ロシアのデカさに慄いてる

昨年、年号が令和に代わって初めての年末。あまりの暇さにネットを見ていました。

google暇つぶしといえば、googleストリートビュー。普段ならいけない外国の様子を見ていると暇がすごい勢いでつぶれていきます。面白いですよね、ストリートビュー。

取り急ぎGoogleマップにアクセスして近所が表示されます。こんな見慣れた場所に用はないのだ。ガリガリとホイールで縮尺を引き上げていく。ところでいまのGoogleマップ、衛星写真にしてがーっとホイールガリガリすると地球の形になりますよね。あれ限界まで引き上げると太陽とかでてきて、あ、宇宙だ~って感じでとてもいい気持ちになれます。今やったら地球どころかほかの惑星まで見れました。え、やば……Googleスペースじゃん…いつのまにこんな……やば……え…なにこれ…。ほんとやば……………………………


閑話休題。

さてGoogleマップで何を見ようと思ったときに、ふと思い出される某テレビ番組。世界で全く人がいなさそうな地域でポツンとした場所を探してみようと思い立って地図を見ていました。そこで気付いたこと。

ロシアでっっっっっっっか

ロシアといえばユーラシア大陸の北のほうを東西にデデーンと陣取る国です。

面積17,098,246平方キロメートル、人口1億4680万人。人口密度は8.5人/km2(wikipediaより)という超巨大な国土を持ち人口もそこそこ、人口密度はすかすかなこの国。改めて地図で国土を見てみると、めちゃくちゃでかい。いや、でかすぎない?え?ってなりました。

いや待ってほしい。知ってるよもちろん、知ってた。これほどのデカさだということはもちろん。それにしたってデカい。一度見てみてほしい。デカいから。

で。いざGoogleマップを航空写真にしてみてみようつって見始めたらこれがまた何もない。

山、湖、水たまり、雪、西の方にはモスクワがあるので色々あるけど、ちょうど中央あたりから北のほう、また北西、北東あたりはほんとうに何もない。すごい。

ざっとみていくと、川が結構ありますが、その川が上から見ると超怖い。

このあたりとかめちゃくちゃこわい。線虫か?

そういう巨大すぎる自然を目の当たりにして、民家は…民家はないのか…!?と探していくと、地図上に名前のある町が見つかります。ほっとした。道路が通ってると結構ストリートビューも入っていたりしてなおさら安心するんですが、当然入ってないところもあります。根気強く探していくと川沿いには結構色々あって、名前のあるとこ、ないとこ色々ありました。人の営みがそこにあるんだなぁと思うんですが……

内陸の町に住んでいる人は、ともすればそこでずっと過ごすことになるのではないか、もしかしたら国内で誰にも顧みられることなく、一生を過ごすのではないだろうかということが頭をよぎり。もちろん、実際にはそんなことはないであろうということは想像に難くないのです。情報化社会だし。

ある程度遠隔からみて、Googleストリートビューのオレンジの人型をドラッグしてみると、全然ない。360度写真があるところが点在しているので置いてみると大自然だ~とおもっておいたところが実は町だったりしていて驚いてみたり、なかなか楽しいんですが、いかんせん、でかい。このデカさ、町と町の距離にロシア人はいったいどうやって折り合いをつけて生きているんだろう。デカい。広い。

しかし反対に、こうやってある程度自然で隔絶されたところで生きていくというのは、むしろ人間らしく生きるにふさわしい場所なのではないだろうか…ということも考えてしまい、不安と羨望とがないまぜになった気持ちになってなおのこと心が落ち着かなくなります。

集落はもういい。北だ。北極圏に目を向けていけ。ってみていくともう雪ですよ。雪で一面覆われてる。白い。安心する。絶対ここでは暮らせないだろ。よし。不安にならない。っておもってたんですが、まぁ沿岸にはなんか集落っぽいところもあったりして…この辺の集落はストビューこそありませんが、町をクリックすると写真が掲載されていたりします。それがまた美しくて、あぁきっと一人の人間らしく生きていけるんじゃないだろうか…と思う一方、ここで一生生きていくとしてどういう気持ちで臨めばいいのか今の僕にはわからない…という気持ちとがぶつかり合って、美しく思いつつも不安になってしまうのです。

いやー……美しいな…こわい…綺麗…

だんだんと何が伝えたいのかわからなくなってきましたが、とにかくロシアはデカすぎて、人々の営みの間に横たわる距離が非常に遠く、日々よく知らない人との接触があり、隣の町にいくのにさほど面倒を感じない距離感にある自分にとっては底知れない不安を感じるのではないか、という結論に至りました。

北のほうの、特にフィンランド近くは寒々しく、でも確かに人々の営みがあって、大変おすすめです。中央部の川あたりに点在する町あたりはなかなか見つからなかったりして巨大さを感じるにはおすすめかもしれない。

ちなみに人がいなさそうなところをぐぐる旅行するならアマゾンとかもいいだろとおもわれるかもしれませんが、アマゾンはなんかこう……動物っていうか……生命にあふれている感があまり寂しさを感じないのでいまいちひかれないのかもしれない。

最後に見た中でいちばん不安になったストビューを載せて終わります…

ここに放り込まれたらなんかもう、途方に暮れるだろうなぁって思いました

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