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日本橋クルーズ

先日、日本橋から出ているクルーズに乗りました。日本橋川、神田川、隅田川を経由して日本橋に戻るコースです。

都内を一周するので、知っている土地を通ると少し嬉しくなり、知らない土地が多いことにも驚かされました。河の上から見上げる東京の景色は、普段とは違う表情で新鮮でした。

クルーズでは、川にかかっている橋については勿論、様々なことをガイドさんが解説してくれます。

日本橋の発音は「にほんばし」と濁るのが普通です。しかし、橋には「にほんはし」と書かれています。これは、川にかかるものだから濁らない方が良いということだそうです。昔の人は粋ですね。

大正に造られた橋や、東京大空襲の爆弾の跡が残っている橋もありました。現代の東京しか知りませんが、東京の歴史を感じ、知る良いきっかけとなりました。教科書を読むより、フィールドワークの方が歴史に興味を持てるかもしれないですね。高校生の時に来たかったです…

東京に住んでいるのに、東京のことを何も知らないんだなぁとしみじみと思いました。そして、知識があるかないかでは、見える景色が違うことを実感しました。

今回のクルーズは、日本橋フリークの妹に教えてもらったことがきっかけで行きました。妹には、東野圭吾さんの『祈りの幕が下りる時』の本を読むか、映画を見るかしてからクルーズに来て欲しいと言われていましたが、間に合わず... 今日、やっとこさ映画を見ました。

『祈りの幕が下りる時』は加賀恭一郎シリーズの最終章で、親子の強く悲しい絆の物語です。そして、今回のクルーズで通る日本橋川にかかる橋が、謎を解く鍵となっています。

先に見ておけば、クルーズの時により多くの発見ができたかもと後悔しました... 人の忠告は聞いておくものですね。

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ガイドさん曰く、桜が見られる春がおススメだそう。私は、秋晴れの日に行けたので、隅田川の真ん中にスカイツリーが綺麗に見えました。『祈りの幕が下りる時』を見た今だと、また異なった景色が見られそうです。春に再度行こうと思います。


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