町内会デビュー、スペックZEROで撃沈( ゚Д゚)
町内会(ちょうないかい)とは、日本の集落又は都市の一部分(町)において、その住民等によって組織される親睦、共通の利益の促進、地域自治のための任意団体・地縁団体とその集会・会合である。←ウィキペディアより
実家(神奈川の田舎・笑)にいた頃は、両親が全部やってくれていた(のだと思う。よく知らない)。
21歳で就職し、職員寮に入ったので、そこでも町内会との接点はなし。
その後、転職と同時に夫と結婚前に同棲したアパート時代も、他の住人さんとの接点もなく、忙しく働くだけだった。
それから数年後に夫と結婚して、賃貸マンションに入り、町内会費は契約と更新の時に2年分支払う決まりだったから支払ってたけど、回覧板が回ってくるのを適当に回すだけで、町内会には全く意識なし。
そんな未経験ぶりで、しかも引越しも急でバタバタしすぎて、町内会のことなんて、全く考えてなかったんですが。
一応、引っ越した時には、周辺のお宅へのごあいさつには回りました。
当時勤めていた法人で作ってるクッキーを持って。
それは何とか、愛想よくできました(/・ω・)/
で、引越してすぐ、町内会の運動会がありました。伝統のある運動会で、夫は子どもの頃から参加していたらしい。今回久しぶりの参加で嬉しそう。
私はその日、朝から実家の母が荷ほどきの手伝いに来てくれていたので、参加はできず。夫と義父が参加して、その後の懇親会まで楽しんできた様子。
「奥さんは?って聞かれたよー 来る?」という夫からのメールはスルーした。母が来てることを言い訳にできたので逃れたが、基本的には行きたくない(笑)。
仕事をしていない素の自分に、全く自信がないのだ。
引越しの荷ほどきひとつ、苦戦し、こうやって実家からわざわざ母に来てもらう始末ですよ。
母が主婦として優秀すぎるので、私はグータラに育ってしまったのかもしれない。まさに、母まかせでグータラな、父に似てしまったのだ。残念!!!(笑)
夫と義父は、社交的で、すぐに誰とでも話せて、人あたりがよい。
外面がよいともいう(笑)
・・・うらやましい。
まあ、何とか運動会は逃れてよかったなあ、来年は頑張って出よう。
なーんてのんきに思っていたら、その運動会の懇親会で、町内会でBBQをやろうよ、という話になったようで。
さらに夫は中心メンバーとなって、グループLINEにもしっかりと入っていた。
その社交性と行動力、なんなんだ。
普段から発揮して欲しいもんだよ。仕事とか、家のこととかでさー (´゚д゚`)
「僕は、飲み物係りになったから。前日までにふたりでお酒とかを買い出しに行って、うちで冷やしといて、当日は会場まで運ぶんだよ。(キリッ)」だって。
何で私も参加の方向??なに勝手に決めてんだ。何が飲み物係りやねん。
何をキリリと言うとんねん。普段のポヤポヤした感じはどうしたんだ。
しかし、残念ながらその日に限って私、予定が空いている(笑)
これは、行くしかねえか。
そして当日。
町内のパパさんたちは早めに集合し火をおこしたり、設営。
ママさんたちは、子どもたちと一緒に後から参加。
にぎやかで、仲の良い町内会のみなさんでした。
こんな私も、あたたかく迎えてくれました。
それぞれの担当が買って来たものを持ち寄るだけでなく、
前日から煮込んだであろう、超美味しい豚汁や、
ふわっふわのシフォンケーキをさらりと差し入れるママも。
すごーーい!!
惚れてまうやろーー!!
そして、驚いたのは、呼ばれかた。
みつはしさんの奥さん、とか
みつはしママ(ママじゃないのにそう呼ばれる違和感・笑)
という、夫の付属ものな感じの呼ばれかたにびっくり。
あ、私、みつはしさんの奥さんだったね(笑)
全く自覚がなかったです。
普段、仕事や活動では、夫が「みつはしさんの旦那さん」と言われてるから。。それを夫はどう思っているかは知らんけど。。
町内会だと、
私の仕事なんて、活動なんて、ちっとも知らないし、関係ないのだね。
そしてどうしても私は、ママさんたちの席よりも、パパさんたちが集まってるほうへ行ってしまう。パパさんたちと一緒にいたほうが、超絶ラクなのだ。
私は中身がおっさんだし、酒を飲むし。。なんてことだ( ゚Д゚)
すると、パパさんのひとりが、笑いながらこう言った。
「みつはしママさあ、あっちのママさんグループのほうへ行っといたほうがいいよー。あそこに嫌われたら終わりだからね(ニヤリ)」
マ、マジすか。
おそるおそる近づいて、あらためてご挨拶。
ママさんたちは優しいので、私たち夫婦が実家に戻って来たことを喜んでくれて、
「お義父さん、広い家にひとりになっちゃって心配だったんだよ。来てくれてよかった」
そうだったんですか。
お義父さんは近所の人たちにそんな心配されてること、全くわかってないですけどね。。
「これから子ども産むんでしょ?なんかあったら言ってね」
いやあ、もうアラフォーってますけどね。。
うーーん、ここでは、実年齢よりも若く見えるのがマジでマイナス!!!笑
私についての話題はこの2つのループとなり、さすがに自分の話題のなさにぐったり。
そして、奥さんたちの話題はさまざまだが、マジでひとつもついて行けないという緊急事態に。。( ゚Д゚)
◆話題のドラマのこと。昼顔とか・笑
(私は仕事関連か、お笑いを録画したやつしか見てない)
◆ジャニーズとか、韓国系アーティストが好きってこと。
(欅坂46の楽曲にハマってるとは言えなかった)
◆最近、顔にしみが増えて来たからクリニックで取ったとか
(取りたいシミがまだ出て来てない)
◆子どもの成長のこと。
(発達障害診断の乱用問題やメンタルヘルスの相談なら乗れるけど。お呼びでない)
・・・何が精神保健福祉士だよ。20年のキャリアだよ。
ご近所さんには、そんなこと、全く関係ないよね。
ちーーーーーん (;・∀・)
しかもこれから雇われ仕事を辞めるので、仕事も言い訳にならない。
これはもう、町内役員とか民生委員でもやったほうがよっぽどいいな。
次年度からやろう。町内に役割がひとつもないぞ。
民生委員て私でもできるのかな。まあ、なんでもいいよ。
町内でコレやってます、という、役割が欲しい。
まさかそんな風に思うなんてねえ。。
・・・というわけで。
仕事ばっかりしてそれを言い訳に、素の自分のスペックを増やしておかなかったばっかりに、ここへ来てそれに直面しドギマギするという、リアルなコントでした (/・ω・)/
今でも、思い出すと自分に笑えます。
町内のみなさんはほんと、優しくて楽しい人たちばかり。
今年の運動会は別件で出られず残念でした。
仕事では得られない感覚や、私にとっては斬新なコミュニティに入れてもらえて、嬉しいです。
また何かに参加するときには、いちいちドギマギするんだろうが、きっと大丈夫。
いいじゃん。みつはしさんの奥さん、で。
みつはしさんちのお嫁さん、で。
だってそうなんだもの。
気楽に、なんもできない奥さん、お嫁さんを楽しもう。
スペックZEROでトホホな自分もOK。
信念の強い、バリキャリ福祉職の自分もOK。
どっちも、大切な自分だ。
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