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感想文

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映画、漫画、アニメ、とにかく一言書きたくなった作品を妄想を大きく羽ばたかせて徒然なるままに感想を書いたものです。
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#映画感想

神々の山嶺 感想 名前のない衝動に駆られて

神々の山嶺見た。よく眠れた。 マロリーのカメラがとっかかりになってるが、ほとんど話に関係が無い。予告編でもミステリーが〜とか言ってるが、マジで全然関係ない。 マロリーが登頂していようがいまいが、それは単なる事実であって、マロリーを理解する事は出来ないし、お前には関係がない。 序盤の滑落シーンが怖すぎてほとんどホラー。命掛けてまでなんで、しかもより過酷な条件で山に登るのか?てっぺんの先にもまたてっぺんがあって、どんな高山も通過点でしか無い。その荒業の先に神々に至る道があるのか

シン・ウルトラマン 感想

シン・ウルトラマンめちゃくちゃ面白かった。けど、万人にオススメできる作品では無いwウルトラマンある程度見てて、洒落が通じる人には刺さると思うけど・・・。 ウルトラQで始まるの最高だな。初めはウルトラマン抜きで頑張るんだけど、大人(上位者)の都合でウルトラマンが出てこざるを得なくなる。この辺のメタ含んだ脚本は特撮の歴史を踏まえた物だろうかw? ウルトラシリーズ特有の構図に紛れて、エヴァとか庵野作品を思い出させるシーンが埋め込まれており観客を飽きさせない。特撮のパロのセルフパロ

シドニアの騎士 あいつむぐほし 感想

弐瓶勉版R-TYPEことシドニアの騎士の劇場版、あいつむぐほし見てきた。 全体的には面白かった。使い古されたコテコテの演出が多く、あこれはゲッター、これはベイマックス、攻殻・・・といろんなオマージュがちりばめられている。そもそもR-TYPEだしw それが嫌らしくなくきれいにまとめてあって、正しく「男の子ってこういうのが好きなんでしょ?」の連続し、むしろ感心させられた。 槍での近接戦でしか決着がつけれれなかった対ガウナ戦だったが、「ガウナ本体貫通弾」というゲームチェンジャー

蒼穹のファフナーthe Beyond 最終話見てきた(微妙にネタバレあり)

ファフナービヨンド最終話みた。 17年続いたシリーズもいよいよ終幕。エヴァみたいなアニメを作ろうというコンセプトで始まったが、できたのは全然別物だった。 卒業を選んだエヴァに対して存在(ザイン)を選んだファフナーは対照的だ。 ファフナーシリーズの楽曲を手掛けるangelaさんも、エヴァの楽曲のコンペに参加するために上京してきて、そのつてで本作に参加したらしい。舞台挨拶でも散々ネタにされてたけど、一樹と真矢のあのシーンのイントロでもう「あ、来たわ」って思ったよね。 君は

三池監督作品「殺し屋1」感想 Killer7との関連性(Killer7の重大なネタバレあり)

バイオレンス映画の代名詞、三池崇史監督のヤバイ映画「殺し屋1」を見た。 イチは普段はパッとしない、堅気の仕事もロクすっぽできない、すぐに泣く、気弱そうな青年だが、ひとたび暗殺の仕事となると泣きながらヤクザ軍団を踵落としで惨殺!一瞬にして血の池地獄に変える。 新宿ヤクザの若頭、垣原が親分を殺った犯人を情報収集と拷問で探し回るという形式で進む。当然殺したのはイチを始めとする殺し屋を指揮するジジイのはぐれ者集団で、ヤクザさんチームと殺し屋さんチームがぶつかり合うのだ。この垣原が