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『ファミレスを享受せよ』感想日記

発売時から気になっていた作品で、年末年始のセールになっていたので購入しました。
プレイ時間はNintendo Storeの商品紹介にもある通り、2時間程でした。
本編のエンディング分岐とは全く関係の無い、オマケ要素の間違い探しで結構時間を取られた気がします。
オマケを無視したら多分、1時間位のプレイ時間になるのではないかと思いました。

登場人物達との会話を総当たりしている内に行動できる選択肢が増えていくのは、ファミコン時代とかによくあった推理アドベンチャーゲームが思い出されて、懐かしく感じられたのですが。
制作者の方のサイトの文章を読んでいたら、メトロイドヴァニアを意識してそういう作りにされたとあって、なんというか、世代が違うのかなぁ…
ジェネレーションジャップを感じたりもしました(笑)

スイッチライトでプレイしていたら、すっごく文字が小さくて、Switch版移植のインディーゲームあるあるだなぁと思っていたのですが、ネットの情報を見ていたら、どうやら他の媒体でのプレイでも文字は小さいらしいです。
正直な話、文字の小ささに心が折れて(というか眼球が悲鳴をあげて)、積みゲーになったインディーゲームは数知れず…
そんな中で、この『ファミレスを享受せよ』は最後まで吸引力を感じて食い入る様にプレイ出来たので、自分の好みに合っていたというか、とても魅力的な作品だったと思います。

2時間程のプレイ時間で、途方も無い時間をファミレスで快適に暇つぶしできた様な気分になれました。
心と時間に余裕があるときに遊べば、最高のファミレス体験ができる作品だと思います。
BGMもフリー素材ではなくオリジナルの音楽を使っていたのが、とても良かった。
それぞれのBGMが、レトロ音源風とピアノとの2種類聴けるようになっているのですが、雰囲気があって、プレイ後もギャラリーで何度も繰り返し聴いてしまうほど、個人的に気に入ってしまいました。
音楽も含め、作品全体の世界観がしっかり出来上がっているので、PVを見て好みだなと感じられた方には、是非ともプレイすることをオススメします!

2種類あるエンディングの内のトゥルーエンドっぽい方は、発生させる条件が分かりにくくて、攻略情報無しに見つけるのは、ちょっと難しいのではないかなと感じたりもしました。
箱が出てきてからの対処の方法も中々…
制作者の方は意識されているのかは分かりませんが、ある意味レトロゲームっぽくはありました。
また、オマケの間違い探しは、最後までクリアするとサイドストーリー?の様なものが見れるのですが、最後が唐突に怖すぎました…
私は夜中に薄暗い部屋でプレイしていてトラウマになりかけたので、これからプレイされる方には、明るい場所で気持ちに余裕があるときに見ることをオススメします……

久しぶりに、独自の世界観を持った良作品にどっぷりと浸ることができて、とても嬉しかったです。
来年も、個性的で心癒されるインディーゲームとの出会いが沢山あれば良いなと思います。

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