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来たる2024年!2024BPMの曲を作ろう!〜DAW選び編〜

※当記事は「Anti-Aging Record Advent Calendar 2023」の記事になります。


はじめに

はじめまして、みゅーぜろです。

まもなく2023年も終わり、2024年を迎えようとしていますが、みなさんは新年1発目に作る楽曲をどういったものにするか、考えていますでしょうか?
やはり2024年最初の曲として相応しい楽曲は、2024BPMの曲に違いないでしょう!
しかし、多くの一般的なDAWは2024BPMに対応していないため、2024BPMの曲を作るにはどのDAWを使用するかが重要になってきます。
そこで本記事では2024BPMで曲を作るにあたり、それぞれのDAWのメリット・デメリットを紹介します。

DAWごとの最大BPM比較

以下の5つのDAWが設定できる最大のBPMを比較してみるとこのようになります。

  • Logic Pro X: 990BPM

  • FL Studio: 522BPM

  • Cubase: 360BPM

  • Studio One: 300BPM

  • Reaper (通常時): 960BPM

  • Reaper  (限界突破時): 1,000,000,000,000,000,017,356,668,416,969,128,693,522,675,261,749,530,561,236,844,323,121,852,738,547,624,112,492,413,070,031,884,505,939,869,763,168,217,247,533,567,260BPM

一般的なDAWは2024BPMには対応していないことがわかります。
逆に、特殊な方法でReaperを使えば2024BPMに対応させることができます。

一般的なDAWを使う場合

Studio Oneなどを使う場合は、直接2024BPMで作ることはできません。
このような場合は、2024の1/4である506BPMや1/8である253BPMのプロジェクトファイルを用意して、16分音符や32分音符を4分音符と見なして作る方法が一般的です。

これは16分音符に見せかけた4分音符

メリットとしては

  • 使い慣れたDAWで作業できる

  • BPM Sync機能がついたプラグインをちゃんと使える

デメリットとしては

  • 直接BPMを入力できないため、余計な計算が発生する

  • DAW上の4分音符が4分音符じゃなくなるので、リズムが分かりにくくなる

という点が挙げられます。

個人的にはリズムが分かりにくくなるのが結構キツかったです。
特にLoop系のサンプルを使いたい場合に、適切なタイムストレッチがわかりづらいので困りました。
しかし、LFOやDelayをBPMに合わせた長さに設定できるのはよかったです。

一般的でないDAWを使う場合

Reaperは次の方法によって通常時の上限である960BPMを突破して1000000000000000017356668416969128693522675261749530561236844323121852738547624112492413070031884505939869763168217247533567260BPMまで設定できるようになります。

ReaperでBPM960以上の打ち込みを行う方法 - かめりあ

この方法はバージョン7.06/x64でも利用可能でした。
公式にはサポートされていない方法なので、利用する際は自己責任で。

この記事で触れられていない注意点としては

  • プロジェクトファイルをテキストエディタで開く際はエンコーダをutf-8にする

  • DAW上でBPMをいじろうとすると強制的に960BPMに戻される上に、Ctrl+Zでも元に戻せない

BPMを変えようとすると…
960BPMに戻される

この方法を使うことのメリットは

  • 直接BPMを打ち込めるのでわかりやすい

デメリットは

  • Reaperでしか使えない

  • BPMの変更が面倒

  • プラグインについてるBPM Sync機能がバグる

  • プロジェクトが重くなる

といったところでしょうか。

といっても、プラグインのBPM Sync機能がバグるについてですが、ほとんどのLFOやDelayはms単位で設定できるので、そちらを使えば問題ありません。
また、多少重たくなる場合がありますが、もともとが軽いDAWなので、10万BPMとかにしない限りは普通に作業できると思います。

それ以上に、サンプルを切り貼りする際などでリズムが分かりやすくなるので、この方法は非常にオススメです。

結論

好きなのを使ってください

2024BPM程度ならどれを使っても大して変わりません。
使い慣れたDAWを使えばいいと思いますが、リズムがわかりづらい場合はReaperの導入を検討してもいいかもしれません。
2400年くらいになったら一般的なDAWでは対応できなくなるのでReaperを使いましょう。

おわりに

みなさんも、これを機に2024BPMの曲を作ってみてください。
新年に、たくさんの2024BPMの曲を聴けるのを楽しみにしています。
それでは、良いお年を〜。

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