近況

秋になるとどうも気分が落ち込むらしい。
思えば去年もそうだった。
キラキラしていた夏の思い出の分、嫌なことにばかり目がいくのかもしれない。
ふとインスタのハイライトを見れば、初夏の写真達が並んでいて、最近体に当たる風の温度の変化に気づく。


後期になって実習の班が変わった。
班分けの時のこの感じ、小中学生の頃の席替えを彷彿とさせる。

これは昔から不思議に思っていたことなのだが、希望通りの席や班にならなかった時に、周りに聞こえるように「友達いないんだけどー泣」と言う人が一定数いる。驚くことにこれが生まれてから20年経った今でも、いる。

これは、好きな人が近くにいると大声で女子トークしたくなっちゃうみたいな女子の心理に近いものなのか、それとも、ただただ、新しいメンバーやこれからの友達に気が使えず、何も考えずに発している言葉なのか。
ただ、小学校でも大学でもこのセリフを言う人は決まっていて、同じようなキャラクターを持っている。3者からみると少し残念だし、少し滑稽。


シナリオの企画書が何にも思いつかない。
本当に、書きたいことが、ない。
でも今までも、実体験でのことしか書いてこられなかった。つまりは本質は何にも変わっていない。別に伝えたいこともないし、見せたいものも、理想もない。

母が好む映画の種類「明日世界が終わったら」的な。そんな気持ちが最近わかる。
今に満足しているから、別に明日が来なくても、今すぐに人生が終わったとしてもそれはそれでいいなぁと思っている。
こんな気分の時、中学受験の勉強でよく読んだ「キッドナップツアー」という本を微かに思い出す。どこか不安定で寂しげな雰囲気だった記憶があって、あれを読んだ小4の当時は、不安な気持ちに駆られていた。ふらっとどこかに消えてしまいそうな。
今回のシナリオはそんな物語を描こうかな。

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