40過ぎてガタが来た。②

薬がない、、、
まさに絶望。
どん底に突き落とされた感覚である。
薬だけもらおうと連絡するも、診察しないとムリらしい。
法律で決まっているとの一言も付け加えられた。
何と息苦しい日本社会。
そんなことにはお構いなく6時間後の痛みはやってくる。
最後の痛み止めを飲み6時間後、やはり痛みがはやってきた。
ちょうど6時間。
なんとピッタリ、体内時計恐るべし。
ズズーン。
地下から湧き出る溶岩のような痛みは、途切れることなく私を襲う。
心無しか、頬が腫れてきた。
そのとき私は、仕事の真っ最中。
マスクで、腫れはごまかせても、痛みはごまかせない。
「やべぇ。マジで歯がイテェ」
思わずつぶやいてしまった。
「ロキソニン飲んだらどうですか?」
つぶやきを聞いていた、同僚がアドバイスをくれた。
ロキソニン?聞いたことはあるが、飲んだことはない。
同僚曰く、市販されている最強の鎮痛剤らしい。
近くのドラッグストアに行った。
レジに箱を持っていくと、「薬剤師が参りますので、お待ちください」とのこと。
そんなに、強力なクスリなのか。緊張が走る。
「用法容量を守って正しくお使いください」

(それだけかい!!!)

どこかで聞いたような説明文と緊張感から解き放たれた安堵で思わず笑ってしまった。

さて、さっそく飲んでみる。
5分も経たずに「すーっ」っと痛みが引いた。
地底から登ってきた溶岩が、冷やされて凍っていくようだ。
こりゃ、スゲー。
ロキソニン。
市販薬最強の鎮痛剤の肩書に偽り無しである。
持続時間も最強。
飲んでから24時間、痛みがない。
まさか、クスリが強力すぎて完治したわけでもあるまいに。

こうして、歯医者の予約が取れるまので数日間、ロキソニン1錠で乗り切ったのである。

歯科の診断結果は、右下奥の歯の被せていたのがとれて膿がたまっているとのことだった。
その頃には、頬の腫れが明らかになってた。
三カ月に一度は、歯科検診したほうが良いとのアドバイスももらった。
今回のことで思ったこと。

①芸能人でなくても歯は大事
②40過ぎたら身体を大切に
③ロキソニンは、最強のガーデイアン

皆様もお身体大切に

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