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『おじいちゃんの記憶を巡る旅』感想日記

セールですごくお安くなっていた時に購入したのを漸くプレイしました。
総プレイ時間は1時間程で、サクッと遊べました。

優しい雰囲気の綺麗なグラフィックとBGMで、動く絵本やアートアニメーションのような、心癒される作品でした。
ゲーム要素のパズルは簡単過ぎず難し過ぎず、物語を邪魔しない丁度良い難易度で、退屈することもストレスを感じることもなく快適でした。
パズルに関係する以外の部分のイラストもクリックすると、仕掛け絵本のように動き出すところが可愛かったりして、程よく世界観に浸ることができました。

物語の結末に辿り着いた時は、ここに来るためにあんなに険しい道のりを歩いてきたのかと、一瞬思ったのですが。
パズルになっているおじいちゃんの旅で起きる様々な要素は、そこに辿り着くまでの大切な思い出やら罪悪感やらの葛藤…おじいちゃんの複雑な心情をパズルとしてプレイヤーに体験させていたのだと理解できて、とても腑に落ちました。
ラストは少し切なくも、しみじみと愛おしい気持ちが込み上げてくるような、それでいて爽やかな、良い時間を過ごしたなという気持ちになれました。

夜の穏やかな時間に、映画や短編小説をみるような気持ちで、淹れたてのコーヒーを用意して、寛ぎながらプレイするのが合いそうな素敵なゲームでした。
こういう感じのゲームと沢山出会いたいなぁ。

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