失敗を語ろう。を読みました

マネーフォワードの辻CEOの著書を読みました。マネーフォワードといえば家計簿アプリで、私も妻に勧められてから使っていますが、非常に使いやすく、自身の資産管理ツールとして重宝しています。1金融機関だけでなく、金融機関や証券、amazonでの利用金額などを統合して表示できるのは利用者目線とても使い勝手が良いアプリケーションです。

そんな辻さんは、起業当初から失敗の連続で、とにかく当たって改善して、の繰り返しだったと著書で述べています。このマインドは経営者が強く持つべき信念で、今後起業を考えている人はどんな状況でも折れずにやり続けることが重要なのだと思いました。

辻さんは、マネックス証券に出向していたそうなのですが、退社をして起業する際に、マネックス証券のCEO松本さんからこのような言葉をかけられたそうです。

=============

何度も話し合いを重ね、松本さんは僕を送り出してくれた。

松本さんは、「いいか、辻」と僕の目を真っ直ぐに見据えてこう言った。

「お前はこれから会社を立ち上げる。確率論的に言うとお前は失敗するだろう。あくまで確率論だが、会社はつぶれるかもしれない。しかし」

息を呑む僕に、松本さんは続けた。

「しかし、お前の人生は続く。それを忘れないようにしなさい。」

=============

厳しくも温かい松本さんの言葉に、辻さんの想いや執念は、ますます強くなっていったのだと思います。同じ経営者だからこそ伝えられる言葉にグッときた瞬間でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?