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コロナ自粛日記18

本日の体温、36.5℃。平熱異常なし。

本日もやることなくYouTubeとアマプラ三昧。YouTubeではバナナマンと乃木坂46の動画ばかり見ている。特に理由はないがなぜか見てしまうのだ。ほのぼのした両者の絡みを眺めて笑顔になっている自分が気持ち悪い。

わけもなく誰かの動画をやたら集中して見たり音楽を聴いたりすると、数日してその人が捕まったり不倫したり活動休止したりすることが過去何度かあった。私は何の能力者でもないし単なる偶然なのはわかっているが、どうかバナナマンと乃木坂46に良くないニュースが出ませんように。

アマプラでは、以前から気になっていた是枝裕和監督の『空気人形』を鑑賞した。R15指定であること、ラブドールに魂が宿る設定であることは前知識として知っていたので、てっきりインディーズ的な映画かと思っていたのだが、エンドロールで是枝裕和監督の作品だと知って吃驚した。

是枝監督の作品は全てを見ているわけではないが、イメージとしてはザ・ノンフィクションでも取り上げない底辺家族をリアルに描く監督だと思っていたので、こんなファンタジー要素を含む作品も作っているとは露も知らなかった。何がインディーズ的な映画だ、メジャーもいいとこである。

音楽、特に音がとても印象的な映画だった。ウィンドチャイム、風鈴、ラムネの瓶。映像の色合いと相まって、夢のような美しさだ。物語が湛える悲しみと純粋さにマッチしていたように思う。
一方で、作中に出てくる「ラブドールを恋人として生きる男」「性癖がイカれた男」「美容に執念を燃やす年配の女」といった人々は、是枝監督らしいモチーフだと見終わってから完全に後付けで感じた。ああいった人たちが本当に存在することを私は知っている。リアルな現実を描くという意味では、少々異質ではあるものの作風通りの作品だったようだ。

で、主人公を演じた女優のペ・ドゥナさんがあまりに可愛いので検索したところ、ポン・ジュノ監督の『グエムル -漢江の怪物-』に出ていた女優さんだと知って本日2度目の吃驚である。
発表年を見るに、漢江で怪物に襲われた3年後に日本でラブドールになったようだ。いろんな人生を演じられるから俳優仕事は楽しい!とはよく聞くけれど、なかなかハードな人生をいくつも経験されている方である。

ポン・ジュノ監督もまた、是枝監督と同じくリアルな家族像を描く作風のイメージがあった中で、グエムルのようなCGを使った作品は意外だと、鑑賞した当時思った記憶がある。両監督の意外な作品どちらともに、ペ・ドゥナさんが出演している謎の繋がりが自分の中でちょっと面白かった。
そういえば、グエムルもウイルスが描かれている作品じゃなかったか。コロナとはまったく別次元の細菌ではあるが。コロナも火炎瓶ぶん投げて収束できたらいいのに。

まさかコロナの自粛中にグエムルを思い出すとは思わなかった。これもまた謎の繋がりである。繋がるなぁ今日は。寝よう。




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