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三軒茶屋の三合目

二合目の冨士御室浅間神社から30分。三合目です。富士五湖が一望出来る「見晴小屋」があったそうですが、今や廃屋どころか、完全に潰れております。

道の反対側の「はちみつ屋」もご覧の通り

案内板の説明見ていてアレっと思ったのが、絵葉書にある通行人が馬に乗っている姿

登山道の勾配のきつくなる馬返しで「馬は返すもの」だったのではないの?と思って調べると、意外なことが分かりました

「馬返し」とは、聖なる場所である神社・仏閣などの境内に馬牛など獣類を入れないよう、俗界と聖界の境目とみなされた場所に付けた名称だというのです。なので、何処からを聖なる場所と考えるかによって、馬の入れる場所も変わったのでしょう

案内板には、二軒しかないのに三軒茶屋と呼ばれたとありますが、元は間口が三間(さんげん)の三間茶屋だったのかも知れません

そんなことを考えながら、ゆっくりと登るのも、麓から登る富士山登山の醍醐味ですね

見晴らしの良い三合目、標高1840m