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東御苑の果樹古品種園(4)

東御苑の果樹古品種園のご紹介ですが、第4回目は柿を取り上げたいと思います。

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果樹古品種園の西側に植えられている柿木は全部で5種類

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その中でも実が最も大きいのが、祇園坊(ギオンボウ)。果樹園は定期的に見に行ってますが、8月ごろから実が目立ち始めました。

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こちらは9月中旬の様子。写真ではうまく大きさをお伝え出来ませんが、なかなか大きな果実で縦の長さは10〜12cmくらいはあります。

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10月に入る頃には、このよう美味しいそうに熟れて来ました。鳥に食われないのは渋柿だから。

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それから1ヶ月が経ち、全ての実が色づき輝いて来ました。この柿は、種が殆どなく干し柿にしてもそのまま齧れるのが特徴だそうです。広島県の安芸太田町の特産品で超高級干し柿だそうです。

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しかし、私が今の時期最も惹かれたのは、実のところ実の方ではなく、柿の葉の方です。

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というのも、足元にこのような葉が落ちているのが目に止まったからです。

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別品種のゼンジマル(禅師丸)の葉ですが、実の方は熟れると渋みの飛ぶ甘柿のせいか、いまや殆ど残っていません。

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近くと芸術品のような葉が何枚か見つけることが出来ました。

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そして、光を浴びて儚い幻想的な世界を創っていたのでした。