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ありふれた女の話

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2016年1月の記事一覧

お互いの体の隅々まで それこそ唇の感触から 達する時の声まで知ってるくせに なにもなかったみたいに つんと澄ましているわたしたちは 立派な ふしだらな共犯者

いち にの さん、であなたを あなたの部屋を あなたのベッドを あなたの素肌を あなたの舌の味を あなたとの情事を あなたとの深夜とあなたとの朝を ひとりで帰ったあの道を すべて忘れてしまえたら

見え透いた腹の探り合いも 意味のない思い出話も 全部全部いらないから 必要ないから あなたの好きにしていいから 早くわたしを抱いて

泣くかもしれない/ホームレスハート(詞・曲/下田逸郎)

"助けてよ ってつぶやいて 私 泣くかもしれない"

「この曲の女 わたしだ」ってこの曲に出会った瞬間から思ってるし この曲の女みたいな女が日本全国に軽く見積もって5万人くらいいると思ってる

この曲が使われた映画、『海を感じる時』も「わたしの恋愛だ」と思ったし、こんな恋愛してる男女も日本全国に少なくとも3万組はいると思ってる
あの映画にこの曲をあてたことが あの映画のなにより優れた点だと思
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