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本棚

重い腰を上げて、ようやく、本棚を占拠していたハードカバーの本を売却。まだ読みたいかそうでないかで分別して、段ボール箱1つ分くらい処分。

いわゆる断捨離なのだが、気合を入れすぎない程度にした。なんでもそうだが、疲れ過ぎない程度に、小まめにやるのが良い。とはいえ、物を手放すのは、自覚している以上に、心理的な負担がかかるので、元気で余裕があって、かつ、やる気があるときしか出来ない。午前中に整理出来た分までで区切って、午後は売りに行くと決めていたので、実行できたが、たぶん本をまとめて処分できたのは、タイからの帰国時に図書館に寄付した時以来か。

最近買って間もなくまだ綺麗なものでも、自分には合わないものは思い切って処分。本は、手の収まり具合とか、質感とかも大事なのだが、ネットで買ってしまうと、そこまでは分からない。やはりネットでは目星を付けるだけにして、本屋でじっくり選ぶべきであった。

空いたスペースに、いままで平積みになっていた本を並べてみると、当然の結果ながら読みたい本ばかりになる。本棚を見ていて、なんだか楽しい。

問題解決系のノウハウ本は、悩みが実際に解決してしまうと、不要な本になっている。そんな事実に気付くことも、結構うれしい。

古本屋で売却価格の査定を待っている間、興味を惹かれた本を何冊か立ち読みした。今の自分にとって何がワクワクさせることなのかのヒントだけ頂いて、敢えて何も買わなかった。今回は、持っている本の整理が目的なので、まだ増やしたくないからである。

人生で、読書に費やせる時間は、決して長くない。自由時間さえあればいいというものでもない。自宅でも通勤途中でも、ついだらだらとスマホを見てしまうし、疲れていると活字が詰まった硬い本を長時間読むだけの集中力がなくなっていることが分かる。
内容次第だが、漫画ですら消耗する。私の場合、娯楽作品でも、一度に読める冊数は3冊くらいが限度だ。レンタル本屋で一度に10冊借りているが、カバンに入れるのは最大3冊までにして、通勤電車の中で読み終わった分から、帰宅の道すがら返却ボックスに投げ込んでいる。

不思議なもので、本棚に適度な隙間が出来ると、本来やりたかったことが頭の浮かぶようになって来た。

本棚の整理、想像以上にオススメである。

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