みずのさんノオト:プールの管理

プールの管理が教員の過度な負担になっている、として、文部科学省は担当教員に任せっきりにしないよう通知したとか。

教員らに過度な負荷がかかっているらしいのは理解しているが、プールの管理という未知の仕事でもなく、むしろ、決められたことをきちんと計画立てて実行するだけ、って話じゃないか。
それも、プールの水を出しっぱなしにして高額な水道料金が請求される事故が多いのを受け、とか、何を言っているんだろう?
児童・生徒に夏休みの宿題を出した時、量が多いので、毎日計画的に片付けろ、的に説明するだろうに。
まるで、新学期になって「量が多くて過度な負担になり、手がつけられませんでした」って宿題やらずに登校した子供の言い訳みたいじゃないですか。

この界隈の法的なところは知らないが、文部科学省の通知から理解できるのは、これまで、プールは先生が管理するもの、となっていたこと。
これを、民間委託などの方法で負担を減らせ、と通知しただけの間抜けな話。
カネを出すとか、そういうのはない。
何か問題が多いらしいから、お前らで考えてどうにかしろ、と現場に丸投げして仕事をした気になっている連中が牛耳っているのだから、ある意味、水道の栓を締め忘れるような教員が、あちこちに出るのは、必然の結果じゃなかろうか?

何だろう、この時代に逆行してるようなもやもやとしたものを見ている感じ。
おそらく、時代の流れに逆行しているのではなく、ついていっていないのが本当のところだろう。
教育現場という閉じた世界で、新しいものを生み出すことを拒んでいるような価値観というか。

プールの管理が負担になっていて、かつ、ロクに予算も出ないのであれば、もう少し、知恵を出そうよ。
むしろ、「先生は、時々、プールのお水を止め忘れてしまいます。どうしたら良いでしょうか?」なんて、最大限活用できそうな、生きた教材じゃないか。
プログラミング教育とかやろうとしてるじゃん。
だったら、そういうの、ITでどうにかならないか、って、これも教材だよね。
お金かけてでもやって見る価値あるじゃん。
アホみたいに教科書を詰め込んで、使える教材を使わないから、学校サボってたようなバカな大人に「学校で習ったことなんか役に立たない」って言われるんだよ。

義務教育だけで9年も過ごすのに、そこに居るだけなんてもったいない。
その場所を良くするにはどうしたらよいか、って考えることも教育じゃないかなぁ。
まぁ、そういう事を考えないような社畜を育てるのが目的であれば、それは仕方ない話ですけどね。


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