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何ともややこしい五合目

写真の看板の通り(右から読む昔ながらの木製看板が目を惹きます。英語がfifthじゃなくてfiveなのはご愛嬌)、早くも五合目に着いたと思ったのですが、案内板を読むと、なんとここは五合目ではなく、四合五勺とあります

しかし、最後まで解説を読むと今はやっぱり五合目とあり、いったいどっちなんだと思いますが、時代によって変わったのでしょう。左手に立つ御座石とはこちらの石で

近づくとこんな感じ

誰がOKを出したのか知りませんが、彫りを入れるにも程があると思ってしまいました。案内板の解説によると、江戸時代より前は女性はここまでは許され四合目と呼ばれていたそうです。何合目かの呼び方は、どこまでを女人禁制とするのかというルールにも関係していたのかも知れません

ここからはしばらく石畳の道が続き、昔は相当整備されたのだろうなという雰囲気がします

石段を息を切らしながら登って行くと、一気に植生が変わっていくのが感じられます

案内にも五合目は木山と焼山の境界に当たると書かれおり、異界への入り口を五合目とする考え方だったのかも知れません

連続して四軒あったという山小屋は、たばこ屋と呼ばれる小屋だけは残っていますが、あとは朽ちてしまったようです

鳥居もここまで朽ちてしまうと、次回来た時にはもう無いかも知れないですね

昔の写真を見ると、なんだか立派に見えます

そんなこんなで、今日営業している佐藤小屋でランチしました。それにしても人が数える程しかいません。ランチもほぼ貸し切り状態でした

なかなかの景色。ここでもご来光が拝めるそうです。登るのはここまでにして下山する人や、スバルラインまで歩いてバスで下りる人も多いようですね

お天気に恵まれて、五合目から頂上が見えました

腹ごしらえの後、気持ち的にもいよいよ本格的な登頂開始です