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薄姫たく美アイドルPJ

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”Studio_R402”によるアイドル活動. 水述はオリジナル曲の作詞を担当
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#作詞

薄姫たく美アイドルPJとは

薄姫たく美アイドルPJとは Studio_R402 (薄姫たく美・彩田チエ・サトウショウガP) によって2020年に実施された、薄姫たく美氏の一連の写真発表ならびにライブ活動を指す。 2020年11月1日に行われたライブでは、オリジナル曲4曲を含む全8曲が披露された。オリジナル曲のうち3曲は、水述が《水野沫あきら》名義でStudio_R402に歌詞提供を行ったものである。 『Voice to Voice』 『ゆめゆめ鬱々』 『結び目』 また、後日配布されたライブDV

『結び目』

※ 音源はデモ版です。 〈歌詞〉 1限体育 後の数学 疲れて誰も授業聞いてない 眠るか早弁 あるいは君みたいに 窓際の美少女 眺めているの 陽の光 ガラスで反射して 女神に後光が差している 微分できてしまいそうな絹 みたいに白い素肌が眩しい そうして君はまたいつもみたいに 私への想い 積み重ねて キュートのCで積分させる 可愛い私も罪を重ねる ララララ……ララララ…… 出席番号3番で クラスじゃ1番の可愛さ 愛情 一身に受けて アイドル 一心に目指す 男子生徒に 女子生徒 果ては先生までもが釘付け 私の一挙手 一投足が 世界を劇的に変えてゆくわ 「愛しています」は知っています 言われなくても自明でしょ? あなたに解けるでしょうか 恋の 三角関数方程式が ルルルル……ルルルル…… 私を放課後 校舎裏へと 呼び寄せたあなたの熱い眼差し 上目遣いで瞳を覗けば 二人の私がこちらを見てる 結んで開いた先の未来は 小悪魔ラプラスのみぞ知る トポロジカルな日常 紐解いて ステージ上で見つけたその答え みんなの前で 歌っていたい この歌声を 世界に届けたい みんなにもっと 笑ってほしい アイドル界の 希望の星 ララララ……ルルルル…… みんなの前で 歌っていたい この歌声を 世界に届けたい みんなにもっと 笑ってほしい アイドル界の 希望の星

『ゆめゆめ鬱々』

※ 音源はデモ版です。 〈歌詞〉 ピアノが鳴っているの 薄暗い伽藍洞を反響している 手元にあるのは『赤と黒』 私は私がわかんないな だから旅立ってみました どこかに行きたくて あなたと生きたくて すぐに会おうと思ったわ 静寂が鳴っているの 駅前の市街地と溶融している アポロの色は赤と黒 あなたは私をわかんないな だから旅立ってみました どこかに逝きたくて あなたと逝きたくて すぐに言おうと思ったわ 頭が鳴っているの 難しい倫理観を検討している はっきりしてよね白と黒 私もあなたもわかんないな

『Voice to Voice』

※ 音源はデモ版です。 〈歌詞〉 君の声からして 泣いてるんだってわかったよ 扉越しに見え透いてくるのは くしゃくしゃになった君の泣き顔 「もう顔なんて見たくないから」 湿った台詞が僕の耳に届いて 「じゃあこのまま、言葉だけを紡いで」 僕の喉はそう答えたんだ 君と僕の今の距離はきっと 昨日までの心のそれと同じくらいに 手を伸ばせばいとも容易く 届くくらいなんだろうけど 君が僕にこの扉を 開けることを望まないのならば 僕は君とこの扉を 隔てて臨むだけのことさ 君の声からして 凪いでるんだってわかったよ 扉越しに見え透いてくるのは 落ち着き始めた君の心根 「もう顔なんて見たくないから」 嘯いた声が僕の耳に届いて 「じゃあこのまま、言葉だけを紡いで」 僕の喉はそう答えたんだ 君と僕の今の距離はきっと 昨日までの心のそれと同じくらいに 手を伸ばせばいとも容易く 届くくらいなんだろうけど 君が僕を心の扉の 内側から除かぬつもりならば 僕が君の心の扉を 開けて覗くだけのことさ 君の声枯らして いつまでも二人で歌うよ 扉越しに聴こえてくるのは 浮き足立った君の歓声 「もう顔なんて見なくてもわかる」 そんな歌詞が僕の耳に届いて 「じゃあこのまま、声だけを繋いで」 僕の喉はそう答えたんだ