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会いたい人がいるということ
大事な人に2年ぶりに会った。
世の中がこうなってから、会うのを躊躇っていたけれども、結局いつ会うつもりなんだろうと思った。あと何回会えるかも分からないのに、先送りしていて良いことなんて一つもない。
年明けの挨拶の際に、今年こそお会いしたいですと伝えてみたところ、「いつでも大丈夫、優先順位高いので」とおっしゃってくださったので、では早速という形で決まった。こういう粋な返しも変わっていないと思った。なんとも言えない温かい気持ちになった。
久しぶりに会っても変わりなく素敵なままだった。お世話になった人。今の私があるのはその人のおかげといっても過言ではない。製剤開発のいろはを学ばせてもらった人だ。
結果、とても喜んでもらえた、と思う。私が嬉しいのと同じように喜んでもらえた。本当に良かった。
遠慮したり、過剰に配慮したり、それで失うご縁も少なくない。会いたい人、話したい人、ずっと大事にしたいご縁は、少し図々しいくらいがちょうどいいのだと。守りたいご縁は、それくらいの気持ちで繋いでいたい。
振り返るといつも、人との出会いが起点になって動き出した、変わり始めた、ということが多かった。自分1人で変われた、なんてことはない。人との出会いはそれだけハイエネルギーだ。
新しい人との出会いも、そういう変化が起こるからたまらないし、私は人が好きだと改めて思った。会いたい人がいる。そう思える自分の心の状態がとても健康的で心地いいし、幸せなことだ。それがまた嬉しい。
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