草統一周りのあれこれ

先に言っとくと、著者はモンスターボール〜スーパーボール級をうろうろしている新米なので参考になるかどうかは不明です。直近の勝率は3割。くさ以外ではめいそうマホイップやコットンガードバイウールーが好き。

草統一の逆境

いまの草統一はめちゃくちゃな逆境下にあります、例えば:

- アタッカーがだいたいダイジェット持ってる問題
- ひこう・ほのお・むしを持っているリベロなエースバーン
- ひこう・ほのおを持っているリザードン
- ドラゴン対策のこおり、フェアリー対策のどく、はがね対策のほのおといったサブウェポンが抜群に刺さる

一応バタフリーのねむりごなが効かないとか、モロバレルのいかりのこなが効かないとかの強みはあるんですが、それを享受できたと感じることはあまり無いでしょう。くさに弱いポケモンが4体以上パーティにいるというケースもほぼ無いので、相手はくさに強いポケモンを選出してくる前提で考えます。

基本戦術

ポケモンによるとはいえ、くさタイプの多くは素早さが低い傾向にあります。特性 ようりょくそ、 すいすい や わたげ を使ったり、素早さランクを変えたり、グラススライダーやトリックルームを使ったりしないと上から叩かれて終わりというケースも多いです。かそく持ちバシャーモとかどうすりゃいいんですかね。

くさタイプにはキレイハナやナットレイに代表される高耐久ポケモンが多い印象ですが、ダダリンやアローラナッシーのような高火力エースもいますし、いたずらごころエルフーンに代表される変化技使いもいます。速攻を防いで環境を整える役割をいかに完遂させるか、が要点になると思われます。

持ちポケの特徴

キレイハナ……特防が高く、ちょうのまいとバトンタッチを覚えるので、特殊エースに対して出ていける能力があります。またちからをすいとるを覚えるので、物理エースを弱体化しながら回復することも可能です。エリカさんの動画を参照。

ラランテス……特性 あまのじゃく で、ばかぢからで防御を上げながらはがねを殴ったり、リーフストームで特攻を上げて高火力ダイマックスに繋げたりという火力に任せた戦い方ができます。メタグロスあたりは安心して任せやすいですね。素早さに不安があり初手で倒されることも多いので、バトンを繋げたり壁をはったりする方が良いです。

ルンパッパ……特殊エース。くさタイプで唯一カウンターを覚える上に、みずやこおりも覚えるので多様なタイプを相手にできます。仕上がってしまった物理エースをカウンター一発で対処できるのが嬉しい。自然とタスキを持たせることになりますが、がむしゃらも先制技も覚えない上に攻撃が低くじたばたを活かしにくいので、カウンターを使う場合は他の役割を任せにくいところがあります。

ワタシラガ……特性 わたげ で相手の素早さを下げることができるため、後続のエースが上から叩かれない環境を作ることができます。交代技は覚えないので、だっしゅつボタンを持たせて わたげ 発動直後に交代することで相手に付け入るスキを与えないようにするか、死に出し前提の運用をしています。もうちょっと活躍の場を作れそうな気がする。

ユレイドル、リリーラ……いわ複合でほのおやどく、ひこうに強く出ることができます。メテオビームにパワフルハーブを使えば、十分な火力で速攻をかけることも可能。くさタイプで唯一ミラーコートを覚えますが、特防はけっこうあるので使いみちは微妙か。ユレイドルはやどりぎのタネを覚えますが、しんかのきせきをもたせたリリーラの方が耐久性能は高いので、ステルスロックを期待するならリリーラのほうが良いかもしれません。エースバーンが高確率でとびひざげりを打ってくるので、まもるがあると良いかも。

ダダリン……ゴースト複合でノーマルやかくとうが効かない、という点よりも、攻撃と特防が高いためとつげきチョッキを着せての運用がしやすいという点が魅力。わざもポルターガイスト、じしん、アイアンローラーなどダイマックス向けのものが揃っています。めちゃくちゃ遅い(種族値40)のが難点。

ドレディア……ダブルバトル専用という感じ。特性 ようりょくそ を活かして、ふんかコータスに おさきにどうぞ するというコンボが成立します。かふんだんごで回復も可能。マイペース+はなびらのまいも魅力的ですが、実際使ってみるとくさタイプわざの通りが悪いこともあって微妙でした。

タルップル……特性 あついしぼう により、ほのおわざを半減で受けられる稀有なくさタイプ。等倍で受けられるユレイドルの登場で個人的には微妙なポジションですが、てっぺきもどわすれも覚える上に防御でダメージが決まるボディプレスや相手の特防を確定で下げるりんごさんがあるので、長期戦に持ち込めれば強いかもしれません。

ダーテング……あく複合でいたずらごころが通用しない安心感、ねっぷうやぼうふうを覚えるといったわざ範囲の広さが魅力的ですが、それを上回る耐久性能のなさが残念。素早さも種族値80と、くさタイプにしてはマシでも相手のアタッカーを超えられることはあまり期待できません。まだ使いみちを見いだせていないポケモン。

いまのパーティとその使い方

ユレイドル、キレイハナ、ワタシラガ、エルフーン、ルンパッパ、ラランテスの6体です。ステルスロックとやどりぎのユレイドル、物理エースを弱体化するキレイハナ、後続に繋げるためのワタシラガとエルフーン、役割破壊カウンターと特殊エースを兼ねるルンパッパ、物理エースとしてのラランテスというところ。エルフーンの持ち物は暫定です。

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ほのおポケモンが多い現状、ユレイドルは確定選出です。ステルスロックかメテオビームを初手で打ち、余裕があればやどりぎを打って退場します。

3体目のエースはラランテスが相手にできるポケモン(ノーマル、あく、はがね、いわ)が多いか、ルンパッパが相手にできるポケモン(ほのお、くさ、ドラゴン)が多いかで決定します。物理エースが来そうならキレイハナやルンパッパ、ナットレイやドヒドイデならサイコカッターとばかぢからを覚えているラランテス、という感じ。

2体目の選出基準がまだ見えていませんが、化石竜はキレイハナ、複数回攻撃持ちはワタシラガが有利に事を運べそうではあります。ワタシラガの わたげ より、エルフーンの おいかぜ のほうが、相手の交代に耐性があるかもしれません。キレイハナはかえんほうしゃやだいもんじを受けきれないことが多いので、エースをラランテスに任せて2体目ルンパッパという選出もあり。

要対策ポケモン

エースバーン、バシャーモ……高火力で上から抜群わざを叩き込んできます。先鋒で出てくることも多いです。とびひざげりを期待してまもるか、物理技が飛んでくると読んでカウンターか、というところ。特にカウンターでルンパッパと相打ちにできれば、特にダイマックスを潰せれば、非常に良い展開に持ち込めるかもしれません。

リザードン……ほぼ特殊なのでカウンターには期待できません。ステルスロックで削るか、いわ複合のユレイドルで受けるか、ちょうのまいをバトンタッチしたルンパッパで上からみずわざで攻撃するか、になります。はらだいこを使う型もあるそうですが見たことがありません。

ナットレイ、ドヒドイデ、ガラルサニーゴ……ナットレイはかくとうわざ、ドヒドイデはエスパーわざで対処することが多いです。どくどくを仕掛けてくることがおおいので、こちらもどくかはがねの複合ポケモンを用意したいところ。じこさいせいやこうごうせいがあるとなお良いでしょう。

ラプラス……キョダイマックスから抜群わざを打ちつつ壁をはるという超絶性能。こおりの効きにくいみず複合のルンパッパにきあいだまを覚えさせて上から叩いても倒しきれませんし、積んでない状態のラランテスでも同様です。フリーズドライで反撃をくらう可能性が高いでしょう。先鋒で出てきたときは犠牲を払って対処するしか無い気がします。

レジアイス、ファイアロー、トゲチック、ゲンガー、ストリンダー……まだ有効な対処を見つけていません。ちょうのまい か わたげ で上を取りに行く、物理ならその上でばかぢからで防御を積む、という基本的な対策を取ることになります。その前に先制されて終わることも多いですが。ダダリンではおいかぜ込みでも先制できないと思うので、じめんわざを覚える素早いポケモンを探したほうがいいかもしれません。


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