弱男前。

こんな僕でもたまに「男前芸人」という括りに入れてもらうことがある。

そりゃ男前と言われたら嬉しいは嬉しいのだが、なにぶん割と自分を客観的に見れるタイプなので「言うほどなんだけど」と座りが悪い気持ちにもなる。

そして、俳優さんや男性アイドルと並んだ時に「いや、やっぱ芸人の男前って偽物じゃねーか!」という周囲のツッコミに「てへへ、なんかすいません」とヘラヘラすることしか出来ない。

でも、男前的な仕事もさせて貰ったし、それでテレビにも出させていただいたので今更、自分はビジュアルで出てきた芸人じゃ無いなんて言うつもりも更々無い。

こういう芸人を僕は"弱男前芸人"と呼んでいる。

"弱男前芸人“の弱点はMCからの「男前だねー。モテるでしょ?」という質問である。

「いやいや、そんな事無いですよ」と言えば盛り下がり、チュートリアル徳井さんくらいじゃない限り「モテますねー」と言ってもウケない。

行くも戻るも地獄なのだ。

先日、ある芸能人の不倫謝罪会見で「浮気相手には好意が無かったって事ですか?」って質問がとんだ。

いや、その質問って「好意ありませんでした」って答えたらその不倫相手は嫌な気持ちになるし、「好意はありました」って言ったら今の奥さんが嫌な気持ちになる地獄質問だなと思った。

この際、当事者の芸能人が傷付く質問はしょうがないとしても、周りの人がもう一回傷付く必要ってあんのかな。

その質問で誰かが傷付くとか考えないのかな。

たまーーーーにMCとかやらしてもって、人に質問する時にその一点だけは絶対に気を付けてるつもりだ。

こんな男前の考えを持っているという事だけでも覚えて帰ってください。

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