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飲食店の店長に必要な計数

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7月から銀座で「飲食店の店長に必要な計数」の講義を再開いたします。 どんな内容の講義なのかがわからないと不安だ。 という方はこのマガジンをご覧ください。 飲食店だけでなく、小売店…
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#求め方

相乗積の分析⑨

利益を伸ばす方法の一つに相乗積の値の高い商品を伸ばす方法があります。 相乗積の値の2番目の商品を伸ばした場合が今回の問題です。 相乗積は売上構成比×粗利率で出来ていますので売上構成比が高い商品はすでに一定の人気があり、セールなどでも効果が出やすい商品です。 また、売れた際の利益への貢献度も高い商品です。

相乗積の分析⑧

売上高を増やす方法にはいくつかの方法があります。 売上構成比の低い商品の売上を伸ばす方法、 単価の高い商品の売上を伸ばす方法が今回の問題です。 しかし、単価の高い商品、粗利率が高い商品には 売れにくい傾向があります。

相乗積の分析⑦

売上高の分析方法は、 まず大きな部門で分析し、 部門ごとに細分化していきます。

相乗積の分析⑥

粗利率の高い部門の売上高が上がると全体の売上総利益が大きく上がります。 同じ20%アップでもカルビの売上高を20%アップで320千円アップさせた場合よりも、 牛タンの20%アップ200千円アップさせた方が売上総利益は増えています。 粗利率の高い商品の売上高を伸ばす方が売上総利益が増えます。

相乗積の分析⑤

部門売上が変化すると売上構成比が変化し、 相乗積の値も変化します。

相乗積の分析④

各部門の相乗積の値を合計すると売上総利益率になります。 売上高×売上総利益率で売上総利益を求める事が出来ます。

相乗積の分析③

売上構成比が一番高いからといって、その商品が一番利益に貢献しているかというと、必ずしもそうではありません。 利益を伸ばす事が店長の仕事ですので、利益に一番貢献する商品を把握する事は大切です。

相乗積の分析②

各部門の相乗積の値を合計すると売上総利益率になりますが相乗積の計算は売上総利益を求めるだけの物ではありません。 その値に大きな意味を持っています。 相乗積は利益に対する貢献度と重要度を表します。

相乗積の求め方②

相乗積の値の合計が売上総利益率になるので 相乗積の値が大きいほど売上総利益に貢献しています。

相乗積の求め方①

各部門の相乗積の値を合計するとお店全体の売上総利益率になります。

相乗積

相乗積は各部門の売上構成比と粗利率を掛け合わせた値です。 各部門の相乗積の値を合計すると全体の売上総利益率になります。

FD率②

FD率では利益率の高いDRINKの売上構成比が高くなると お店全体の売上総利益率が高まります。 最初の売上総利益率を求めます。 DRINKの売上が50%アップした際の売上総利益率を求めます。

FD率①

FD率はFOOD(料理)とDRINK(飲み物)に分けて分析する方法です。 FOODよりもDRINKの方が粗利率が高いというのが前提としてあります。 なぜDRINKの方が利益率が高いかというと、 FOODよりもDRINKの方が賞味期限切れなどで廃棄する量(ロス)が少ないために粗利率が高くなります。

売上構成比の求め方③

売上構成比=部門売上高÷全体の売上高で求めます。 売上構成比から全体の売上高を求めるためには 全体の売上高=部門売上高÷売上構成比で求めます。