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学名の意味を調べて驚いたツルオドリコソウ(蔓踊子草)

入りの綺麗な葉に、不思議な形の花が幾重にも積み重なっているツルオドリコソウ。花が黄色いので、キバナオドリコソウとも呼ばれている。

でも、ツルオドリコソウは園芸品種で、本来野山に咲く在来種のオドリコソウとは、別ものらしい。

早速、最近はやりのAIチャットなども活用しながら、あれこれ調べてみた。

オドリコソウ(学名:Lamium album var. barbatum)は、シソ科オドリコソウ属の多年草で、北海道、本州、四国、九州に分布し、野山や野原、半日陰になるような道路法面に群生する。花期は4~6月で、白色またはピンク色の唇形の花を咲かせる。近縁種に、ヒメオドリコソウ(学名:Lamium purpureum)やホトケノザ(学名:Lamium amplexicaule)がある。

一方、ツルオドリコソウ(別名、キバナオドリコソウ、学名:Lamium galeobdolon)は、ヨーロッパ東部から西アジア原産の常緑多年草で、園芸植物として導入され、グランドカバーなどに利用される。葉に銀灰色の斑が入る亜種が主に栽培され、現在逸出しているのもほとんどこれである。半日陰を好み、林縁などに生える。茎は断面が四角形で、下向きの短毛がある。花期は春で、黄色の唇形花を咲かせる

なるほど、花の色や葉や茎の形が違うし、同じシソ科オドリコソウ属に属していても、近縁種とは言えないくらいの間柄なのね。

まさに、園芸品種が「林縁に逸出」していた

学名の「Lamium galeobdolon」はどんな意味なのかなと思って、ラテン語のlamiumの意味をGoogle翻訳で調べると「吸血鬼」と出た。本当だろうか? galeobdolonの方は、そのままでは翻訳が出なかったので2語に分解すると、galeobが「帽子」、dolonが「偽の」とのこと。もしこれが本当なら、「偽の帽子を被った吸血鬼」という意味になりそうだ。

この辺りは、間違いの可能性が高いので、もう少し信頼の出来る情報源に当たってみたい。特に学名の意味については、上記の情報を鵜呑みにしないで頂きたい。