我が逃走2_家入一真さん
昨日は、全体の1/5のみ読んでいて、ペパボが上場したところまでだったので、非常に順風満帆に過ごされていたのかなと思っていました。今日残りを読破したのですが、家入さんの振れ幅が凄すぎて、驚きを隠せませんでした。上場後してからペパボの代表を辞任してから、特にお金の使い方は成金的なもので、1夜で300万円以上使うこともあったとか。散財し続けた結果、ものの見事にお金は無くなるのですが、そこから仲間とのサービス作りで、再起を図り、複数の事業で成果を出し続けています。
特に印象深かったのが、投資家の松山大河さんの解説で、家入さんは経営スキルの高い人で、有料課金サービスで会員数百万人を達成した日本でも数少ない経営者と称している点です。また、経営者としてのセンスや力量はもちろんですが、新しくサービスを作る能力がある人材を見抜く力も備えていて、BASEの鶴岡さんなどは最たる例です。
面白かったのが、家入さんがルーズな生き方をされているからこそ、周りの自主性を高める効果があったと述べている点です。このことは、任せられない、部下が育たない、と嘆く経営者やリーダーにとって学ぶべき点があるのかもしれません。
人は不完全であるということを知っているからこそ、家入さんは若い人がチャレンジするその背中を押すのでしょうね。非常に学びの多い本でした。
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