髪型大失敗の巻

美容院で髪型大失敗しました。
これが思いのほか強いストレスを感じまして、いい経験になったのでそのまとめ。

私は40代女性です。「若くてカワイイ」というどうにも不利な土俵で活躍する気はなく、そのかわり年相応のヘルシーさみたいなものがあればいいなあと思っている感じのおばさんです。つまり超普通。

そんな私が伸ばしかけの髪がいい感じに伸びてきたのでゆるいカールのついたショートヘアにしてもらおうと美容院に行ったのが今回の事件。
「写真を見せて」説明したにもかかわらず、写真とは似ても似つかない内藤やす子ヘア。令和に好きでこの髪型する人いる?
あまりのことに言葉を失っている私の横でなぜかドヤ顔の美容師…
いやまじであれだけ意思疎通できてた感あったのにこの髪型ってもう無理無理!

それからは鏡を見るたびに落ち込み、愚痴をこぼし、酒量も増えました。
友人に愚痴を聞いてもらっているくせに「そんなひどくないよ」と慰められれば「だったら同じ髪型にしてみたら…」と毒を吐き、「とりあえずクリエイティブな感じする」と言われたら「そういう雰囲気目指してねえし」と触るものみな傷つける始末。
さすがに数日後に友人がなんも言ってこなくなって反省しました。
当人にとっては大問題だけど友人にはただの似合わない髪の他人でしかないんだよね。(アヤコは客観性を手に入れた!)

いやまず、見た目がこんなにネガティブな方に変化すると本当に見るたびにウッてなるんです。その上この髪型にした本人はなんとも気づいていない。クレーム入れてもいいんじゃない?って言われたけど、それはなんかこうありたいっていう自分的にどうにも嫌だった。(モヤモヤ増)

さらに自分が苦手なトラブルポイントとして絶妙にあきらめることができないっていうことがあります。
世の中のだいたいのトラブルって悩んでも意味なかったりするじゃないですか。たとえば失恋したとして人の気持ちは自分ではどうにもできないし、逆に自分が頑張ればなんとかなることは自分が頑張るしかないわけで。感情と問題をわりとはっきり分けられれば対処のしようがあるというか。
ですが、今回の美容院失敗は他人によって行われて自分がどうがんばってもどうにもならない上に、髪の毛はまた伸びる。半年以上はかかるけど。半年この髪型で生きるの…?みたいな。絶妙にあきらめられないぬるい地獄。

で、結局調べに調べてパーマ落としを専門にしている美容院に予約を入れるも今度は絶対に失敗できないと思い、電話ではではなくあえて来店し予約を入れるもブログにあれこれとうんちくを書いていた美容師の方がジャイアンツのTシャツを着ていてことにより「せ、センス…これはワンチャン失敗ある」と直感しキャンセル。を、経て結局どうしたかというと今住んでるところから引っ越す前の生活圏内の美容院に予約を入れたのでした。

おずおずと予約電話した時から親身で優しくて泣きそうになった…
失敗したパーマの旨を話すと、あーやちゃってんね感出さず「クリンクリンが希望した髪型と違ったって感じですね…なるほどです。」って言ってくれるあたりに人間としての格の違いを感じました。
アンタ絶対お客さんに信頼されて成功するよ!!(もうしてる説)

いや、もうマジで最初から生活圏内にこだわらずずっとこの美容院でよかったよね。いやでも、この失敗があったから以前の美容院に戻るきっかけになって長い美容院探しの旅が終わったんだからもういいじゃないか…


今回の失敗を踏まえて私が得たこと

  • いくら的確に説明できる自信があっても信頼関係のない美容師にいきなりショートカット以上のことをオーダーしない。写真を見せても意思疎通ができない美容師はいる。

  • 髪型のインパクトのすごさを思い知った。フツメン(私)はどんな髪型になっても似合うわけではない。

  • 慰めてくれる友人に噛みつかない。

  • 信頼できる美容師プライスレス。

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