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自分で決めるオトナの夏休みの課題図書

夏休みシーズンが近づいて参りました。私は少し早めの7月前半に頂く予定なのですが、小学校児童の読書感想文や学生の課題図書みたいに、自分自身で読書課題を課してみませんか?

狙いは、SNS空間等で自己宣言することで、つい後回しにしてしまい勝ちな読書の時間を確保する動機付けにしてはどうか?、というものです。

例えば、①読もう読もうと思っていたけど、伸び伸びになっている「積ん読本」(いつでも読めると思ってつい後回しになっている本)を選んでも良いし、②誰かに勧められて気になっていてこれから買う必要がある本(メモしておかないと忘れてしまいそうな本)を選ぶのもありですし、③図書館で借りていて返却期限のあるけどなかなか手がついかない本を選んでも良いでしょう。

期限は、自分の休みの終了日に設定する必要はなく、この夏の間という意味で、8月25日とか、8月末とかに設定するのも良いと思います。

趣旨にご賛同頂ける方は、対象本の「タイトル」と「読了期限」をコメント欄に書いて見ませんか?ブックレビューを書くところまでコミットするのもいいと思います。

ブックレビューを書けるところをあげると、Amazonやhontoなどネット書店系でブックレビューを書けるところでももちろん良いのですが、読者投稿系サイトで有名なところを貼っておきますね。私も、一部のサービスに登録しています(最近利用していないですが・・・)。
https://bookmeter.com/
http://booklog.jp/
http://www.honzuki.jp

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私は期限を2ヶ月後の8月25日(土)に設定し、以下の本にチャレンジしてみようと思います。この期限を過ぎたら、断捨離を兼ねて本を処分しようと思います。

① 「武士道」新渡戸稲造(著) 

旧5千円札の肖像画である日本人が書いた著作物でありますが、原文は海外の人に日本を理解してもらう為に英文で書かれたものなので、原文で読もうと思います。せっかくの対訳本ですので、固有名詞等は適宜和訳を参照するつもりです。

② "Wonder" written by R.J. Palacio

邦訳「ワンダー 君は太陽」。小学生の長男が覚える程、繰り返し読んで感動した本。2日前に家族で当映画を見たので、息子に追いつけるよう、私も原書を読んでみます。学校で使うスラングは、意味が分からなかったら息子に聞きます。

③ 「昭和史」半藤一利(著) 

上下巻ありますが、まずは上巻(1926-1945)にチャレンジします。

④ 「日本の戦争」田原総一郎(著) 

私の務める職場では、よく「なぜ負けると分かっている対米戦争に日本は踏み切ってしまったのか?」という議論が白熱することがあるのですが、終戦の日(8/15)までにおさらいしておこうと思います。

⑤ 「日本軍戰爭暴行之研究」李恩涵(著) 

台湾で出版された中国語(繁体字)の本ですが、被害者側の立場で一度、日本軍の行った暴行の記録を見てみようと思います。

⑥ 「真実の中国史 1840−1949」 山脇淳子(著) 

中華思想に縛られない日本人ならではの視点で近代中国史を概観しようと思います。

⑦「東アジアの記憶の場」板垣竜太、鄭智泳、岩崎稔(編著) 

日本人以外も含めた多様な視点に触れる試みを行ないます。

⑧『図説 満鉄:「満洲」の巨人』西澤泰彦(著) 

資料集のような本ですが、南満州鉄道株式会社ついて振り返りたい。

⑨「学校で習わない日本の近代史 なぜ戦争は起こるのか」横内則之(著)

タイトルの通り、学校で習っていないはずなので、日本の近代史について自習しようと思います。

⑩『清水文雄「戦中日記」: 文学・教育・時局』清水 文雄 (著)

清水文雄は、和泉式部を中心とする平安朝文学の研究者で、三島由紀夫を見出したことで知られる方。ずっと図書館から借りっぱなしなのですが、すごい分量の克明な日記です。皇族教育起草案の策定にも関われたとのことで、今上天皇の御退位の前に、昭和から平成時代の変遷の時代背景にあるものを透視してみたい。