【八獄魔境環境】託宣入り武装ドラゴン解説記事【Shadowverse】

・はじめに

初めまして。横浜F・マリノス所属のShadowverseプロゲーマー水煮です。
本記事では八獄魔境(EAA)環境の武装ドラゴンについて解説していきます。
有料設定にしておりますが、全文無料でご覧いただけます。
所謂投げ銭方式です。
無料の理由につきましては、筆者の文章力が未熟である事、
筆者の主観中心である事、初めてのnote投稿である事、
そして一番は沢山の人に武装ドラゴンというデッキを知ってもらいたい&触ってもらいたいからです。

・武装ドラゴンとは


序盤は武装フォロワーを展開していき、中盤以降は「場を離れた武装フォロワーが4体以上」になったら(以後「武装カウント」と略します)強力な武装
フォロワーの効果を使い、盤面制圧又はバーンで勝利を目指すデッキです。
コンセプトは分かりやすい為、環境に存在するデッキと比べて比較的初心者にでも扱いやすいデッキタイプです。

こんな人にオススメ

①攻めるデッキが好き
②爽快感があるデッキが好き
③じっくり考えるのが好き
これらが当てはまる方は是非この記事を読んで使ってみて欲しいです。

・Ratings for シャドウバースでの戦績

※1/25時点の戦績
Ratings for シャドウバースとは非公式のBO3マッチングアプリです

環境TOPの財宝ロイヤル、八獄ウィッチやスペルウィッチには戦績はそこまで良くはないですが、その他のデッキに対しては比較的高い勝率を叩き出しています。

・デッキリスト


筆者が使用している40枚です。

余談ではありますが、先日行われたPRO TOUR CHAMPIONSHIPにてGxGがこのデッキを持ち込みました。テンション爆上がりでした。残念ながら出番はありませんでしたが、この記事を書くきっかけの一つになりました。

託宣、ドラズエル、竜壊の剣士など世間の構築ではあまり見ないカードを採用していますがこれから必須枠以外のカードの採用の理由について話していきます。託宣だけ非常に長く、他のカードはサラッと説明する程度で武装ドラゴンの事を知っているよ!って方は読み飛ばしてもらって構わない内容です。

・《竜の託宣》の有無について

ある程度競技シーンに携わっている方や武装ドラゴンを使用した事がある方なら一度は託宣の有無について考えた事があると思います。
筆者も託宣の採用について非常に悩んでいた時期がありました。
1/25時点でのJCGで武装ドラゴンを使用している方のリストを拝見すると託宣無しが大半を占めています。
ですが筆者は託宣有りを推奨しています。
その理由を説明します。
①環境TOPのデッキが回復カードを積んでおり攻めきれない。
財宝ロイヤル、八獄ウィッチ、スペルウィッチの環境デッキは大量の回復カードが積まれており、アグロプランを取ってゴリ押しが通りにくくなっています。
特に以前武装ドラゴンはスペルウィッチに対して有利とされていましたが、能力調整後は崇拝者から管弦に変わった事により管弦の回復量が凄まじく有利とは言いづらい現状です。
最近ではラストワードネクロマンサーにもギルネリーゼが搭載されていたりで「毎ターンフォロワーを並べて攻め切る」というプランが取りにくくなっています。
②武装カウントを3止めされる。
武装ドラゴンの真骨頂は武装カウントが4になってからです。
基本早くて5ターン目から達成します。
が、対戦相手が武装ドラゴンのデッキを理解していると体力の高い武装フォロワーを放置されたり、進化権を使わずターンを返してきて自分の武装フォロワーが自害出来なく武装カウントを4に出来ない、なんて事は競技シーンでよくあると思います。
そうされると5PPでは本来投げたかったレーヴァテインが次ターン以降に持ち越しになって5ターン目の動きが弱くなりがちです。
そこで解決するのが託宣で、5ターン目に6PP使えればフォルテを投げる選択肢が生まれて、尚且つ相手からすれば武装3止めが裏目になるケースがあり非常に難しい選択肢を与える事が出来ます。
③フォルテが環境に刺さってる。
各環境デッキにフォルテを取る手段は大体入っているものの、枚数は限られていて、尚且つそれがフィニッシャーとなっているカードで早期に投げたくない場合が多いです。
財宝ロイヤルならバルバロスは7ターン目か財宝カウントが7枚達成してから使いたいですし、八獄ウィッチならセフィーはリーサル時に投げたいはずです。なので意外と早期のフォルテは通らないにしても相手のやりたい動きを阻害する事が出来ます。
5ターン目と6ターン目に投げるフォルテでも大分変わってて対面によってはそもそも取られません(人形ネメやディスカードドラゴンなど)
以上の理由から託宣は採用すべきと筆者は判断しました。

託宣の使い方

基本的に2ターン目に使用します。
が、撃たないパターンもいくつか存在します。

①3ターン目に2+2又は3+1で動けない時
②撃たない場合でも2~4ターン目の動きが確約されてその動きが強い時
例:スペルウィッチ対面。ドラグニル+バイヴカハ+4ターン目のカード
③託宣のテンポロスが致命傷となりえる手札、盤面状況の時
例:人形ネメシス対面後攻。カシムをプレイされ、俊刃が手札にあり、2コストのカードが他にない。
④5ターン目開始に武装カウントが4に出来ない

④はコストを外す可能性があってイコール①と似たような感じです。
このように託宣を撃ってもメリットが少ない場合が存在するので、
2ターン目に託宣を撃つかどうかは毎回考える必要があります。

・採用カードの解説

《竜壊の剣士》
序盤1ドロー出来て、後半は除去+2ドロー出来る偉い奴。
本当は3枚入れたいが枠が足りなく2枚。
ドラズエルを採用しない場合3枚入れてもいい。


《禁牙の執行者・ドラズエル》
8割知恵の光、2割本体。
財宝ロイヤルの連携10達成してない時のマキシマムジェネラルの返しだったり、ディスカードドラゴンのノルブラを返すのに役立つ。
とは言っても限定的+フレイアのサーチに引っかかるので1枚。
環境次第では抜いてもいい。


《双竜の導き手》
基本覚醒時の運用と考えていて7PP時毎回欲しいわけではないので1枚。
リソースをめっちゃ回復しつつ疾走カードを引き込む事が出来る。


《ドラゴンブリーダー》
序盤は盤面の取り合いに役立ち、後半は打点+1ドロー。
武装カウントも稼ぎやすく小回りが効くため3枚。
早期フォルテを投げたい時はドラゴウェポンが不足しがちで補ってくれる点もいい所。相手目線ブリーダーは当然非公開情報なのでドラゴウェポン1枚しかない時にフォルテ進化+ウェポン+ブリーダーは刺さる可能性があるので覚えておきたい。


《メタトロン》
ブーストも偉いが、1/4守護も盤面デッキに対して序盤の盤面の取り合いに強い。
守護なので放置はされにくく武装カウント稼ぎにも確実に貢献してくれるので3枚。


《フレイア》
体力が高いせいで先攻4ターン目でウェポンとセットで出した時に放置されがち。
なので早めに出しておきたいが手札によってはそうできない場合が結構頻出する。
ただリソース兼打点として見込めてメリットの方が大きいと判断して3枚。


《三相の女神・バイヴカハ》
序盤は武装カウント稼ぎ兼バフドロー。
中盤以降は福音を加えて打点かさ増しを狙いたい。
回復も地味に偉い。
先攻でもドラグニルがEPを回復してくれる為、積極的に進化権を使っていきたい。
被ると使いづらい部分もあるがゲーム中欲しい場面が多々あるため3枚。

・不採用カードの解説、理由


《烈絶の崇拝者》
託宣無しのテンポ型の武装ドラゴンによく採用されているカードその1
1ターン目に置けて2.3ターン目とテンポよくフォロワーを置ければ強いが、それ以外に置いた時に弱いのと託宣と相性が悪く手札が枯渇する原因にもなりやすい為不採用。
入れるなら託宣抜きのテンポ型を推奨。


《堅殻のドラゴスネーク》
託宣無しのテンポ型の武装ドラゴンによく採用されているカードその2
進化ターン前にドラゴウェポンとセットで置けば破格の強さを誇るが、中盤以降は役割が持てないのが弱み。
それと基本3.4ターン目のどちらかに置くため、置いたゲームは1ターン目か4ターン目にハンマードラゴニュートを置けてないと5ターン目に武装カウントが4溜まってない事が多い。
託宣とも相性が悪いので不採用。
入れるなら託宣抜きのテンポ型を推奨。


《亀裂の盗人》
1枚で武装カウントを2貯めれる可能性があって手札の武装カードを温存出来るのが強み。
突進持ちなので5ターン目に武装カウントを3止めさせられた時に相手の意表を付けて武装カウントを貯められる。
弱くはないが、フレイアからのサーチに引っかかるのと強く使える時が限定的なので不採用。


《干絶の飢餓・ギルネリーゼ》
後攻は託宣のテンポロスで失ったライフを戻してくれて弱くはないが、先攻時2/2バニラとしての扱いがほとんどだったので不採用。
ドラゴンミラーが多発する環境になれば直接召喚が強いので採用の価値はあり。


《ブリザードハート・フィルレイン》
序盤の1/3必殺は盤面の取り合いに非常に強いが、逆に必殺が武装カウントの進みを遅らせる原因にもなる。
筆者はリソースも重要と考えている為、竜壊の剣士を採用している。
覚醒時の効果は唯一無二の物であるためコンボデッキが増加するなら採用の価値はあり。


《独尊竜・スーロン》
単体性能は申し分ないが、このデッキと色々とかみ合ってない。
先攻時はPPブーストするのが最速5ターン目で攻めたいターンと被って使いにくい。
後攻時は4ターン目にブースト出来るが、3コストなのでそれまでにハンマードラゴニュートを絡めないと返しのターンで武装カウントが4溜まらない事が多い。
タイプが宴楽でフレイアからのサーチに引っかかる。
以上の理由から不採用。


《メチャカワ傭兵・フィーナ》
回復を抑えられて環境に合っているように見える…が
3コストなのが非常に使いにくいのと、基本ブラストモードとセットでしか使えないのと、後続に打点がある前提で尚且つ攻めている時にしか強くなく、使える場面が限定的。
メリットより手札で腐ってるデメリットの方が多いと判断して不採用。

・ドラゴウェポンとレーヴァテインの使い方

基礎的な説明で初心者以外の方は飛ばしてもらっても大丈夫です。

《ドラゴウェポン》
武装カードから生まれるトークン。序盤は非武装フォロワーに付けて武装カウントを稼いでいく、ドラゴンブリーダー、フレイア、メタトロン、竜壊の剣士、バイヴカハなど。ドラゴウェポンが余りそうな時や上踏みしたい時や体力を上げて生存させたい時など武装フォロワーに付ける事がありますが、そうするかどうかの選択は対面から何が飛んでくるかを見極める必要があるので実は最適に使うのが難しい。
迷ったら2.3枚残して使うようにすれば余りまくるなんてことはなくなると思います。

武装使い初めにある悪い例(笑)


《レーヴァテインドラゴン》
基本武装カウントが4溜まってから使います。
武装カウントが3以下の時に投げる時も稀にありますが、デカいドラグニルと覚えておけば大丈夫です。
気をつけたいのが強制的に手札のドラゴウェポンを消費してしまう事。
進化時に戻ってきますが、バイヴカハの3回進化を起動させたい時はドラゴウェポンを出してからプレイしましょう。


《レーヴァテインドラゴン・ディフェンスモード》
基本これか、ブラストモードをチョイスします。
チョイスの基準は、
受けに回らないといけない。
ライフを回復したい。
リソースが欲しい。
ディフェンスモードが生存してターンが返ってくる可能性がある。
などの場合はディフェンスモードをチョイスする事をオススメします。


《レーヴァテインドラゴン・ブラストモード》
基本これか、ディフェンスモードをチョイスします。
チョイスの基準は、
攻めてる時。
回復したPPで何かをくっつけたい時。
次ターンでリーサルが見えている時。
などの場合はブラストモードをチョイスする事をオススメします。


《レーヴァテインドラゴン・アタックモード》
基本使いません!
フォルテが生存した時に守護2面以上が立ってて守護突破に使いたい時くらいです。
頭の片隅にいれておく程度でいいです。

レーヴァテインドラゴンの無料進化について

デッキにバイヴカハやドラグニルが入っている関係上、進化権を消費した方がいい場合があります。進化権を毎ターン消費していく事によってバイヴカハの福音を手に入れるターンが早まるからです。
とは言え対戦相手のデッキに天使の恩寵が入っていたり、終盤に進化権が足りなくなるなんて事も発生するので、手札や盤面、対戦相手のデッキタイプを見ながら考えましょう。

あえて進化権を使って6/10のディフェンスモードを立てた場面。
手札にバイヴカハはないがその後のドロー込みで引ける可能性があるのと、
相手の連携が溜まっていなかったので6/10処理がきつい読み

・マリガン

単キープするカードは6種類です。
何枚でも持つ:ハンマードラゴニュート
1枚まで:竜の託宣、ランスリザード
隣のカードや対面次第で複数枚持つ:ドラゴニックアーマー、ドラグニル、俊刃のドラゴニュート

セットキープor対面によって単キするカードは5種類です。

対面によって単キするカード:レーヴァテインドラゴン
財宝、ウィッチ、ラスワネクロ対面以外。

セットキープ:メタトロン、フレイア、竜壊の剣士、バイヴカハ、レーヴァテインドラゴン
非武装フォロワー4種類は単キカード2種類がある時にバランスを見てキープするかを決めます。
これは所謂3枚セットキープで無限にパターンが存在するので1~4ターン目までの動きを想像して持つ持たないを判断します。
持つ例:アーマー+ランス+フレイア(1ターン目~3ターン目までの動きが確保出来ている)
持たない例:ハンマードラゴニュート+ランス+バイヴカハ(武装カウントを効率よく稼げる保証がない)

対面によっては武装フォロワー+非武装フォロワーの2枚セットキープする場合もあります。
例:先攻ドラグニル+バイヴカハ(ドラグニルが生存する可能性が高い対面)
例:後攻俊刃のドラゴニュート+メタトロン(相手のフォロワーを除去しつつ、メタトロンに進化を切れる可能性がある対面)

レーヴァテインドラゴンのセットキープに関しては
アーマー+レーヴァ
1or2コス武装フォロワー+レーヴァ
などの序盤動きが確保出来ればキープします。

ランスリザード+託宣のセットキープについて

2ターン目に託宣、3ターン目にランスをプレイする想定なら1PP余ってバランスが悪いんじゃないの?と思う方はいらっしゃると思います。(特に後攻)
正直これは筆者の中でも結論が出ていなくこのキープが正しい!と言える自信はないです。
ただキープした先の経験上、託宣後に3+1や2+2で動けたり、そもそも2tに武装フォロワーを引いて託宣を撃たずに2+ランスで動いたりと、繋がるケースが多かったのでキープ対象にしています。

後攻メタトロンの単キープについて

これも疑問に思う方が居そうなので。
理由は単純にPPブーストより武装カウントを貯める方が重要だと思っている為、単キープはしてません。

・相性認識

筆者が使用しているデッキリストでの各対面の相性認識です。
参考にしてる部分は主に、
Ratings for シャドウバース
JCG
知り合いとのルームマッチ
ランクマッチ(競技シーンで見る事が少ないデッキのみ)
での対戦で、対戦相手の練度がある程度高く対武装ドラに対しても知識がある想定での相性になります。
あくまで参考程度にお願いします。

対ホズミエルフ 70%
対財宝ロイヤル 45~50%
対八獄ウィッチ 40%
対スペルウィッチ 35%
対チェスウィッチ 60%
対ディスカードドラゴン 60%
対武装ドラゴン(テンポ型)45%
対バハムートコントロールドラゴン 50%
対ラストワードネクロマンサー 55~60%
対狂乱ヴァンパイア 65%
対結晶ビショップ 55%
対人形ネメシス 60~65%
対アークネメシス 60%

Ratings for シャドウバースでの戦績では対財宝ロイヤルに65%出ているものの財宝ロイヤル側のプレイが非常に難しく、極めたら財宝に分があると判断し微不利~五分でつけています。
ロイヤルウィッチ環境であれば立ち位置はそこまでよくないもののその他のデッキに対しては有利マッチが多いので、雑多環境、チーム戦のBO9、ランクマッチ等で使う価値があるデッキだと思います。

・各対面の立ち回り方、コツ

競技シーンで当たる事が多いデッキとミラーのみ解説していきます。

対ホズミエルフ

最近流行りのマガチヨホズミに関しては筆者の知識が疎いので通常のホズミエルフでの想定になります。
対ホズミエルフの基礎的な知識として相手の4プレイホズミ前にフォロワーを並べすぎない、(並べすぎるとウィムエルのコストが0になる)が挙げられると思いますが、こちらは武装カウントを進めなきゃ打点が出せない都合上、フォロワーは通常通り展開していきます。
ただ、並べすぎには注意で理想はコスモスファングでバウンスされた後武装カウントが4になるのが理想です。
4プレイホズミ後は7/8のコスモスファングをブラストモード+ブリーダーで8/8を立てて上踏みしたり、ブラストモード+ドラゴウェポン+俊刃で取るのが理想です。

ホズミ後は7/8のコスモスファングを如何に楽に取れるかと打点を詰めれるかにかかってる。
スクショではホズミ後の5ターン目にフレイア+ブラスト+ブリーダー+ハンマーの11点が出せて、次のターンもフォルテ+ランスの10点が控えてるので、回復を要求してて理想的な形。

ホズミで戻されたあと打点を燃えないようにするのも重要でフォロワーを出す順番にも注意が必要です。上のスクショではドラグニルが燃えますが、1/4守護がライフを守ってくれる可能性を考慮して先にメタトロンをプレイにしてます。
この対面で1つ気を付けたいのがホズミ本体進化+バウンスです。
ホズミ進化の変身は武装カウントが進まないです。
上のスクショで最後にドラゴウェポンを置くとロックされる可能性があるので注意が必要です。
とは言え対策という対策はなく、PPブーストをしてフォルテを構えられるようにしておくorフォロワーの強さを散らすくらいです。
簡単にまとめると
①フォロワーは並べていい
②4プレイホズミ後の手札調整
③7/8コスモスファングへの対策
④余裕があればホズミ本体進化された場合を考える
を考慮しながらプレイすれば勝率は上がると思います。

対財宝ロイヤル

序盤の攻防が非常に重要なマッチで5ターン目には実質勝負が決している事が多いマッチアップです。
先に攻めれている側が基本有利で守りに入ったら武装側は捲るのが非常に難しいです。
レーヴァテインを単キープ対象から外してるのもそれが理由です。
基本は武装カウントを貯めつつ、ドラゴウェポンが余っている状況なら積極的に使用して有利トレードを仕掛けたり、砲手で盤面が崩壊しない工夫も必要です。
とは言え序盤の択はそれほど多くなく、財宝側のプレイに依存しがちで再現性も少ない為臨機応変に立ち回る必要があります。
5~6ターン目は攻めれているか押されている+手札の打点の有無でレーヴァテインのチョイス先も変わってきます。
打点が20点以上ある場合でもギルネリーゼ+空絶でライフが戻される可能性もありますし必ずしも攻めれてる時にブラスト+αが正解とも限らないです。
手札にフォルテ+ウェポンorブリーダーが複数枚あるのであれば、ディフェンスモード→フォルテでフォルテを通りやすくするのも手です。
押されている場合は割り切りも必要になってきます。
盤面を無視しブラスト+αを通して回復がなければ勝ちの択やフォルテでバルバロスがなければ勝ちを狙うなど。
あとは公開情報のカードを忘れずにチェックしておきましょう。
7/8ブラストを立てれたけど首飾りor小剣を忘れてて7/7を立ててギルネリーゼ+財宝で取られたとかありがちです。
それとこれは対財宝だけではないですが、バイヴカハの福音を拾う為にレーヴァテインがEP消費なしで進化を切れる状況であっても、ウェポンを出してあえてEPを消費した方がいい事があるのは覚えておいて損はないです。スタッツを上げるだけでも処理に困ってくれる事もあります。
簡単にまとめると
①序盤の攻防が大事
②レーヴァテインのチョイス
③公開情報のチェック
④割り切り
が重要です。
正直何を選ぶのが正解かは無いと思っているので、自分が実践で選んだ択を理由込みで何枚か貼りますので参考程度にして頂けたら幸いです。

守護の裏に処理強要フォロワー(大参謀、オクトリス、砲手など)を立てられた場合、
メタトロンに進化を切れなくてドラグニルに進化を切りそう。相手の動きが弱かった時にメタトロンに進化を切れそう。メタトロンとドラグニルは残しておきたい。
竜壊の剣士はドローが出来るが結局1/4が取れない&砲手がメタトロン当てからの杯がきつい。
フレイアからランスが上踏み出来て俊刃でもぎり悪くない。
などの理由でフレイアを選択。
武装カウントは2
メタトロン2枚を武装化してもレーヴァテインがない&次のくっつきも微妙。
ルパン進化で武装が剝がされる可能性もあり、こちらの勝ち筋を見た時にフォルテを通すしかないと判断し、ドラゴウェポンを使わずにメタトロン×2を選択。
メタトロンが4ターン目まで生存する保証がないのとフォルテが見えててメタトロンに進化を切りたい。次のランスで最低限の処理は出来ると判断しアーマーを選択。
武装カウントは4
ブラストは後続の打点がなく無しよりの考え。
実践択はディフェンスモード→スマッシュの6/8立てで生存して勝ちだったが、
先にスマッシュを先撃ちし6/9なら仮にマキシマムからのルパンが出ても取られなかったので体力9立てが良かった場面。
武装カウントは1。ドラズエルアクセラから託宣をドロー。
俊刃なら顔を殴れる可能性があって、託宣なら次のトップが3コスなら2+3で動ける。
顔を殴れる権利が欲しかったのと、トップが2コス以下なら得をする事から俊刃を選択。

対八獄ウィッチ

これも財宝ロイヤルほどではないですが序盤の攻防が大事になってくるマッチアップです。序盤の攻防次第で5ターン目以降の動きやすさが大分変ってきます。財宝と違う点は比較的動きを読みやすい事です。基本実験体をだして、状況によってはウーラノスや神鳥で処理してくる時もあるくらいです。

序盤はメタトロンの守護だったり、上踏みする行為が強い。
ドラグニル+バイヴカハで体力3を作る動きも有効。

中盤以降はフォルテが強力で八獄ウィッチ側は返す手段がセフィー進化しかありません。5ターン目の早期フォルテは実験体カウントが進んで無い事がほとんどなので取られる前提で投げるのも1つの手です。勿論進化権を吐かせてからが理想ですが、対戦相手が武装ドラゴンの理解があると最後の1つを切ってもらえない事があります。ブラストorディフェンスで進化権を釣るのも有効です。色んなやり方でフォルテを強く使うのが勝率を上げるポイントだと思ってます。
相手の処理範囲を知っておくだけでも全然違ってきます。

序盤の体力3:実験体や神鳥で取られない。ウーラノスで取られる。
中盤の体力5:忘我の才媛+2/2実験体で取られる。
中盤の体力6:忘我の才媛+2/2実験体で取られない。ギルネで取られる。
中盤の体力7:ギルネで取られない。ギルネ+バイヴカハで取られる。
中盤の体力8:ギルネ+バイヴカハで取られない。ギルネ+ウーラノスで取られる。

実験体が5/5まで育つと場残りは期待出来ないのでなるべく早期に決めたいマッチです。
簡単にまとめると
①序盤の攻防が大事
②フォルテを強く使う
③相手の処理範囲を知っておく
事が重要です。

対スペルウィッチ

筆者が思う一番の不利マッチです。
能力調整によって崇拝者から管弦に変わった事によって以前は有利マッチ認識でしたが、ブレードレインを絡んだ管弦のドレインが重すぎて不利になりました。
先攻20%後攻55%くらいの認識です。

RAGEday1の悲しみのシーン

ただ環境の変化でスペルウィッチの数が減ってきているので追い風でもあります。
基本はフォロワーを並べ続けて殴れる時に殴ってブラストorフォルテで詰めきりを狙います。
武装カウントが4になるかは相手の処理札次第で、全処理されたら4になるけど1/4のフレイアだけ生存したり、チャームマジックで止められたりで武装カウントを3止めされる事が多いです。
ので5ターン目の動きが武装カウント4に依存しがちな時は4ターン目に出来るだけ展開した方がいい場合があります。
託宣は3ターン目に2+2、4ターン目に2+3、5ターン目にフォルテを投げれるようになったりでマリガンでキープはするのですが、そういった動きが確約されてない場合は撃たない方がいい場合が多いです。
例:手札に2コス2枚がなくて、ドラグニル+バイヴカハ、ドラグニル+ランスがある
これは他の対面でも同じなのですが、序盤の削りが重要なスペルウィッチは特にそうで2ターン目に託宣を撃つかどうかは毎回手札と相談しましょう。
簡単にまとめると
①1/4残しやチャームケアでフォロワーはなるべく展開する
②託宣を2ターン目に使うかはじっくり考える

正直プレイで捲る方法は少なく相手のプレイに依存しがちで、基本委ねる形になります。

対ディスカードドラゴン

基本武装側が攻めてディスカード側は守るマッチです。
序盤の横並べは有効です。
相手はスーロンに進化を切りたいはずなので武装3止めされるケースも少なめ。

2ターン目を託宣一点読みするなら俊刃が正解だが、ノルブラや怪力を考えるとフレイアが丸い。
3/2立てはフォルテの弾がなくなりそうで無しより。


このマッチもフォルテが刺さる対面で基本ドラズエルでスタッツを下げるくらいしか相手は対処法がありません。(傷がついているとフィルレインで取られる)
ただこちらもドラズエルが重く処理に手こずると攻守が逆転して一気に不利になります。
7PP以降は常にドラズエルが飛んできた場合を考えましょう。
ブラストでドラズエルを釣ってからフォルテを通すのが理想ですが、こちらもPPを沢山使えないと出来ないので大体の場合は1ターン跨いで投げる事が多いです。大体ドラグニル進化で返すことが多い。

ブラスト→ドラズエル進化7/8残り
7~8PPあればフォルテ進化→余った3~4PPでハンマー、俊刃、ランス、竜壊の複数の組み合わせで突破出来る。
ドラゴウェポンかブリーダーが3枚以上あれば、
6PPフォルテ→俊刃進化で突破出来る。

1ターン跨ぐのが致命的な状況であれば先にフォルテを投げて2/2ファイターとして使うのも手です。通ればそれはそれで勝ちなので。
ドラズエル以外で注意すべき点は、フィルレインとギルネリーゼです。
フィルレインは0コストのドラゴウェポンが1コストになるので要注意です。
7PP以降は常に意識して予め前のターンにウェポンを出しておきましょう。
(特にフォルテを次のターン出そうと考えてる時)
ギルネに関しては直接召喚が問題で終盤に託宣を使うのは注意が必要です。
JCGのようなデッキ公開制で入ってないとわかれば問題ないですが、
デッキ非公開制では本当に託宣をドローで使っていいか慎重に考えましょう。序盤のPPブーストに関しては手数が増えてやれる事が増えるので問題ないです。
簡単にまとめると
①序盤の横並べは有効
②ドラズエルとの向き合い方
③フォルテの通し方
④フィルレインのケアやギルネの有無

を意識すればいいと思います。

対武装ドラゴン(テンポ型)

あまり競技シーンでは発生しないマッチではありますが、一応記載したいと思います。
相性認識の項目で45%と付けた理由は、託宣とドラゴスネークの差です。
この対面はPPブーストするよりも序盤のボードを制圧出来るドラゴスネークの方が有効と考えてるからです。
このマッチで一番重要なポイントは先に武装カウントを4に出来るかどうかです
特に相手が先攻の場合に5ターン目ブラストスタートされるとその打点が致命傷になり大体負けます。
何ならディフェンスモードの6/8が取れなくて負けます。
一応アタックモードで取れますが相手だけ2ドローしてるのでその場しのぎにしかなってない事が多いです。
なので進化権をあえて使わなかったり、攻撃力を3までに留めて相手の1/4フレイアを自害させなかったり、メタトロンを1/5守護として相手の自害を妨害したりするのが重要になってきます。

こちらの武装カウントは2。相手は3。
竜壊が倒れれば4になるがメタトロンで妨害してレーヴァテインをケア。

あとはフォルテを投げる際に横に何かフォロワーを置くことが出来れば返しのフォルテケアにも一応なります。
ドラズエルはPPブースト出来ているならアクセラでは使わず本体で使う事を推奨します。4枚目のディフェンスのような活躍が期待出来ます。
長引けばリソースの差で有利なのでスクショのような手札の場合は耐久を狙いましょう。
簡単にまとめると
①先に武装カウントを4にするor相手の武装カウントを3止めする
②フォルテを投げる場合は横にフォロワーを置く

似たような手札の質ではどうしても先攻有利感は否めないですが捲る手段は存在するので頑張りましょう。

対ラストワードネクロマンサー

最近評価され始めてるデッキです。
お互いキルターンが早く似たような性質のデッキのため殴り合いになる事が多いです。
受けに回るとラスワを稼がれて相手のペースになるので序盤の盤面作りが重要になります。そのためレーヴァテインも単キープから外してます。
武装カウントを意識するのも大事ですが、盤面の強さを優先した方がいい時も多数存在します。
例:3ターン目のフギンムニンに対して、ドラゴウェポンを使用して3/3のランスで処理してもう片方のフギンムニンだけでは取られないようにする。
2ターン目の託宣に限ってもテンポロスに繋がるなら撃たない事がいい時もあります。感覚で言うなら対スペルウィッチに近いです。
例:1+2+3とフォロワーが置ける状況だったり、ドラグニル+バイヴカハorランスなど。
特にネクロ側のリストが2コストの奈落の軍曹が減ってる傾向にあるため、序盤に置いたフォロワーがずっと生存している状況も珍しくありません。
ラストワードネクロマンサーはラスワ5になってから急に処理性能が上がるデッキなので自分からフォロワーに当たりに行く展開は極力避けましょう。
簡単にまとめると
①序盤の盤面作り
②顔に行く意識
③託宣の使い方

を意識すれば勝率は上がると思います。

対人形ネメシス

最近は使用率が減っている傾向にあります。
人形ネメシスの主な動きは、序盤はカシムや人形を絡めて盤面を制圧していき、中盤以降はオーキスやキルザエルなどのカードで押し込んでいく形が基本となります。
突然の大打撃はトップの掌握者くらいで比較的動きを読みやすいデッキです。
弱点は急なリーサル手段がない事と回復手段が少ない事です。
ので序盤はカシムを絡めた動きに対処してライフを守るのが重要になってきます。5ターン目には武装4カウントを稼いでディフェンスモードか、押し込めるならブラストで圧をかけたいです。
又PPブースト出来ているなら武装カウントを後回しにしてフォルテ着地を狙うのも手です。
ディフェンスもフォルテも5ターン目なら取る手段は掌握者のランダム要素くらいでたまに入っている機構の撃ち手も共鳴という条件付きなので基本取られません。

共鳴状態なら能力を全て失わせる事が出来る。
ただ残り3PPで残りの体力を削る必要があるので要求値はそれなりに高い。

一応アブソリュート・チェイストも取れますが撃ち手と同じ確定枠じゃないのとコストが下がってないケースも多々あると思います。
余裕があれば破壊数をチェックしておきましょう。
7PP以降はキルザエルで盤面除去+顔詰めも狙ってきて苦しくなるので
キルザエルの返しで勝つか、それより前のターンで決着をつけるのが理想です。
簡単にまとめると
①序盤はカシム人形の動きに対応してライフカットを目指す
②フォルテ、ディフェンスモードを早めに通す
③キルザエルの返しまでのリーサルを狙う

序盤さえ凌げれば比較的楽なマッチだと思います。

対アークネメシス

このデッキも徐々に数を減らしてきています。
アークでライフ上限やリソースを確保しつつバハムートやギルネの直接召喚で詰ませにくるデッキです。
アークの性質上後攻がめっぽう強いデッキで、先攻を取った場合進化権の数を何とか同じにしたいですが、オリヴィエが3投されてるので早々うまくいきません。
ので自分の動きをしっかり通すのが重要になってきます。
ただ序盤に圧をかければ進化ターンに進化を切らせてその後武装カウントが4に出来ればドラグニルやレーヴァテインでEPの差が開くことなく立ち回れます。
この対面は人形ネメシスより遥かにフォルテが生存しやすくて非常に重要です。序盤中盤の取れる手段が掌握者のランダムと機構の撃ち手のみです。
どちらも入ってる枚数は各2枚くらいなので、積極的に狙っていきましょう

武装カウントは2
この対面はディフェンスよりもフォルテの方が取られないので早期フォルテは狙っていきたい。
託宣俊刃を選択。

ただダメージカットは神器鳴動や大いなる意志でよくされます。
それでも大体キルザエルのターンまではよく生存します。
キルザエル自身も2枚入ってれば多いほうで人形ネメシスより盤面の圧がないので3面以上立てて対策しやすいです。
つまりフォルテを如何に通すかが重要なマッチになってきます。
後攻を引いた場合はアークをアクティブにしないように心がければ相手の方がリソースが枯れたりして楽に立ち回れるはずです。
1ターンに何十点も回復出来るデッキじゃないので徐々に削っていきましょう。ブラストもダメージカットされたり、シオンのスペルで無効化されるので通せる時に通すのもアリです。
簡単にまとめると
①フォルテを早めに着地させる
②先攻の場合、序盤に圧をかけて進化ターンに進化を使わせる
③後攻の場合、進化権の差には気を付ける

のが重要になってきます。

・直近のランクマッチ戦績

1/9からRatings for シャドウバースやルームマッチがメインでランクマッチはほとんどやってなかったので、ランクマッチ環境でも勝てるかどうか30戦ほどプレイしてみました。

途中18連勝を達成

結果は26勝4敗でランクマッチでも問題なく勝てました。

・RAGEDay2に託宣入り武装ドラゴンを持ち込むべきかどうか

Day2も近くてデッキ選択を迷ってる方は大勢いらっしゃると思います。
筆者の結論を先に言います。
練度が高ければ持ち込み検討低ければ持つべきではないです
武装ドラゴンを触り初めだったり、この記事を読んで初めて気づく事が多数あった方はオススメしません。
他のデッキと比べて簡単な部類のデッキタイプなのは間違いないですが、それでも託宣の切り方、ドラゴウェポンの使い方、レーヴァテインのチョイス先、顔に行くかトレードするかの判断などの細かい部分は難しいからです。
使いこなせるようになるまで流石に時間が足りないと思います。
逆に記事の内容をすでに熟知してたり、環境TOPの財宝ロイヤルや八獄ウィッチに対してやれている認識なら是非オススメしたいです!

・おわりに

本記事は以上となります。
いかがでしたか?
筆者はこのデッキを環境初期から使っていて飽きる事なく現在も使用しております。
元々攻めるデッキやじっくり考えられるデッキが好きなので性に合ってたかもしれません。
何より使ってて楽しいのでより多くの人に触ってもらいたいという気持ちから筆を執った次第です。
良かったら記事を拡散していただけると嬉しいです。

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色んな感想が聞きたいです。
最近はオフシーズンという事もあり配信もちょくちょくYoutubeでやってます。良かったら見に来ていただけると幸いです。


最後に、冒頭でも書きましたが本記事は投げ銭方式になっておりますのでこの先は何もありません。もし記事が参考になったという方がいましたらご支援のほどよろしくお願いします。筆者のモチベアップに繋がります。

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