見出し画像

Arctic MonkeysとPhoenixの来日ライブ、そしてMeg Whiteのこと

年間ベストぐらいしかnoteを更新しなくなって早数年。「ネット上にアーカイブを残す」行為も10年前ぐらいなら有益な面の方が大きくて(メリットは今もあるとは思ってる)、守るべき規律や節度はあれどまだ楽しめる場所だった……と、いくら愚痴を吐いても「結局SNS使ってんじゃん」と言われればその通りなので、ならもう少しダラダラ更新していこうかなと。

Arctic Monkeys、Phoenixを観た

最近のトピックとしてはArctic MonkeysとPhoenixの来日ライブが双方素晴らしかったこと。

どちらもバンドにおける最大の強みを活かしてて、前者はロックンロールを、後者はポップを最高濃度で抽出し続けていた。各ライブの総評はツイートの通りで、それぞれ最新アルバムの楽曲を生で体感できたことが何よりも嬉しかった。コロナによって大きく分断された海外アーティストの来日公演も順調に回復しているし、現在進行形でしか得られない興奮をちゃんと肌で感じられるのはとても重要なことだと思う。

ドラマーとしてのメグ・ホワイト(ex;The White Stripes)、その評価は?

アメリカの政治記者:Lachlan Markayのツイートから端を発し、SNS上で大きな論争となったこのトピック。Questlove(The Roots)やGeoff Barrow(Portishead)、Ruban Nielson(Unknown Mortal Orchestra)にLaura Jane Grace(Against Me!)、最終的にはジャック・ホワイトの元妻Karen Elsonが言及するまでに発展。ツイート内容や詳しい事の経緯はこちらから。

対象となった張本人のメグはここ数年、公の場に登場していない。正直言えばツイートした記者もここまで炎上するとは思わなかったはずで、おそらく個人の雑感を少し大きく解釈した視点込みで発言してしまったことがこうした事態を招いてしまったのではないか。

ちなみにこの騒動はすでに決着している。記者自身が謝罪していること、加えてジャック本人がInstagramでこの件に触れたのだ。ジャックはメグの写真と共にポエムを投稿。特に記者を非難するようなこともせず、メグのドラミングについても触れていない。しかし、この詩からは極端にネガティブな発言がもたらす弊害についてや、何よりThe White Stripesで共有したメグとの時間を今なお大切にしていることがわかる。

記者の発言自体はいかがなものかと思いつつも、結果ジャックが今もThe White Stripesでの活動をかけがえのない時間として記憶していること、多くのミュージシャン同様メグのドラムを誰よりも認めていることが分かっただけでも良しと思いたい。

自分もメグのドラム、大好きです。記名性もあるし、The White Stripesにいてジャックのギターとぶつかり合えるのはこのドラムしかあり得ないよ。

なとり「Overdose」をAdoが歌ったら

「何度洗面所で踊り散らかした楽曲でしょうか……」とのコメントを添えてYouTubeで公開されたAdoによる「Overdose」がすごく良かった。

きっと本当に洗面所で歌い踊っていたんだろうし、それほど中毒になった楽曲を原曲に忠実に、かつ己の声の特徴を殺すことなく再現している。

そんな

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?