ICT弁護士奮闘記 一年の終わりに
人中の呂布、馬中の赤兎というように、優れた武将には名馬が欠かせない。弁護士の場合、馬に相当するのはおそらくキーボードである。
今年も、何千頁という書面を作成し、メールや仕事のLINEを打ち込んできた。キーボード入力のストレスを最小化し、業務効率を上げてくれたのは、愛機、REAL FORCEである。
REAL FORCEは、東プレ社が生産する静電容量無接点方式のキーボードであり、コンデンサーの電圧によって入力を感知する方式のため、一般的なキーボードの入力方式であるメンブレン方式と比較して、打鍵感が良く、耐久性に優れている。このため、金融機関などを始め、キーボードをヘビーユーズする業種に好まれている。弁護士や裁判官にも相当数の愛用者がいるようである。
https://www.realforce.co.jp/
もちろん、1台3万円前後と、キーボードの中では最高級品に属するので、なかなか手が出にくいという意見もあり得るかも知れない。しかし、メンブレン方式のキーボードは、しばらく使っていると、1回キーを押しただけで複数回入力がされてしまう「チャタリング」という現象に悩まされることになり、結局、頻繁な買換えを余儀なくされてしまう。このため、トータルで見れば、お得ではないかとも思われる。現に、自宅のREAL FORCEは、既に6年以上使用しているが、壊れる気配がない。
さて、このキーボードについて、1年の終わりの恒例行事がある。キーを取り外して掃除をするのである。こちらの引き抜き器具を使ってキーを取り外し、キーを洗剤で洗う。本体は、溝にたまった汚れを落としていくのである。
FILCO キートップ引抜工具 FILCOKeyPuller プロ仕様 ブラック FKP01 FILCO https://www.amazon.co.jp/dp/B0047MQJ4I/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_JMv7Fb4A0170C
1年間、フルで使っていると、埃などがかなり溜まっているのがよく分かる。今年１年の働きに感謝して、丁寧に洗い、乾かしてから取り付ける。
毎年欠かせない、１年の締めくくりである。来年もこのキーボードで、数多の文章が生み出されることを思って。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？