![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14844493/rectangle_large_type_2_3a5bf8942dce11cdd0f277a38f52a377.jpg?width=800)
東御苑の果樹古品種園(4)
東御苑の果樹古品種園のご紹介ですが、第4回目は柿を取り上げたいと思います。
果樹古品種園の西側に植えられている柿木は全部で5種類
その中でも実が最も大きいのが、祇園坊(ギオンボウ)。果樹園は定期的に見に行ってますが、8月ごろから実が目立ち始めました。
こちらは9月中旬の様子。写真ではうまく大きさをお伝え出来ませんが、なかなか大きな果実で縦の長さは10〜12cmくらいはあります。
10月に入る頃には、このよう美味しいそうに熟れて来ました。鳥に食われないのは渋柿だから。
それから1ヶ月が経ち、全ての実が色づき輝いて来ました。この柿は、種が殆どなく干し柿にしてもそのまま齧れるのが特徴だそうです。広島県の安芸太田町の特産品で超高級干し柿だそうです。
しかし、私が今の時期最も惹かれたのは、実のところ実の方ではなく、柿の葉の方です。
というのも、足元にこのような葉が落ちているのが目に止まったからです。
別品種のゼンジマル(禅師丸)の葉ですが、実の方は熟れると渋みの飛ぶ甘柿のせいか、いまや殆ど残っていません。
近くと芸術品のような葉が何枚か見つけることが出来ました。
そして、光を浴びて儚い幻想的な世界を創っていたのでした。