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コミュニケーションのレベルを上げたい
こんにちは。
森健太郎デザイン事務所の森です。
目標や日々の仕事の進捗は確認するけれど、レベルアップしたい事って敢えて問われなければ考えなかったなぁと思い、まとめてみました。
私はコミュニケーションが得意ではない
仕事で私を知っている方にこれを言うと意外に思われる事が多いのですが、私はコミュニケーションが得意ではありません。
営業能力は申し分ないですし、喋りも非常にうまいです。ライティング、資料作成なども得意です。仕事柄、相手の意向や目的をで具体化、言語化させる事がメインの仕事ですので、ヒアリングからのフィードバックも出来ます。おまけにユーモアセンスも抜群で容姿端麗なので、第一印象で嫌われるようなこともほとんどありません。
ですが、コミュニケーションは得意ではありません。
このハイパーウルトラアルティメットハイスペックな私がなぜコミュニケーションが苦手なのか考察してみました。
コミュニケーションが苦手な理由その①:無駄に正直
昔から愛想はあるのに、面白くもない事に対して笑うのはおかしいと思っていました。営業の場面でもアイスブレイク的な会話や身の上話は一切せず、単刀直入に要件を伝えていました。暇を持て余しているビジネスマンは少ないので、相手の時間を奪わないためにも効率的だと思っていました。
そのようなスタンスを心掛けているので、相手が逆の事をしていると指摘したくなってイライラしてしまいます。つまり、本題ではない楽しくもない会話をぶち壊したくなるのです。
コミュニケーションが苦手な理由その②:正解を意識しすぎる
社会生活を営む人間の間で行われる知覚や感情、思考の伝達。あるいは単に、(生物学な)動物個体間での、身振りや音声、匂い等による情報の伝達。
コミュニケーションは上記の通り、情報の伝達です。
相手の要求、こちらの要求を意思疎通して最適解を見出し、必要な行動を具体化するのがコミュニケーションの目的だと考えていました。
読んでいてうんざりしたかも知れませんが、それだと楽しくないんですよね。
私だって、いつでも利益やコスパを考えて人と接しているわけではないのですが、楽しくない時間ほど無駄を無くしたくて詰まらないことを考えてしまいます。
理論的で筋は通っているのに、相手がいまいち納得していないとか、本題とは別の理由で乗り気になっていないという事が時々あります。
つまり、双方が楽しんでいないのです。
コミュニケーションが苦手な理由その③:こちらからボールを投げない
ここまでご覧いただいた方は私の事を「頭カチカチ人間」とお考えでしょう。ウザいエピソードはまだあります。
私は、狙いが分からず笑いかけてくる奴や、「とりあえず出会ったのだから友達になろうよ」とぬかす輩や、「私の顔だけでも覚えてください☆」などとなめたことを言う営業マンが大嫌いでした。※嘘です。今も嫌いです。
自分がされたくない事を人にしてはいけないと思い、よほどコミュニケーションが取れる確証があるか、差し迫った要件が無ければ、私からアプローチする事はありません。これは仕事だけでなく、家族や友人関係もそうです。
学生時代はたまに友達に電話をすると「事故かと思った」などと言われる始末です。
書いていて自己肯定感が爆下がってきました。
コミュニケーションのレベルとは
上記の通り、コミュニケーションは意思の共有や疎通です。
今回のテーマは#レベルアップしたいこと ですが、「コミュニケーションのレベルアップ」とはどのような事を指すのか思案してみました。
コミュニケーションのレベルとなる指標の一つに「伝達スピード」があります。
メールの即レスや報連相の精度や、紙媒体からクラウドやWEBに移行する事など伝達スピードを上げる事はコミュニケーションのレベルアップと言えるかも知れません。
しかし、私が求めるレベルアップの指標はスピードや表現方法ではない気がしています。
共感できるものを見つけ、反応し、相手に伝える
私が思案したコミュニケーションのレベルアップは「共感し、相手に伝えること」に辿りつきました。
上記の通り、よく分からないのものに反応もしませんし、投げられたボールを馬鹿正直に打ち返すことしかしないコミュニケーションでした。
作ってくれた料理を食べた時、感想よりも先に「何と言えば相手が喜ぶか」を先に考えてしまうので、言ってる事は素晴らしくても、コミュニケーションはぎこちないことになってしまっていました。
いいと思った事や、自分の意見をどんどん伝える事が、相手の喜びになったり、私の輪郭を映し出す事になるのではないかとの仮説を立てました。
コミュニケーションがレベルアップすると何が変化するのか
「共感し、相手に伝えること」がコミュニケーションのレベルアップにつながると言うのが私の見出した結論です。
では、それを実践してコミュニケーションのレベルアップが出来たらどんな事が変化するのか考えてみました。
①自分も他人も楽しくなる
好きなものを作ったり発信しているわけですから、その情報を見た私自身は楽しくなっています。しかし、TwitterでもYouTubeでもいいねや♡などシンプルだけど曖昧な表現でしか相手や周りに伝えられません。
♡やRTよりも「○○なところ最高でした!次もまた見たいです!」の方が具体的だし、それを求める人の為に頑張ろうという仕事への意欲も上がりますよね。
但し、やっつけや適当な気持ちで反応を伝えない事が肝だと思っています。相手への嘘は自分への嘘にもなります。
②自分の事を知ってもらえる
片側通行の発信はどうしても自己満足や独りよがりになってしまいます。
個人の発信だけでも、その人を知って評価する事もできるのですが、その人が何に反応して、どこに興味を持っているのかという事は、自分の発信だけでは分からない情報や印象を周知させることに繋がると思います。
③理屈を越える。本当の人脈が出来る。
私は人脈という言葉も嫌いでした。何を売りたいのか、どんな情報が欲しいのかも分からずに人脈を増やしても、デバイスのメモリを圧迫するだけだと思っていました。
コミュニケーションのレベルが上がると、差し迫ったプロジェクトや商談がなくても、「この人ならこんな事を知っているかも知れない」「この人に意見を聞いてみたい」「いつかは分からないけど一緒に仕事をしてみたい」というように具体化されていないけれども友好的なステータスがインプットされ、どこかでその糸が何かの機構を起動させる事になります。
そういう経験を私も実際にした事があります。それは確証があるものでもないし、定量化できるものでもありません。
コミュニケーションのレベルアップは、テクニックのようでテクニックではなく、自分の細胞の声に耳を傾け、どれだけ素直にアウトプット出来るのか。そして、自分の挙動で自分も相手も盛り上げてやろうというポジティブさがあれば想像以上の世界の広がりを得られると思います。
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