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【EDH100枚解説】工匠の主任、ウルザ

【ご挨拶】
こんばんは、ケイと申します。
いつもは身内のオフラインEDHコミュニティで遊んだり、オンラインコミュニティの飲酒鯖で遊んだりしています。
遊んでいるレベル帯は日本公式で5〜6、晴れる屋だとBattle~Challengeです。
今回は初めて100枚解説に挑戦してみます。
カード画像とか追加してみたいんですが、ハードル上げ過ぎる前に投稿しちゃいますw


【デッキリスト】

【デッキ概要】

レベル帯

日本公式:レベル5~6
晴れる屋:Battle

統率者の説明

構築物を出し続ける凄いヤツ

・工匠の主任、ウルザ
ターン終了ステップにコントロールするアーティファクト分のP/Tを持つ構築物を産み出す能力と、アーティファクト・クリーチャーに威迫を与える能力を持つ殴り統率者です。
6マナと重量級の統率者ですが、親和(アーティファクト・クリーチャー)を持ち、多少重さが緩和されています。ただ、今回のリストではそれほどアーティファクト・クリーチャーは採用しておらず、主に自分の構築物トークンで単体除去を躊躇わせる程度だと思ってください。
アドは稼ぎませんしコンボにも寄与しませんが、「勝ち手段」としては非常に太く、ウルザを維持しているだけで勝ちへと近づく盤面を形成できます。
「統率者による勝ち手段が太いため、妨害やドローを多めに取っていること」「太陽の指輪or魔力の墓所+2マナファクトクリーチャーで2ターン目にウルザ着地も狙えること」の2点から急戦から持久戦まで多彩なレンジで戦える器用な統率者です。相手の苦手なレンジを押し付けたり、周囲のレンジに合わせて戦っていきましょう!
弱点は2つ。1つは横並びさせるデッキの都合上、リセットに非常に弱いという点。もう1つは盤面を強化するカード(継続的に構築物を増やしたり強化したりするカード)がほぼ入っていないため、盤面を揃える事に特化したデッキにはハッキリとスピード負けしてしまいます。妨害カードでしっかりと咎めていってください。

戦術

無限コンボは無し。40点×3人分、120点のライフを削り切ることを目的とした殴りデッキです。
基本的な戦術は統率者版「クロックパーミッション」。統率者を維持して盤面を形成しつつ、カウンター等で必須の脅威をカウンターし、構築物で殴りきります。殴りが勝ち手段なだけあって、ヘイトコントロールや殴る順番が非常に重要になってきます。
クロックパーミッションと書きましたが、当然統率者戦なので一人で先行しても絶対に勝てません。先行したプレイヤーを咎めて自分のゲームレンジに引き込むことが重要です。宝石の睡蓮から着地した対戦相手の統率者には容赦なく「剣を鍬に」を当ててやりましょう。俺がやりてーのはそういう統率者戦じゃねーんだ。
周りと歩調を合わせてウルザを出したり、周囲を先行させてリセットボタンで更地にしてからウルザを着地させる動きがオススメです。
中盤まではライフを平らにしたり脅威になったプレイヤーを咎めながらじっくり戦ってください。
対戦相手のライフが20点×3位になったら決め時です。追加ターンや一方的リセットボタン、アクローマの意志等の切札を使って速やかにゲームを畳みましょう。
時のらせんと意外な授かり物は、オークの弓使い・概念泥棒・息詰まる徴税(効果は小さいですがフェアリーの黒幕・密輸品の分け前も)とゲームエンド級のコンボがあるので頭に入れておいて損は無いです。
とにかくリセットに弱いので、カウンターやテフェリーの防御を構えたり、撃たれる前提で周りに被害が大きい様に展開したり、ケアしながら動いてください。

盤面が有利な相手を盲目的に殴るのはやめましょう。ハンド枚数やデッキの色、統率者含めたコンボの有無など、多角的に見て殴り先を決めましょう。
殴り先は基本的に青と黒。見たら最優先で殴りましょう。
青は打ち消し・ドロー・サイクロンの裂け目が嫌いなので。裂け目を受けに使わせられたら良いですね。黒はリセットとサーチが強いのとライフをアドに変えるのが得意なので。
同様の理由から自分が殴られても仕方ありません。甘んじて受けましょう。ただこのデッキは地上は固いので見た目コンボの統率者よりはマシだと思います。「私は無限は入っていませんよ」と最初にアピールするのも重要です。()
その他、コンボパーツが見えたらそこを最優先で殴りましょう。俺がやりてーのは(以下略)
殴りしか勝ち手段が無いので、1人2人落とせれば上等です。下手に情けをかけず、危険なヤツから殴り倒してやりましょう!

キープ基準

基本的には対面を見て決めます。
早そうな卓なら自分もマナ加速を、コントロールが多そうならドロー置物があった方が良いでしょう。
分からなかったら土地2〜3枚とマナ加速が欲しいですね。ゲームを組み立てられるカード、なんらかのドロソやスクレルヴの巣みたいな置物があればより良いかと。
次点ではリセットがあっても良いです。この場合は自分の展開は最低限にして、対戦相手が展開した後にリセットを撃ってゲームチェンジするプランを狙っていきます。

【99枚解説】

マナ加速 15枚

・魔力の墓所
ゲームレンジが長めのデッキなので微妙な1枚。
ただ、ウルザ2T着地の急戦をするなら太陽の指輪か魔力の墓所は必要なので僕は入れています。
マナアーティファクトクリーチャーと差し替えても良いとは思っています。

・太陽の指輪
みんな大好き。

・秘儀の印鑑、友なる石、タリスマン3枚、思考の器
特に言う事は無いアーティファクトによるマナ加速。ウルザでは構築物のP/Tも上がりますね。
思考の器は、概念泥棒+時のらせん系のコンボがあるので、お気に入りカードの貴族の財布から差し変えました。残念。

・極楽の羽ばたき飛行機械、マイア4枚
ウルザの親和で実質2マナカウントのマナファクトクリーチャー達。構築物のP/Tにも寄与するので相性は良いです。
ブリーナやタッサの二叉槍が出てるとアド源にもなります。ウルザで威迫が付くのが強い。
リセットで消えるデメリットも当然あるので、中盤以降に展開するかどうかは状況を見てください。

・息詰まる徴税
強い置物。
このデッキだと構築物が爆発的に大きくなるのでめちゃくちゃ強いです。
当然ヘイトも上がりやすいので、出すかどうかは状況を見て。
時のらせん系カードで脳汁が溢れます。

・暗黒の儀式
使い切りのマナ加速。
ヨーグモスの意思から唱えられると昔を懐かしむことができます。

ドロー 17枚

・神秘的負荷
このレベル帯だと序盤に置くよりも中盤にポンと出す方が強いことが多いです。

・エスパーの歩哨
親和の種になったりするので逆に早く出したいクリーチャーですね。

・リスティックの研究、闇市の人脈、密輸人の分け前
置くだけでゲームを組み立てられる3マナ置物三種の神器です。キープ基準になりますね。
強さは書いた順ですが、後二つも宝物トークンを強く使えるので相性が良いです。

・時のらせん、意外な授かり物
オークの弓使い、概念泥棒、息詰まる徴税が出ていると宇宙が見えます。勝ったな。
密輸品の分け前、フェアリーの黒幕でも+3ドローができるのでおトク。

・大衆扇動者、ブリーナ
卓中のダメージレースを急加速させてくれる生き物です。
結果的にガードの低いコンボ使いを咎められるのでお気に入りの一枚。

・帳簿裂き
デッキの安定性アップ。
殴るデッキなので勝利にも寄与してくれますが、迫力は無いのでエメリアのアルコンやダウスィーの虚空歩きでも良さそう。

・秘密売り、ティヴィット
出ると爆アドだけでなく構築物がめちゃくちゃ大きくなります。
ウルザと構築物が出てる状態で着地すれば勝勢が傾きますし、1回殴れる状態になったら勝ったと思って良いでしょう。

・フェアリーの黒幕、開闢機関、勝利械、一つの指輪
強い。

・タッサの二叉槍
構築物は勿論、能力目当ての小型クリーチャー、マイアなども合わせるとそこそこクリーチャーが並ぶデッキなので、盤面押してる状況ならかなり引けます。
ただ、クリーチャーが居ないと何もしないので1枚のみ採用。
サイクリング付きの偵察行動も良いですが、アーティファクトであること、インクのシミがたまに役に立つことからこちらで。

・概念泥棒
なんでこいつが許されてるのか分からないドロー阻害生物。
あまりにヘイトが高いですが、瞬速を持ってるので一回は悪さしてしまう辺り邪悪です。
時のらせん系を撃つと、相手全員の手札が0枚になって自分は手札が溢れます。地獄か?

・渦巻く知識
青の嗜み。

・海門修復
青なら取り敢えず入れとけカード。
暇な時にドローの選択肢があるのは気持ち的に大きい。

妨害 17枚

・白鳥の歌、断れない提案、頑固な否認
1マナカウンター3枚。
頑固な否認は意外とマッシブな肉体を持つウルザにピッタリの1枚。
カウンターは概ね有利な状況を固定するために撃ちたいので、デメリットが気になった事はありません。

・対抗呪文、マナ吸収、秘儀の否定、遅延、交錯の混乱
2マナカウンター5枚。
基本的になんでも打ち消せるものを優先して採用。
クリーチャー主体のコンボも多いですし、使い切りマナ加速から唱えられた統率者も打ち消したいので。
交錯の混乱はカウンターとして使う事が殆どですが、たまにサイクロンの裂け目をサーチします。

・禁止
3マナカウンター1枚。
しっかりドローが入っているデッキなので、バイバックも視野に入ります。
お気に入りの1枚。

・激情の後見
ピッチスペル1枚。3マナのことも。
上でも書きましたが、カウンターは有利な状況を固定するために撃ちたいので、統率者が重いのは気になりません。

・剣を鍬に、急速混成
1マナ除去2枚。
流刑への道じゃなくて急速混成なのは、早期に着地した相手の統率者を後腐れなく咎めたいため。趣味です。
宝石の睡蓮から着地する統率者許すまじ。

・過大な贈り物
土地デッキへのガードは下げすぎないのが吉。

・オークの弓使い
敵のプランを一人で崩壊させていくヤバいオーク。
時のらせん系を打つと盤面を更地にしつつファッティが残るので大体勝ちます。
影槍と相性が良いので覚えておきましょう。

・テフェリーの防御
何度も勝ちを齎してくれた切札の1枚。
防御的なカードに見えますが、撃つのは大体盤面押してて相手がリセット撃ってきた時なので、撃てば勝つ攻撃的なカードです。
本体も居なくなるので本当に硬い。

・ヘリオッドの介入
インスタントタイミングで複数の置物が割れる!凄い!
でも重くて範囲が狭いのは事実なので、啓示の刻などとの入れ替え候補カードでもあります。

・マラキールの再誕
マナはなるべく伸ばしたいので土地カウントの両面カード。
ウルザへのピン除去を避けたり、ETB生物を使いまわしたり意外と小器用なオタクカードです。

リセット 4枚

・サイクロンの裂け目
殴るデッキなので超過で撃てば勝ちます。
相手のエンドに拘らず、メインで撃って邪魔な相手が倒せるならそうしましょう。

・毒の濁流
構築物の大きさ次第では一方的リセットにもなり得ます。

・彼等の名は死を意味する
アーティファクト・クリーチャー以外を破壊。ウルザのオリカ。
ウルザが落ちるのが玉に瑕ですが、生物が並んでる盤面なら3マナでリキャストも狙えます。

・告別
重いし自分も巻き込みますが、告別でしか返せない盤面もあるのでお守りに。

サーチ 5枚

・神秘の教示者
主なサーチ先は追加ターンですが、一方的リセットや時のらせんも持ってくることも良くあります。カウンターを確保するのも手。
宝石の睡蓮から統率者着地させた人がいたら「剣鍬を撃ってくれ」と言うサインです。遠慮無く積んであげましょう。

・悟りの教示者
開幕は太陽の指輪・魔力の墓所、序盤は3マナ置物、中盤以降はドロー置物か影槍がメイン。
徴税はヘイトが高くなりがちなのでアドを捨ててまで持ってくる事はあまりありませんでした。

・吸血の教示者、悪魔の教示者
みんな大好き。

・粗石の魔導士
大体は太陽の指輪、魔力の墓所ですが、影槍を持ってくることも多いです。
ドローが必要ならエスパーの歩哨もあり。

エンドカード 3枚

・時間操作、慶州占拠
5マナで墓地に落ちる追加ターン基本のキの2枚。
終了ステップに構築物が増えるウルザとは目茶苦茶相性が良いですね。
4〜5体並んでる所から撃ってゲームを畳みに行くのが定石です。
追加ターンは入れれば入れるだけ強くなると思いますが、そういうゲームがしたい訳ではないのでこの枚数です。

・アクローマの意思
自分も展開しているが、相手の盤面もカチカチで追加ターンでも倒しに行けない、そんな時に役立つ1枚。
絆魂や破壊不能が付いてるのでたまに防御目的でも撃ちますね。

墓地利用 2枚

・ヨーグモスの意志
追加ターンおかわり。
古の墓地利用時カードで、暗黒の儀式を唱えると当時を偲ぶことができます。
後半墓地が溜まった状態で使うと1枚から勝てることもあります。

・瞬唱の魔導士
追加ターンおかわり。
たまにカウンターも拾えるので手が広い良いクリーチャーです。

その他の置物 2枚

・スクレルヴの巣
ダニ版の苦花。
毒性を持つアーティファクト・クリーチャーを継続的に産み出すウルザのオリカ。
ウルザで付与される威迫+毒性のシナジーが凄くて、2ターン目に出すと毒殺で1人落とせることもままあります。
これ以外のアーティファクトクリーチャーを産み出すカードは、重かったり条件があったりで結局抜けていきました。

・影槍
絆魂+トランプルと、パワーの高くなりやすい構築物と相性の良い能力がこの軽さで手に入るのはありがたい。
フェアに戦うデッキなのでライフをある程度保ちたいのと、ライフをそこそこ消費する構成なので採用。
インクの染みもごく偶に役立つかも。

土地 35枚

3色デッキなので安定性を重視しています。

・基本土地 6枚
各基本土地+氷雪基本土地。
死者の原野を見越して散らしてあります。

・フェッチランド 7枚
若干大目に取ってます。

・ショックランド 3枚
・バトルランド 2枚
基本土地タイプを持つ2色土地。
バトルランドはオタクカード寄りなんですが、フェッチランドを多めに取っている関係上、基本土地タイプを持つ2色土地かつアンタップインする可能性があるので僕は好んで使っています。

・ペインランド 3枚
・クラウドランド 3枚
アンタップインの2色土地は強いんだ!

・統率の塔、真鍮の都、風変わりな果樹園、産業の塔、ラフィーンの塔
統率の塔は別格として、なるべくアンタップイン、なるべく3色出ることを優先。
ラフィーンはやはり基本土地タイプを持つのが良いですね。

・英雄の公有地
統率者が勝ちに直結してるタイプなのと3色デッキなので合ってると思います。

・天上都市、大田原
青なら入れとけカード。

・ボジューカの沼
墓地対策のお守り。自分視点だと「これのお陰で勝ったな!」ということは無いのですが、相手視点だとあるのかも。

・死者の原野
追加ターンをエンドカードに持つデッキなのであって損はありません。

・ウルザの物語
流石ウルザの名前を冠してるだけあって相性は抜群です。
なるべく構築物は並べるプレイングを心がけましょう。
第三章で持ってこれるのは太陽の指輪か影槍。状況に応じて選択しましょう。

・解体爆破場
土地デッキへのガードは下げすぎないのが吉。

【あとがき】

以上となります。
カード画像を追加したり、候補カードを入れたりするかと思いますが、一端ここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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