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観光密度が濃かった5月6日の食事と日記

京都観光8日目。翌日が最終日だったのだが、天気予報は大雨。帰路につくだけなので、観光としては実質的な最終日。滞在中、ペース配分には気をつけていたつもりだが、つい目一杯遊びたくなってしまう。結果、途中から疲労の蓄積が半端なくなってくる。どんな旅でも、最初こそワクワク感が強いが、段々と環境に慣れ、興奮を疲労が超えるタイミングが来る。

とはいえ、滞在場所は同じでも、共に行動する人を変わると、体験出来ることや旅の印象は大きく変わる。

歴史の舞台となった八木邸の奥座敷

この日は、京都在住の友人を訪ね、一緒に壬生寺、八木邸、島原の角屋を巡った。壬生寺は幕末に新撰組の大砲や馬術の鍛錬場として境内が使われていたそう。お隣りの八木邸は新撰組の屯所でいわば新撰組の生誕の地。更に幹部の芹澤鴨が粛清されたところでもあって、いまも当時のまま残っている屋敷の梁の刀キズなどを見ることが出来た。八木邸のガイドの勧めもあり角屋へ。

角屋は、現在、角屋もてなしの文化美術館として京都市が管理し角屋保存会に委託している。素晴らしい雰囲気の場所だが、重要文化財指定されている為、実際の接待の場として使うことは出来ないそうだ。訪れる前は、今も残る京都花街の置き屋の一つくらいに思っていたが、今でいうところの料亭に当たる大宴会場とのことで、揚げ屋と呼んで区別されていたとのこと。かつての最盛期を偲ばせる調度品や建物を拝見し、昨日までの景勝地の観光モードから、歴史舞台を巡る旅に一気に様変わりした。

今も残る島原の大門を出て、通り沿いにある店先で買った京都名物のお稲荷さんを食べ歩きして頬張りながら大通りのバス停に向かって歩いて行くと、西本願寺の境内の北西の角にぶつかった。初日、西本願寺の境内にある龍谷大学の校舎を見ていたので、ようやく地理が繋がり、土地勘が養われた気がした。

昼は、九条ねぎを載せた鶏だしのラーメン

ラストスパートで、先斗町歌舞練場で鴨川をどりを見た後、夕飯は鴨川に面した料亭で川床料理を頂いた。最後の最後に凄い散財振り。

テラスの下は水が流れる川床料理

雨の予報だったが、早めにスタートしたお陰で、食べ終わると同時に雨が降り始め、お天気には本当に恵まれた旅だった。全て日頃の行いが良いからということにしておこう。

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