藤田 田 クレイジーな戦略論を読んで

Den Fujitaの商法シリーズ4「クレイジーな戦略論」を読みました。このシリーズを読んでみて、藤田さんの印象は、緻密な事業家という印象を受けました。組織論においてもパートタイマーの雇用や、現場主義の徹底、現場社員からのアイデアの吸い上げなど、「会社は総力戦」という言葉をまさに体現していました。藤田さんは、年間を通じて社員にアイデアを募っているそうですが、その狙いとしては、

1.現場社員のみが気付ける"アイデア"に出会えるから。

2.社員が会社の経営に参画しているという自覚を抱かせるから。というものでした。

力のある創業者というのは、独裁者的な方が多いケースもありますが、藤田さんはそうではありませんでした。会社というのは総力戦で戦うものということを理解しており、社員との接し方が絶妙に人たらしかつ、金銭的な報酬や休暇制度なども巧妙に設計されており、社員の意欲を能動的に沸き立たせています。組織運営についても緻密に計算されていたのでしょう。


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