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🏷️ Tableau Tagged Dashboard Viewer を使ってダッシュボードを簡単に管理しよう!


こんにちは、Tableauユーザーの皆さん。今回は、Tableau Server Client (TSC) を使用して、特定のタグでフィルタリングされたTableauダッシュボードを表示し、操作できるStreamlitアプリケーションについて紹介します。

問題背景

Tableauを使ってデータを視覚化する企業が増える中、管理すべきダッシュボードの数も増加も増加しています。プロジェクトやチームごとに異なるダッシュボードが作成され、必要な情報に迅速にアクセスすることが難しくなることがあります。また、関係者にとって最新のデータを常に確認することが重要ですが、どのダッシュボードが更新されているかを把握するのは簡単ではありません。これにより、業務効率が低下する可能性があります。

解決策

こうした問題を解決するために開発されました。このツールを使用することで、タグを利用してダッシュボードを効率的にフィルタリングし、必要な情報にすばやくアクセスできるようになります。特定のタグに関連するダッシュボードのみを表示することで、業務の効率化が図れます。

ユースケース

1. プロジェクト管理

プロジェクトごとに異なるダッシュボードがある場合、プロジェクト名のタグを付けておくことで、関連するダッシュボードを一括で表示できます。これにより、プロジェクトの進捗状況やデータを一目で確認でき、関係者全員が同じ情報を共有できます。

2. チーム別ダッシュボード管理

各チームが独自のダッシュボードを持っている場合、チーム名のタグを使用してダッシュボードをフィルタリングできます。これにより、チームリーダーやメンバーが必要な情報に迅速にアクセスでき、業務効率が向上します。

3. 更新頻度の高いダッシュボードの確認

頻繁に更新されるダッシュボードに特定のタグを付けておくことで、最新の情報をすぐに確認できます。例えば、日次で更新される売上データや週次で更新されるマーケティングデータなどにタグを付けておくと便利です。

主な機能

  • ダッシュボードの表示: 特定のタグでフィルタリングされたTableauダッシュボードを表示します。

  • 高さの調整: 埋め込まれたダッシュボードの高さを自由に調整できます。

  • キャッシュ: データをキャッシュして、パフォーマンスを向上させます。

インストールとセットアップ

このアプリケーションを使い始めるのは非常に簡単です。以下の手順に従ってください。

1. リポジトリをクローン

まず、リポジトリをクローンします。

git clone https://github.com/koga1983/tableau-tagged-dashboard-viewer.git
cd tableau-tagged-dashboard-viewer

2. 必要なパッケージをインストール

次に、必要なPythonパッケージをインストールします。

pip install -r requirements.txt

3. 設定ファイルを作成

`.streamlit/secrets.toml` ファイルを作成し、Tableauの認証情報を入力します。

[tableau]
token_name = "YOUR_TOKEN_NAME"
personal_access_token = "YOUR_PERSONAL_ACCESS_TOKEN"
site_id = "YOUR_SITE_ID"
server_url = "YOUR_SERVER_URL"

4. アプリケーションを実行

アプリケーションを実行します。

streamlit run app.py

これで、アプリケーションが起動し、タグを選択してフィルタリングされたダッシュボードを表示できます。

使い方

アプリケーションを起動したら、画面上でタグを選択するだけで、そのタグに関連するダッシュボードが一覧表示されます。また、ダッシュボードの埋め込み部分の高さも自由に調整できるので、表示内容を最適化することができます。

実際のソースコード

興味を持っていただけた方は、以下のリンクからぜひリポジトリをクローンして使ってみてください。また、何かフィードバックがありましたら、お気軽にご連絡ください。皆さんの意見をお待ちしています!

おわりに

今回のツールは、Tableauダッシュボードの管理をより簡単に、そして効率的にするためのツールです。ぜひ、このツールを使ってみて、ダッシュボード管理の効率化を実感してください。

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