みずのさんノオト:アクティビストという人々

物言う株主などと言われる人々。
ああいう人を否定するつもりもないし、そういう制度なので当然だと思っており、本稿で否定的に書いている存在が、すべてに当てはまるものではありません。
また、これは個人の感想であり、それ以上でも以下でもありません。

ムダに予防線を張ったが、それなりにセンシティブな問題なので仕方がない。

何ですかね、昔の選挙制度じゃあるまいし、所得で選挙権の有無が区別されるなんてのはどうかと思う一方で、物言う株主に説得力があるのは、会社存続に必要な資本に影響を与えるような大株主であって、事務机1つ買えるかどうか分からないような端金のヤツが主張するような話じゃないと思ってます。
まぁ、最低単位があるので、事務机1つってのは、例えとしてどうかと思いますけどね。

ただ、会社からの報告のみで特に質疑もなく、シャンシャンで終わるような株主総会はどうかと思うものの、そういう状態に面白みを感じなくなって、一部の人が活発に動きつつ、そういう動きに賛同して、その人を持ち上げちゃう図式もあるわけですよね。

唐突ですが、労働組合ってのがあります。
これまた、個人的には、徒党を組んで数でどうにかしようとする人々、って偏見で見ています。
カイシャ的には、有能な人材1人の発言方があると思いますが、そうじゃない人が集まって数でどうにかしようとする感じですね。
歴史的には、立場の低い人達が集まって戦ってきた訳ですが、今の御時世を眺めると、たいした努力もせず、雇用されるのは権利だと思っているような連中が、数に頼って騒いでいるだけにしか見えません。
「カイシャが、カイシャが」と事あるごとに騒ぐくせに、自分では努力1つしようとしない連中。
そこに、『弱者支援』という口実を持った政党がすり寄ってきて、まぁ、こんな感じになってますよ、ってところですかね。
『自分の市場価値』なんて甘言に踊らされて転職屋の利益に貢献しているだけの若者もアホだと思いますが、少なくとも、自分を意識している人達から見て、徒党を組んで騒ぐだけの連中に魅力がないのは、組合員とやらの高齢化に現れているんじゃないかと思います。
ただ、まぁ、ルール上、労働組合が会社に物を言える唯一の存在であって、いかに有能な社員であれ、個人として直談判をする権利はありません(とされているだけですが)ので、面倒くさい存在であっても、急に無くなるものでもないでしょう。

一部のアクティビストの活動に、個人投資家という証券会社に手数料を収める趣味の方々が乗っかるのが、その昭和の労働組合みたいだなぁ、って思うわけですよ。
経営なんて、そんな簡単なものじゃないのに、ああしたらいい、こうしたらいい、って普通に考えれば、世間知らずの無知が騒いでいるだけにしか見えないんですが、これがまかり通っているところと、そういう部分で承認欲求を満たすような人たちの思惑が重なってんじゃないかあぁ、と思ったりしています。
私、経営者ではないし、その器でもないので偉そうなことは言えませんが、そんだけ騒ぐならお前がやってみろよ、っと言いたい経営者の方も居られるんじゃないでしょうか。

もちろん、冒頭で申し上げたように、アクティビストと呼ばれつつ、単に騒ぎたいだけの動画配信者のような一部の手合いについて、個人的な偏見の元で物申した文章でございます。
過激な質問であっても、定められた制度内で行われる権利の行使ですので、否定はしませんが、それを、どう思うかは個人の自由だと思っております。
昨今、多様化だの何だの騒ぎ立てる連中が増え、それに対する「オレは、どうかと思う」といった多様性ある意見をすべて「差別だ」と言い換えるような風潮がありますが、あの多様性の連中の主張は、まったく理解も信用もしておりませんが、個人投資家の皆様においては、この手の文章は「ああ、株のことを分かっていない貧乏人の僻みだねぇ」という程度だと思っておりますので、どなたに対しても、楽しんで頂ける内容だと自負しております。


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