谷選手よりも水原一平氏を解雇したドジャースが経緯を説明するのが先ではないかという根本的な矛盾は感じます。大谷は一選手であって同僚の賭博事件について説明する義務はないはずです。

はじめに断っておきますが、私は大谷翔平選手も水原一平さんもとても大好きですし、尊敬しています。
今回は隠されているものを(たまに)暴きたい衝動を抑えられず、尚且つ暇だったのでやってしまったのです。大谷翔平選手はもちろん一平さんの上げ足を取りたいわけではないということをご理解ください。

仮に水原一平さんが違法賭博に関与し、学歴を詐称し、口座へ不正アクセスしていたとしても日本野球界への貢献は素晴らしいものであったと思います。


大谷翔平メディア会見の分析

まずは、スポーツ報知で掲載しているメディア会見の全文をざっとご覧ください。

「まず皆さん、来ていただいてありがとうございます。僕も話したかったのでうれしく思ってますし、チームの関係者の皆さん、僕自身もそうですけど、ファンの皆さんもほぼ1週間ぐらいですかね。厳しい1週間だと思うんですけど、皆さんも含めて我慢とご理解をしていただいたのをすごくうれしいなと思っています。まず、僕自身も信頼していた方の過ちというのを悲しくというか、ショックですし、今はそういうふうに感じています」

「現在進行中の調査もありますので、今日話せることに限りがあるというのをまずご理解いただきたいということと、また今日ここに詳細をまとめた、分かりやすく皆さんにお伝えするためにまとめたメモがありますので、そちらの方に従って何があったのかというのをまず説明させていただきたいなと思います」

「まずはじめに、僕自身は何かに賭けたりとか誰かに代わってスポーツイベントに賭けたりとか、それをまた頼んだりということはないですし、僕の口座からブックメーカーに対して誰かに送金を依頼したことももちろん全くありません。本当に数日前まで、彼がそういうことをしていたというのも全く知りませんでした。結論から言うと、彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつみんな、僕の周りもそうですね。みんなにウソをついていたというのが結論から言うとそういうことになります」

「まず始めに言うと、先週末、韓国ですね。僕の代理人に対してメディアの方から、違法なブックメーカーから僕が関与しているのではないかという、賭博に関与しているのではないかという連絡がありました。一平さんは僕にこういった取材の依頼があるということを僕にはまず話していなかったし、僕の方にそういう連絡はまず来ていなかったということと、まず始めに代理人には一平さんは僕と話して分かったのは一平さんにではなく某友人の借金の肩代わりとして支払ったというふうに僕の代理人を含めてみんなには話してました」

「その翌日にさらに尋問で一平さんは僕たちの代理人に対して、借金は自分のもの、つまり一平さん自身が作ったものだということを説明しました。それを僕が肩代わりしたという話をその時に代理人に話したそうです。そしてこれらは全てがウソだったということですね。一平さんは取材依頼のことも僕にはもちろんその時伝えていなかったですし、代理人の人たちに対しても僕はすでに彼と話してコミュニケーションを取っていたとウソをついていました。僕もそうですし、代表、チームもそうですね。代理の人たちに対しても常に僕とコミュニケーションを取っていたというふうにウソをついていました」

「そして僕がこのギャンブルに関する問題を初めて知ったのは韓国での第1戦が終わった後に行われたチームミーティング、試合の後のチームミーティングの時です。そのミーティングで彼は全部英語で話していたので、僕にその時通訳はついていなくて、全て英語で話していたので、完全には理解できていなくて、なんとなくこういう内容だろうなというのはおそらくは理解はできていましたけど、なんとなく違和感をその時は感じていました。その時彼は僕に対して、ホテルに帰った後で2人でより詳しいことを話したいので、今は待ってくれというふうに言っていたので、僕はまずその時はホテルまで待つことにしていました」

「僕はその時に一平さんがギャンブル依存症だというのは知らなかったですし、彼が借金をしていることもそのミーティングの時はもちろん知りませんでした。僕は彼の借金返済にはその時も同意してませんし、ブックメーカーに対して彼に送金をしてくれと頼んだことも、許可したことももちろんないです。その後、試合後ホテルに戻って初めて一平さんとそこで話をして、彼に巨額の借金があることをその時知りました。彼はその時私に、僕の口座に勝手にアクセスしてブックメーカーに送金していたということを僕に伝えました」

「僕はやっぱりこれはおかしいなと思って、代理人と話したいということで代理人たちを呼んで、そこで話し合いました。話が終わってこれを聞いて、僕の代理人も彼にウソをつかれていたというのを初めて知って、すぐにドジャースの皆さんと弁護士の人たちにその時に連絡しました。ドジャースの皆さんも代理人の人たちも彼らもその時に、また自分たちもウソをつかれていたことをその時に知りました。そして弁護士の人たちは、これは窃盗と詐欺のことなので、これを警察当局に引き渡すという報告をその時にしました。これがそこまでの流れなので、僕はもちろんスポーツ賭博には関与していないですし、ブックメーカーに送金していたという事実は全くありません」

「正直ショックという言葉が正しいとは思わないですし、それ以上の、言葉で表せないような感覚でこの1週間ぐらいはずっと過ごしてきたので。今はそれを言葉にするのは難しいなと思っています。ただ、もうシーズンも本格的にスタートするので、ここからは弁護士の方々にお任せしますし、僕自身も警察当局の捜査に全面的に協力したいなと思っています」

「なので、気持ちを切り替えるのは難しいですけど、シーズンに向けてまたスタートしたいですし、今日まずお話できて良かったなと思っているので。今日はこれが今お話できる全てなので、質疑応答はしませんが、これからさらに進んでいくと思います。以上です。ありがとうございました」

大谷翔平の会見全文「ショックという言葉で表せない感覚」 水原一平元通訳の“裏切り”に初言及(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース



大谷選手の人間性、複雑な感情が窺える緊張感のある会見でした。
時系列に沿って事実を説明していて、一見分かりやい内容のように見えるのですが、所々で矛盾点や怪しい言い回しがありました。大谷選手の言葉尻だけを捉えてたものなので、推察の域は出ませんが。

以下は私が本文を分析したシートになります。
物好きな暇人の方はPDFをご覧ください。


一番気になるのは、時系列の矛盾です。
大谷翔平の口座からブックメーカーに送金していたという事実を大谷、代理人、弁護士、ドジャースがそれぞれいつの時点で知っていたかが不明瞭です。

おそらく21日のパドレス戦後にすべての事実を大谷が知ったのは事実だと思いますが、ドジャースも代理人も21日まで知らなかったというのは無理があると思います。

これは私の突っ込んだ仮説になりますが、大谷翔平が水原氏から資金提供の打診を受けて、尚且つ送金したことが過去にあるのだと思います。そのことを一部の関係者は知っていた。少なくとも2023年のWBCくらいからは。

エンゼルスもドジャースもおそらくその事を知っており、逮捕の決定打になるような情報を隠蔽していたのではないかと思います。理由はスーパースター大谷翔平とその立役者である水原一平を獲得するため。もしくは、違法賭博に球団が関与していたためではないかと。

遠征先で外食すらせずにコンディションを整えるために睡眠を取るほどストイックな大谷翔平が違法賭博に関与しているとは考えにくく、この点は事実であると信じたいですが、一平さんへの信頼の高さ故に、某友人の借金肩代わりとして億単位のお金を出すことは大谷翔平の人格を考えるとやっていてもおかしくはないかと思います。

真実は分かりません。



私が考えた会見のレジュメ

会見では分かりやすく伝えるためのメモを手元に置いて話をしていましたが、おそらく大谷が作ったものではないと思います。

気になったのはメモを見る回数が多かったこと。自身が体験したことや実際に言われたことはメモに頼らずとも話せると思いますが、大谷自身が知らないことがあり、それがメモにあったから頻回に見る必要があったのではないでしょうか。

どなたがお作りになられているか分かりませんが、話している内容を見ている限りではずいぶんと穴のある文章だと感じます。

ということで、大谷翔平の記者会見の文言を考えてみたいと思います。
※暇かっ!


本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。

この度は、私の専属通訳の解雇について、日米のファン、メディア、関係者の皆様にご心配をおかけして申し訳ありません。また、本日まで皆様へのご報告が遅くなりましたことを合わせてお詫び申し上げます。

私もショックが大きく、事実関係の確認に時間を要したことから本日までこのような場を設けることが出来ませんでした。

早速、今回の騒動についてご説明いたしますが、本件については現在調査中でございますので、全容をお話することが出来ません。また、私自身が把握しきれていない事実も多々ございますので、憶測でのコメントによって誤解を招くことが無いように質疑応答はなしとさせていただきます。また、情報を正確にお伝えするために原稿およびメモを基にお話しさせていただきます。

まず、事実関係のご報告です。
先般、球団の公式ホームページで発表があった通り、ドジャースは3月22日付で通訳の水原一平氏を解雇いたしました。諸々の手続きの進捗や水原氏の現在の状況については分かりかねます。

水原氏の解雇の理由としては、違法賭博への関与、選手(私、大谷)からの横領によるものです。

違法賭博について、詳細は調査中ですがカリフォルニア州で違法とされているスポーツに関する賭博行為になります。

次に横領についてです。先ほどご説明した違法賭博の債務をブックメーカーへ支払うため、私の銀行口座へ不正アクセスし日本円で約6億円を出金したというものです。送金先の情報、アクセス方法については現在調査中です。

これら2点について私が事実を知ったのは、3月21日のパドレス戦後のチームミーティングでした。水原氏がチームミーティング中に先ほどの事実をチームメイトへ英語で伝え、その後宿泊先のホテルで再度ご本人からお話を伺いました。

チームミーティングとホテルでのミーティングにおいて、ご本人からギャンブル依存症だったと伺いましたので、違法賭博の関与はしばらく前からだったと推測されます。

繰り返しになりますが、21日の夜まで私はこの事実を知りませんでした。
また、私が違法賭博やブックメーカーへの送金については一切関与しておりません。

今後の対応については、すでに警察当局への引き渡し、球団、代理人、弁護士が事実の解明に着手しております。私も事情聴取や操作に協力をして参ります。

メジャーリーグのシーズンが開幕したばかりのこの時期に、世界のファンの皆様にご心配をおかけして大変申し訳ございません。

信頼をしていた人間の不正ということで、私も気持ちの切り替えがうまく出来ておりませんが、コンディションを整えてチームのタイトル獲得へ貢献できるよう尽力して参ります。

関係者、ファンの皆様には引き続きご支援ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

本日はありがとうございました。


大谷選手も感情が高ぶっていたのだと思います。うまいことまとめられなくて当然の状況です。

ドジャースさんもレジュメ作成を私に依頼してもらえればスッキリとコンパクトにボロを出さずに済んだでしょうに。


ということで、仕事に戻ります笑。


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